尾崎英子のレビュー一覧

  • たこせんと蜻蛉玉(とんぼだま)

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    許せないと思うほど思い入れがあるものがあることも幸せ、それもそうかもなと感じました。
    身軽でたくさんの経験をすることも魅力的ですが、どちらも素敵なことかなと思えた話でした。

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    2023年07月30日
  • 私たちの願いは、いつも。

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    3人の同級生達の日常に抱えるそれぞれの悩みが、神社に住むと言われる「小さいおじさん」の存在を軸に、展開されてゆく。
    もしかしたら、電車の同じ車両に乗りあわせた赤の他人が、この小説の登場人物3人であってもおかしくはないのかもしれない…と感じさせられてしまいました。

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    2023年07月08日
  • きみの鐘が鳴る

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    中学受験を題材にした小説の中でも、ソフトなタイプにあたると思う。
    東京の受験が加熱していると感じるが、今のままで良いのかな?
    むしろ、周りが受験をしている人が多いから、中学受験をする側より「しない」側の方が色々な葛藤があるんじゃないかと思う。「しない」側の小説が読みたい。
    (受験させないと何となく不安だから受験させる親も多いと思う。確固たる理由がある受験生ってそんなに多いかな?)
    なお、2022年11月が第一刷なので、小学生のみんなの描写が現代風で良かった。

    下記の表現は、新卒で入った部署でパワハラされていた時に私が考えていたことと 全く同じ!その時は上手く言葉で表現出来なかったんだけど、ま

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    2023年06月20日
  • 私たちの願いは、いつも。

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    3人の女性が出てくるけど、近いようで遠い関わりが新しく感じた。
    曜子のお兄さん、棟梁の北尾に好感!
    淡々と面白かった。

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    2023年03月23日
  • きみの鐘が鳴る

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    さまざまな個性を持った小学6年生の中学受験の物語。
    今のこの時期、受験シーズン真っ只中。
    受験生は、熾烈な競争の中にいるんだろう。

    私自身、中学受験の経験もなければ子どもたちにもない。
    なので負担もなければ、苦労したということもない。
    だけど行きたい学校や将来の目標があれば応援したのかもしれない。

    中学受験は親と子の気持ちが大切だと思った。

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    2023年01月23日
  • たこせんと蜻蛉玉(とんぼだま)

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    ネタバレ

    夫と死別した主人公の息子は不登校の小学生。
    イマジナリーフレンドと会話をし、宇宙人がスカイツリーの上にやってくると言う息子が最後の晩餐に食べたいのはかつ丼だそうだけど、淡路島出身の主人公が食べたいのはあのころ好きだった男の子と一緒に食べたたこせん。
    タイトルにあるトンボ玉は彼にもらったベネチアングラスのものだ。
    精密検査に行った病院で高校時代の同級生に再会する。
    彼女とは大きなしこりを残したまま別れたはずなのに笑顔で話しかけてこられてつい付き合いが再開する。。。

    「ここは退屈むかえにきて」に少しばかり似てるかな、と感じる。
    でもここは退屈~は主人公の女の子に共感できたのにこの小説は男の子のほ

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    2022年09月13日
  • ホテルメドゥーサ

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    ネタバレ

    異次元に引き寄せられフィンランドのホテルに集まる4人の日本人。

    矢野は人を殺したかもしれなくて異次元に行きたいしきららはこの世界が自分にはあってないと思って異次元に行きたい。

    典江は幼少期にすでに異次元の人と会っていて導かれるようにここに来てる。
    燕は亡き妻に会いたくて異次元にいきたい。

    それぞれ理由がありつつもくらげキャラメルなど4人は何かしら繋がっていて集まるべくして集まってる。

    最終的には典江と燕のみが異次元にいく選択をすふが、異次元の様子は描かれてなくて読者が想像する無限の異次元が広がっているのが良い。

    結局は矢野は人を殺してなかった。きららに関してはその後どうなるのかは分か

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    2022年07月19日
  • ホテルメドゥーサ

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    表紙の可愛らしさにやられ手に取りました。それぞれの人生の回想シーンは山あり谷ありですが、全体的にのんびりと穏やかな空気が漂っており、ああ、フィンランド良き!

    向こうの世界の様子が事細かに書かれていないのが、深い霧に包まれた酸素の濃い森に隠されているようで素敵でした。

    私も人生に迷いと後悔しかないので、一度ホテルメドゥーサに行こうと思います。

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    2022年06月09日
  • たこせんと蜻蛉玉(とんぼだま)

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    高校時代の友人、初恋の人、病死してしまった夫、不登校の息子…
    色んな人との確執を、大人になってからでも乗り越えていけるのだと教えてもらった。時が経っていても、「いまさら…」と思うことはない。何も遅いことはない。ずっとわだかまっていたものが浄化されるようなお話だった。

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    2022年06月02日
  • ホテルメドゥーサ

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    フィンランドのホテルに日本人4人が異次元目当てで集まる話。集まった経緯がわかってくると異次元もホンモノかもと思えて、良い意味でひねりがなくシンプルに面白かった。

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    2022年02月26日
  • ホテルメドゥーサ

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    ネタバレ

    北欧・フィンランドの森。
    残念ながら一度も訪れたことはないけれど、映画『かもめ食堂』で観たことならある。
    深くて濃い緑に溢れ、張り詰めた空気が漂い森全体が静まりかえる。空から微かに降り注ぐ木漏れ日が辺りを柔らかく包み込む。神聖で神秘的な空間。
    そんなアルファ波がたくさん発生しそうな場所になら、異次元へ繋がるドアがあってもおかしくない。

    人生をやり直したい、と心から願う4人の日本人が時を同じくして、何か不思議な力に導かれるようにはるばるフィンランドの森の中に佇む"ホテルメドゥーサ"に集まった。
    いざ異次元へ、となった時、本当に行くべきか悩む4人が森の中で話し合う。
    年齢も性

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    2021年05月13日
  • 有村家のその日まで

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    気持ちは分かりますけど仁子さん
    ここまで周りを振り回せないですよね
    68歳
    家族がいい人過ぎて ちょっとイラッ
    癌の治療 うーん
    私だったら うーん

    ≪ その日まで 静かに過ごす 重すぎて ≫

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    2019年03月30日