矢野利裕のレビュー一覧
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それなりの期間を生きてきた人は、自分というものを持っている。著者もそうなのだが、彼は批評家という立場でもあるのであって、そういう意味では感覚を言葉にする技術にはたけている。そんな彼が教師という立場から、学校というものを批評する。教育論、というのとは違う気がする。いろいろと語られているが、おもしろいのは、そこにいる人たちについての描写だ。
この本の中で試みられているのは、人や出来事と接したときに、著者自身が受けた印象や感覚といったものを、自分の考え方や知識といったものをもとに批評しつつ、なにかを受け入れたり発見したりするという工程だ。それは未知の体験、カオスであったものを丁寧に受け入れて分析する -
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面白いタイトル。紹介されていて購入。
現在の勤務校で働いて一年目、大地讃頌の歌の練習で「君たちの歌声は全然大地に根差していない!」と言った台詞に対し、このように述べる。
「自分が生徒だったらムカつくかもなと思いながらも、1年目の新米教員としては『よくこんな言葉がスラスラと出てくるなあ。しかも、講堂に響き渡る大声で』と、感心せざるをえなかった。
こういう言葉を聞くと、教員としての身体を獲得している人だな、と思う。このような教員的身体に対しては、どこか嘘くささを感じて反発する人もいると想像するが(僕も学生時代はそうだった)、一方で、こういう大仰な身体性こそがある種の信頼を育んだりすることもある -
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに
第1章 ジャニーズとはなにか
第2章 ジャニーズ結成~初代ジャニーズ、フォーリーブス
第3章 郷ひろみからディスコへ~郷ひろみ、田原俊彦、少年隊
第4章 それぞれのアメリカ~冬の時代、近藤真彦、ザ・グッバイ
第5章 80年代とジャパニズム~シブがき隊、光GENJI、忍者、関ジャニ∞
第6章 SMAPが開拓した道~SMAP、TOKIO、V6、Kinki Kids
第7章 ジャニーズがもたらしたもの~嵐、次世代、そして再びSMAP
おわりに
<内容>
ジャニーズ事務所のアイドルの歴史を追いかけながら、日本の音楽の歴史を語るもの。社会学書というよりも音楽書のような