矢野利裕のレビュー一覧

  • 学校するからだ

    Posted by ブクログ

    それなりの期間を生きてきた人は、自分というものを持っている。著者もそうなのだが、彼は批評家という立場でもあるのであって、そういう意味では感覚を言葉にする技術にはたけている。そんな彼が教師という立場から、学校というものを批評する。教育論、というのとは違う気がする。いろいろと語られているが、おもしろいのは、そこにいる人たちについての描写だ。
    この本の中で試みられているのは、人や出来事と接したときに、著者自身が受けた印象や感覚といったものを、自分の考え方や知識といったものをもとに批評しつつ、なにかを受け入れたり発見したりするという工程だ。それは未知の体験、カオスであったものを丁寧に受け入れて分析する

    0
    2023年04月23日
  • 学校するからだ

    Posted by ブクログ

    面白いタイトル。紹介されていて購入。

    現在の勤務校で働いて一年目、大地讃頌の歌の練習で「君たちの歌声は全然大地に根差していない!」と言った台詞に対し、このように述べる。

    「自分が生徒だったらムカつくかもなと思いながらも、1年目の新米教員としては『よくこんな言葉がスラスラと出てくるなあ。しかも、講堂に響き渡る大声で』と、感心せざるをえなかった。
    こういう言葉を聞くと、教員としての身体を獲得している人だな、と思う。このような教員的身体に対しては、どこか嘘くささを感じて反発する人もいると想像するが(僕も学生時代はそうだった)、一方で、こういう大仰な身体性こそがある種の信頼を育んだりすることもある

    0
    2023年03月08日
  • ジャニーズと日本

    Posted by ブクログ

    あなたの知らないジャニーズの歴史がここに。

    ジャニーズが何を求めてきたのか。何を表現しようとしてきたのか。そのすべてはわからないけれど、ジャニー喜多川氏のルーツがアメリカにあることからのアメリカ的なショービジネス志向やジャポニズムは、説明を受けるとなるほどと思うことも。

    この本が出た後にジャニーズ事務所は大きな変化があった。今も激動している。ここからが正念場なのでは、と思う。

    0
    2020年07月11日
  • ジャニーズと日本

    Posted by ブクログ

    ジャニー氏のアメリカ的ルーツからジャニーズにおける「王道」が定義づけられているのがおもしろい。Johnny's WorldとかABC座のトンチキさが理解できたような気になれるよ!☆
    が、筆者はSMAPに思い入れがあるのでしょう、(2016年12月刊でまだ三人の退所も決まっていない頃)後半はそんな「王道」ではないからこそ最初で最後の「国民的」アイドルになった彼らの処遇についての私怨がにじみでててもったいないと感じた。

    0
    2018年01月12日
  • ジャニーズと日本

    Posted by ブクログ

    なかなか。
    ジャニーズ事務所の歴史が知りたくて読んでみた。
    ジャニー喜多川さんはアメリカ人だったんだ。
    宝塚に影響を受け、メンバーの教育に力を入れているとか。
    アメリカと日本の良いとこどり、柔軟な対応が今につながっているのか。
    まだ、お元気らしいが、高齢でもあり、次世代でどうなるかが難しいそう。

    0
    2017年02月04日
  • ジャニーズと日本

    Posted by ブクログ

    <目次>
    はじめに
    第1章  ジャニーズとはなにか
    第2章  ジャニーズ結成~初代ジャニーズ、フォーリーブス
    第3章  郷ひろみからディスコへ~郷ひろみ、田原俊彦、少年隊
    第4章  それぞれのアメリカ~冬の時代、近藤真彦、ザ・グッバイ
    第5章  80年代とジャパニズム~シブがき隊、光GENJI、忍者、関ジャニ∞
    第6章  SMAPが開拓した道~SMAP、TOKIO、V6、Kinki Kids
    第7章  ジャニーズがもたらしたもの~嵐、次世代、そして再びSMAP
    おわりに

    <内容>
    ジャニーズ事務所のアイドルの歴史を追いかけながら、日本の音楽の歴史を語るもの。社会学書というよりも音楽書のような

    0
    2016年12月31日