渡辺誠のレビュー一覧
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「人生が充実する」時間のつかい方より
ポジティブ心理学を科学的に説明した本で、中国、韓国、ポーランド、デンマークなど23の言語に訳され、世界中で読まれている。
翻訳書だが、比較的読みやすい
具体的な12の行動習慣が書かれている。
ひとつひとつはよく自己啓発書などで書かれているものだけれど、診断テストも、ついているので、自分にあったやり方を選べるのも◎
12の行動習慣はひとつひとつがサポメのてーまにもなりえそう(というか、多分勝間さんは参考にしてそうな気がする。本書をご存知かわからないけれど)
・私たちの誰もがそれぞれのやり方で幸せになれる可能性をもっている
◎幸せが -
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Posted by ブクログ
ふかし芋の皮の部分がお好きだった昭和天皇に、わざわざ綺麗に皮を
むいてお出しして「美味しくない」といわれたり。お皿に載せるもの
はすべて食べられなくてはいけないのに、柏餅を葉つきのままお出し
したり。
緊張しながらもいろいろやらかしていた宮内庁大膳課の料理人だった
渡辺誠氏の『昭和天皇のお食事』につづく、皇室のお食事にまつわる
エッセイの第2弾。
こちらでもまたもややらかしてました。昭和天皇の崩御後、今上陛下
に2年お仕えしているのだが、お客様を招いてのとあるお食事会で
下げられた皿の上にラップフィルムがナイフとフォークの下に隠す
ように置かれていた。
ラップフィル -
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これほどまでに自分に起こりえない「もしも」は、想像すると逆にとても面白い。自分が皇居の晩餐会に招かれることなど、おそらく絶対に一生ありえない。だからこそ冷静に面白く読むことができた。
やはり、宮中で実際に働いていた人の言葉にはリアリティと重みがある。厳しい世界の厳しい仕事ではあっても、やりがいを感じて楽しむ姿勢は見習いたいところ。
また、そんな立場にいた人であっても驚くほどに、プロトコルやマナーが変化していく速度が大きいということを感じさせられる。
これを読むだけで、自分が宮中の晩餐会に行ってきたような気持ちになれます。本当に面白い。おすすめです。 -
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ネタバレヘタな小説より楽しかったので、レビューがノリノリになってしまった。って兵法家伝書のレビューというのも、そもそもおこがましい話ではないか。
新訳の名に恥じない分かりやすい現代語訳で、古典にありがちな解読のストレスを感じることなく読み終えることができた。
言うまでもなく、柳生新陰流の奥儀を知ることのできる宗矩自身による著。この家伝書は三代将軍家光に向けて書かれた「大将の兵法」であり、技そのものというよりも、心の持ち様、在り様について多く語られている。
そしてようやく理解できた新陰流の本質。それは(間違っていたらごめんなさい)「負けないための自身の在り方」なのであった。石舟斎・宗矩が家康に迎えられ -
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本書は幸福度は数値化できるという前提のもと書かれている。
幸福度をアンケートのようなもので数値化。本書の中にアンケートがあるので、読むと測れる。
本書によれば、幸福度を決定する要因のうち、50%は生まれつき備わった遺伝子によって決定される。これは脳の仕組みが生まれつき幸福度を感じやすい人、鬱っぽく、不幸に感じやすい人がいると言うことを示唆している。
また幸福度を決定する要因の10%が.住んでいる場所や年収、容姿、家族や恋人の存在だとしている。いわゆる人間が幸せになるために必要だと考えるものがここにあたる。
残りの40%は、考え方や行動によって決定されるとしている。
どのような人種や環境 -
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ネタバレ幸せな人生をおくるには
極めて真っ当な内容になっている。
メモ
・12の行動習慣
感謝の気持ちを表す 感謝日記
楽観的になる 最高の自分像を書き出す
考えすぎない、人と比較しない
親切にする
人間関係を育む
ストレスや悩みに対処する
人を許す
熱中できる活動を増やす
人生の喜びを深く味わう
目標達成に全力を尽くす
内面的なものを大切にする
身体を大切にする 瞑想と運動
・意図的な行動が習慣として続くために
ポジティブ感情をより多く体験する
タイミングを測り、行動に変化を起こす
社会的なつながりを大切にする
動機努力コミットメン -
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大膳課厨司、いわゆる天皇家の料理人を務めた渡辺誠氏の著書。
あまり知られていない皇室の調理場事情を著者独特の柔らかな筆致でまとめた、ほのぼのとしたエッセイだ。
面白かったのは、昭和天皇の「お拾い」に関するエピソード。
昭和天皇は、「お拾い」と称する散歩中に皇居内の季節の野草を手折られて「これは茹でれば食べられるから」と調理場まで持ってくる事が良くあったそうだけど、これはその時の料理人の苦労話だ。
天皇から和紙に包んで手渡されるのはほんの2,3本。
元々芯の細い野草だから、それを茹でで冷水にさらしたら残るのは微々たるもので、ともすればザルの網目から流れ落ちてしまい程になる。
その為、ちゃん