譽田亜紀子のレビュー一覧
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イラストも多くて子供でも楽しめそうな内容。現代社会とは異なる未知の文化にロマンがある・・のだが、かわいいイラストながら、生贄の身体がぱっくり割かれているような描写であったりと、どれだけオブラートに包んでも、我々の価値観では想像し得ないマヤ文明の信仰と死生観が滲み出てくる。
紀元前2000年頃にメキシコ南東部で誕生し、 紀元250年から900年頃に最盛期を迎え、都市国家が繁栄したマヤ文明。高度な天文学とカレンダー、独自の文字体系や巨大なピラミッドや神殿を建設した。また、トウモロコシやカカオを栽培し、灌漑システムを利用。 多くの神々を信仰し、人身御供などの儀式を行った。そう、人身御供だ。 心臓の -
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マヤの人々の戦い方が略奪や征服ではなく権威を示すため。で、相手を徹底的に潰さない。という考え、
戦いに出るのは王をはじめとする高位な者と言うところ、
自然の中に神々が宿るため、世界の覇者が人間ではない。という考え方が印象的だ。
今の時代に根底に置いておきたくなるような、自然の中に生きる“人間という生物”の在り方を今一度考え直したくなるように思った。
歴史物なので不確かなことがあるのは当たり前だと思うが、
確信はないが根拠があっての想像、なのか、著者が単純に想像したことなのかわからない書き方が所々にあるのがモヤっとした。
この不明点をロマンと言うべきかもしれないが…。
ただ、先日古代メ -
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ネタバレ縄文系弥生人と渡来系弥生人がいる
朝鮮半島で稲作が始まり、貧富の差ができた。支配から逃れたい人たちが日本にやってきて稲作が伝わった。
環濠集落=大陸から伝わった集落。周りに外豪を張り巡らす。
吉野ヶ里遺跡は日本最大の環濠集落。
コメという富の発生のため、土地、水をめぐって争いの火種が増えた。
弥生時代の気候は、徐々に寒冷化していった
住居は丸から四角に変化した。
ひとつの竪穴住居に4~6人が暮らした。
青森県では、水田稲作を大洪水を機にやめた。
水田は、食糧確保の目的だけでなく、民衆支配の方法でもあった。
魏志倭人伝は、正式名称ではない。三国志の中の和人の部分のこと。
続縄文時代は、北海道 -
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ネタバレ縄文時代は海水面が高かった。=縄文海進。
一つの集落に4~6建が立つ。
縄文人は小ぶり。
動物の毛皮で寒さをしのぐ。
貝塚は宝の山。骨や土器などが見つかる。
縄文犬の遺伝子は、弥生犬の渡来によって、東北と沖縄に残っている。
抜歯が大人になった証拠として行われた。シャーマンの役目。
授乳期が長いので、子供の数は4人程度。初産は18歳くらい。4年間隔くらいで生む。
食料調達が一番の仕事。一週間に3日ほどが狩りの日。
肉食というより雑食。どんぐりなどの木の実。魚、貝など。
虫歯と歯槽膿漏はあった。北海道には虫歯はほとんどない。硬いアザラシなどを食べていたから。
1万年以上続いた。渡来人によって弥生時 -
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読み始めてすぐ「縄文土器」と「埴輪」って、アレ?アレ?アレ?と分かっていなかったことが分かった。
「DOKI」とか「JOMON」とローマ字にした途端、全然別の顔が見えてきた、というか感じられて、そういうところがこの「ときめく図鑑」シリーズの面白さだと再認識。
表紙にあるドロップみたいなものも貝塚から見つかったもので、ヒスイや石や貝殻でできているそう。今でも全く遜色なくアクセサリーパーツとして使える。
歴史の教科書の中の出来事でしかなかった縄文時代は、私たちが進化したって言ったって本質的なところはそう大きく変化してないのかもしれないなあ、と、身近に感じることができた。