あらすじ
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現代を生きる私たちにとって、誰もが知っているようであまり知らない、縄文時代。
この本は研究から見えてきた縄文を、小難しいことを抜きにしてザックリ知るための縄文入門です。
縄文時代ってどんな時代だったのでしょう?
1万年というとてつもなく長い年月の中、縄文人たちはどのように暮らしていたのでしょうか?
ご飯は? トイレは? 服はどんなものだった??
そんな身近な疑問をヒントにすれば、意外と知らなかった縄文時代をノゾキ見するための手掛かりがきっと見つかるはず。
遥か遠い昔にこの日本列島に暮らした縄文人の暮らしに思いを馳せてみませんか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
イラストがかわいく読みやすい。
「だったかもしれない。」という書き方が多くて推測ばっかりだなと思ったが、縄文時代は文字がなかったので正確なことが分からないのは仕方ないのだろう。
最後に土偶や土器の写真、さらに縄文グッズの写真が載っていてよかった。
Posted by ブクログ
◯絵がとても可愛くて、文章も読みやすい、縄文時代入門の本。
◯ただ土偶の写真は前回読んだ本よりも大きく掲載されており、実物を想像しやすくてとても良い。
◯この本は高校生くらいを対象にしていそうな感じはあるけれども、自分のような学生の頃に歴史で勉強した、くらいのライト層にもぴったりだった。
◯便利さに溢れた現代社会に慣れていても、縄文時代の住居、食事、生活を読んでみると、案外悪いものではなく、むしろ今よりも人間として生きていることを実感できるのかな、と思ったりした。ただ、成人の儀式で歯を抜くのは怖すぎて出来ないと思う笑
Posted by ブクログ
日本人の先祖である縄文人。
段々と明らかになってきた彼らの生活についての一冊。
文章と絵が半分ずつといった構成が、現代人には想像しにくい縄文人への理解を助け、更に親しみを感じさせます。
文化、資源、経済の状況が全く異なっていた日本列島で、実直に賢く生きていた様子に感動しました。
稲作は弥生文化が渡来してからですが、縄文人には木の実を栽培し、蓄えていた痕跡があります。
現代にも通ずる感覚が太古と共通していることに、親近感を覚えました。
Posted by ブクログ
みんな大人になる時に麻酔なし抜歯してたのか…と思うと
20代の全ては麻酔なし抜歯の分割払いな気がするね
縄文の頃から令和まで人間皆抜歯
おもしろい、読みやすい、かわいい!
ブックカフェで読んだのだが、ぜひ買って手元に置きたいと思った
Posted by ブクログ
イラストが多く、縄文時代の日常がイメージしやすい構成になっていると感じました。
今では通用しないことが、縄文時代では常識だったり。かと思えば、現代日本人との間に、共通点を見つけることもできました。
Posted by ブクログ
いま人気を呼んでいる縄文時代。その魅力をわかりやすい文章と、かわいらしいイラストで紹介しています。
狩猟採集民といわれる縄文人。それは間違えてはいませんが、一般的に思われているほど彼らの暮らしは原始的ではなく、むしろ自然との調和に根差した、現代人にとってはある意味「理想的」な暮らしであったことがわかります。
一万年以上もつづいた縄文時代には、単なる懐古趣味にはとどまらない何か特有の魅力があることを伝えてくれる一冊です。作者は「はじめに」で次のように述べています。
「文字としては残ってはいませんから、彼らが残したモノでしか、私たちは当時の様子をしることが出来ません。それも、確かなことはわからない。それでも、学校で習ったこと以上のことが研究によってわかるようになってきたのです。(改行)私は、この本でそれを皆さんと共有したいと思っています。」
いわゆる先史時代のことは「文字」ではなく「モノ」を通じてしかわかりません。しかし、言語と事物の相関性の外部について考えさせる21世紀の哲学=思弁的実在論の魅力がそうであるように、本書は「確かなことはわからない」、「それでも・・・わかるようになってきた」、「それを・・・共有したい」という著者の思いにあふれています。
個人的には、その後のシリーズ作『知られざる弥生ライフ』『知られざる古墳ライフ』を含めても、本書がいちばんのお気に入りです。
Posted by ブクログ
考古学特に縄文文化に親しむにはとても良い入門書と思います。
考古学と言うと 日本では 相沢さんが旧石器時代の 石器を発掘したことからそれまでの日本の考古学が天と地がひっくり返る如く 書き換わりました。 その時に 権威主義的な東大の学説から相沢さんの発見を世に出すために明治大学が協力し日本にも旧石器時代があったことが証明されました。
しかし残念ながら、 前期旧石器時代の 発掘競争をめぐり 捏造事件が発生してしまい日本の考古学が大きく 失墜しました 。
旧石器時代から続く縄文時代も 石器を使っているわけですが 打製石器ですから 旧石器時代であるわけです 信用を失ってしまって自信を失くした 日本の考古学学会 です。
やはり考古学ファンがいますから 裾野が広がらない限り 日本の考古学は復活しないと思います。
この本はそういった 日本の考古学の 原点でもある 縄文時代 について 、乱立する 学者の 一言居士な 主張ではなく、 また証拠があるかないか 分からない仮設としての学説ではなく 、縄文時代を 平均的な 過去の学説から こんな生活をしていたというのが考古学ファンにわかるように書かれています。
素人は黙ってろ、的な、バカにしたような 権威主義は微塵も見られません 考古学に親しむのに大変良い本と思います。
専門的な本より、簡単にわかりやすくかいてありますが、その先に進むことの出来るだけのわかりやすさがあります。
書いた人、偉い。出した出版社も企画、編集が良い。知りたいところがうまく網羅、図示されている。
Posted by ブクログ
縄文時代の人々のくらしについて、親しみやすい切り口で教えてもらえる。気になるトピックについては別で掘り下げるのがよさそう。
イラストや再現写真などは視覚的にわかりやすい。
国宝土偶たちのいろんな角度の写真があるのが個人的にはよかった。
2017年初版発行なので、紹介されているグッズたちを調べたらもうないのもあって残念でした。
Posted by ブクログ
縄文時代というものにまだまだ知識がない者にとって、楽しく、フランクに誘ってくれる本です。
著者は、日本各地の遺跡、博物館を訪ね歩いている女性研究者です。
平易な言葉・文章で子供に諭すように説明されているのがいいですね。
縄文時代の研究は今後ますます進んでいくでしょう。
女性の視点でもっともっと新たな発見を私たちに伝えて欲しいものです(感謝)。
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに 彼らに会いに行く前に知っておきたい縄文知識
第1章 縄文人のすがたと暮らし
第2章 縄文人の一生
第3章 縄文人と食
第4章 縄文の祈り
<内容>
絵や写真で縄文時代の暮らしや祈りを解説した本。読者に子供を想定しているのかとても分かりやすい表記と絵だが、中身は意外と濃い。土偶から髪形や服の話が出たり、屈葬についても通説以外にちゃんと解説しているし、今の暮らしと照らし合わせるような説明は、縄文好きを増やすのではないか。
Posted by ブクログ
イラストが多く、歴史とか苦手でも問題なく読めると思います
縄文時代って、本当に長かったんですよね
手と手を取り合い生きてきて、そして私たちがいるのだと思うとその歴史に感嘆
久しぶりにこんな雑学っぽい本読んだなぁ
こういう本もたまには良いです
Posted by ブクログ
縄文時代は海水面が高かった。=縄文海進。
一つの集落に4~6建が立つ。
縄文人は小ぶり。
動物の毛皮で寒さをしのぐ。
貝塚は宝の山。骨や土器などが見つかる。
縄文犬の遺伝子は、弥生犬の渡来によって、東北と沖縄に残っている。
抜歯が大人になった証拠として行われた。シャーマンの役目。
授乳期が長いので、子供の数は4人程度。初産は18歳くらい。4年間隔くらいで生む。
食料調達が一番の仕事。一週間に3日ほどが狩りの日。
肉食というより雑食。どんぐりなどの木の実。魚、貝など。
虫歯と歯槽膿漏はあった。北海道には虫歯はほとんどない。硬いアザラシなどを食べていたから。
1万年以上続いた。渡来人によって弥生時代に変化。
北海道には、弥生時代がない。米作りは起こらず、続縄文時代となった。北海道は山海の食料が豊かで米作りを選択する必要がなかった。
Posted by ブクログ
イラスト付きで結構面白く読めました。
なんとなく現代と変わらない村のような文化があったり、ガンや虫歯があったりするようで身近に感じる部分も発見できます