知野みさきのレビュー一覧
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ネタバレ光太郎・孝次郎の「こうの字」兄弟が活躍するシリーズ第3巻。
吟味した材料に創意工夫を重ねた菓子は評判をとり、二幸堂は大繁盛。
前巻で、光太郎がお葉と祝言をあげて終わったので、次こそ!と期待したとおり、暁音との祝言にこぎつけて、めでたしめでたし。
草笛屋とのいざこざも大したことはなかったし、店を広げることも人手不足も解決。
光太郎の根付職人としての腕がいかにも惜しい…という場面が出てくるので、妻子を養うためには仕方がないと、ついに光太郎が二幸堂から離れてしまうのでは…?
それとも暁音を巡ってすごい強力なライバルが…?
などと、ありがちなヤマ場を予想していたけれど、さらりと完結。
…と、こうしてみると、話の展開としては盛り上がりはいまひとつだった、と気づいてしまった。
まぁでも、孝次郎の作る菓子はやはりとんでもなく美味しそうで、お七のあんこ好きの勢いも笑いを誘い、楽しく満喫したので良しとしよう。
シリーズに登場した和菓子を再現して、和菓子帖を作ってほしいものです。 -
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シリーズ第三弾。
前巻で兄・光太郎がお葉と祝言を挙げ、二幸堂にお葉と連れ子の小太郎が移ってきます。
一方、弟・孝次郎は暁音と“恋仲”ではあるものの、きちんと所帯を持つ事をはぐらかされている状態です。そんな孝次郎に対して、同じ長屋に越してきたお春がアプローチをかけてきます。お春の行動の裏に隠された事情とは・・。
兄弟の仲の良さと、孝次郎のつくるとびきり美味しそうなお菓子が魅力のこのシリーズも本書で完結との事。
幼少期の悲惨な経験から、自分が幸せになる事にふみきれない暁音さんの事、そして前の奉公先・草笛屋の経営困難との噂など、心揺さぶられる事が続きますが、ひたすら実直な孝次郎と、彼を支える二幸堂の面々の姿が気持ち良いです。
後半は逆恨み男の乱入などでバタバタしたものの、終章では皆が生き生きして、幸せいっぱいだったので何よりです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ一巻二巻ととても面白く読んだのですが、三巻で急にバタバタして終わってしまった…という感じ。事件も、光太郎兄が帰って来なくなって心配…それはお七さんにでも見てきてもらったら?とか(それまで修行と称して行ったところですよね?)暁音さんことや最後のお春さんの○○を取り戻し…というのも、無理では?とか、は?なんで?という甘さが散見され、急いで書いたのかどうなのか、文章もこっちを説明したらこっちに飛んで…と読みにくさを感じました。お菓子がほんとうに素敵で、ひとつひとつのエピソードを積み重ねてお店も評判になっていって…と夢中になって読み進めていただけに、よけいな事件など入れずにじっくり読ませてほしかった。最終巻が急に決まったなら残念なことだけど、急いで大量に詰め込んで皮から餡子が出てしまった感じ。