松田卓也のレビュー一覧

  • 2045年問題 コンピュータが人類を超える日

    Posted by ブクログ

    2016/05/04
    シンギュラリティ信者ではあるが、その良い面と悪い面の両面から論じられており大変参考にある。
    具体的に知性を持った人工知能ってどういったもので、今どの段階まで出来てるのかは他の本を当たる必要がある。

    0
    2016年05月04日
  • 間違いだらけの物理学

    Posted by ブクログ

    重力・遠心力・潮汐力に関する章は、いたって普通だ。高校で学んだ知識を元に落ち着いて考えたら分かる範囲ではないだろうか。

    飛行機が飛ぶしくみについては、はっきりいって理解しかねた。実際に流体の方程式を計算してみないとちゃんとはわからんということだろう。「間違いだらけ」の原因は数式に関する素養がない素人にもわかるようにシンプルに解説するための「飛躍」から来ているのだろう。

    曲がった川の内側に土砂が堆積していく理由についての章がなかなか面白かった。撹拌した湯のみの真ん中にお茶っ葉がたまる理由と同じ原理で解説できるらしい。この問題についてアインシュタインも論文を書いているということで驚いた。

    0
    2015年07月14日
  • 2045年問題 コンピュータが人類を超える日

    Posted by ブクログ

    2045年問題(技術的特異点)をテーマにした本の中では解りやすくSF的分析からも熱い内容になっていました。

    - 1章「コンピュータが人間を超える日」
    「2001年宇宙の旅」「攻殻機動隊」「ターミネータ」「マトリックス」などのSF作品の説明を元に、それぞれの未来論に対しての親和性を説かれている。著者はそうとうSF作品が好きなんだろうなぁ。

    - 2章 スーパーコンピュータの実力
    0,1の2進数から始まるコンピュータの仕組みやプログラミング言語のヒストリーの説明など。
    漠然としか知らなかったスパコンで使われるFlopsの意味などがわかり、教養に役立つ章。
    昔の大型フレーム機に比べてスパコンがどの

    0
    2015年06月20日
  • 2045年問題 コンピュータが人類を超える日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    技術的特異点
    シンギュラリティ

    2045年、遅くとも今世紀中には迎えるとされる、人類の知性をこえた人工知能の誕生。
    そのとき、世界・人類はどうなるのか。
    技術は指数関数的に進化しており、これまでSF染みて語られていたことが、近い未来として来ることが見え始めている。
    ここから、さらにその進化の速度が早まると考えると、意識を持った人工知能が誕生することに対しても、違和感を感じない。

    4つのパターン
    人工知能によって人類が征服される
    人工知能と一体になり、仮想空間の中で人類は生き続ける
    人工知能によって人類の知能が拡張する
    何も起きない

    賛成しようと反対しようと、技術の進化は止まらないため、何

    0
    2015年05月14日
  • 2045年問題 コンピュータが人類を超える日

    Posted by ブクログ

    これは面白い!のと同時に、ワクワクもするし恐ろしさも感じる。
    SFの世界が自分が生きている間に現実化するワクワク感と、人類が滅亡に向かっているのではないかという恐怖感。
    将来的に安泰な職業は、トップとボトム。トップの仕事とは、ボットを作るようなコンピュータプログラマや、企業のトップマネジメントなど。ボトムの仕事とは、家庭の掃除や家事、マッサージ師、美容師などロボットにできないか、ロボットにやってほしくないと感じる仕事。
    さて、俺はどちらを選択すべきか。後者をマネジメントする生き方が向いている気がするなー。

    0
    2015年04月08日
  • 2045年問題 コンピュータが人類を超える日

    Posted by ブクログ

    人間の知能を超えるということは、人間が思いもつかなかった行動をする可能性があるということである。
    よって、人間を支配するコンピューターが出現する可能性がある。

    強い人工知能とは、意識を持った人工知能。

    恐竜の時代から人間の時代になったように、人間の時代が終わるのは、コンピューターのせいかもしれない。

    0
    2015年02月17日
  • 間違いだらけの物理学

    Posted by ブクログ

    確かブルーバックスでも読んだ記憶がある松田卓也先生の、洒脱な物理入門エッセー。
    ネットやあまたの物理入門書に溢れる、もっともらしいけれど間違った説明「物理学の都市伝説を正す。その昔のロゲルギストの流れを汲むが、口調は甚だしく砕けて現代調。
    (1)太陽にごみを捨てるのは無理
    (2)ハンマー投げの選手から見て遠心力はない。
    (3)潮汐力の説明は結構奥が深い
    (4)飛行機が飛ぶのは翼後端がとんがっているから
    (5)曲がった川が蛇行するのはエクマン層が関係している
    (5)電流のエネルギーは電線でなく「場」で伝わっている
    どれも、そう言われれば、というところかもしれないが、言われないと、わからないし間違

    0
    2018年10月14日
  • 2045年問題 コンピュータが人類を超える日

    Posted by ブクログ

    ムーアの法則をあらゆる事象に適用できるとしたカーツワイルは2045年にコンピュータの能力が全人類を越えると考えた。スーパーコンピュータの歴史、SF、欧米の人工知能研究動向から未来を考える好著。

    どうやら再び人工知能へ向けて、IBMのシナプス(SyNAPSE)計画、スイス連邦工科大学のブルー・ブレイン・プロジェクト(Blue Brain Project)などが動き出しているようです。

    人工知能は80年代に国家プロジェクトでエキスパートシステムを目指し、AIブームもあったがその失敗とともにブームは去ってしまった。クラウド、モバイル、ビッグデータとの流れの中で、未来を予測するのが現実的になってき

    0
    2013年08月17日
  • 新装版 相対論的宇宙論 : ブラックホール・宇宙・超宇宙

    Posted by ブクログ

    古典的名著といえるだろう。
    ブルーノ神父やらスコラ哲学からミックスマスター宇宙まで、宇宙観という統一の尺度でまな板の上にのせ、ケレン味のない料理に仕上げている。単に知っているだけではなく、この著者たちがいかにこの世界を愛しているかが伝わってくる。
    最近、あるSF作家のブログにおける相対論の記述について、著者の一人、松田先生がコメントされているのを拝見した。老いてなお意気盛んである。

    0
    2011年11月15日
  • 人類を超えるAIは日本から生まれる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルの根拠は本文中に一応記載されてますが、人工知能に関する日本の遅れに対して結構著者の願望もある感じ。
    人口知能が人類全体の知能を超えるという未来予測、いわゆる「シンギュラリティ(技術的特異点)」が2045年にはやってくるそうな。。。
    2045年問題というのはちらっと聞いたことあるようなないような、という感じですが、その前にSEとしては2038年問題の方が先で、気になりますw。

    0
    2024年01月06日
  • 間違いだらけの物理学

    KKN

    購入済み

    科学者に勧めたい本

    潮力、遠心力、揚力など誤解が多い項目を詳しく説明している本。
    物理学を習ったものでも大抵このような古典物理の問題を深く考えたことはない人は多いのでは。
    故に科学分野の専門家こそ読んで今まで深く考えなかったことを考えて欲しい。

    科学者に勧めたい本。

    0
    2020年12月31日
  • 2045年問題 コンピュータが人類を超える日

    Posted by ブクログ

    2045年にAIの能力が人類を凌駕し、それが世の中にどのような影響を及ぼすかを記した一冊。

    決して遠くない近未来のこととして、非常に勉強になった。

    0
    2018年05月24日
  • 2045年問題 コンピュータが人類を超える日

    Posted by ブクログ

    機械と人間に関する諸問題の現状を垣間見たくて読んだ。なってみないとわからないと同時に問題がつまるところ経済的枠組みと哲学的、思想的問題を孕んでいることが感じられたように思う。

    0
    2017年12月18日
  • 2045年問題 コンピュータが人類を超える日

    Posted by ブクログ

     このあと、世界の変化のピッチはどんどん上がる。好むと好まざるとを問わず、インターネットや電脳の発達に身を任せるしかないのではないか…一度水道や電気を覚えてしまったらそれらがない生活に戻れない。
     もし、AIが自分の生活のかなりの部分を合理化してくれて、今私がいつもやらかすように、「買い物のし忘れ」「子供の学校の書類だし忘れ」「予定をきちんと立てる(気が付いたら連休直前)」というようなことを回避してくれるのなら、きっとその力を使うだろう。
     IoTとかFinTech、クラウドやビッグデータまではどんどん時代が進んでいく。
     
     その先は、ぴんとこないがAIが意思をもち、もし「人間に敵意を持った

    0
    2016年06月07日
  • 人類を超えるAIは日本から生まれる

    Posted by ブクログ

    SF映画の紹介からと難解なイメージの人工知能を話を柔らかく導入しつつ本題に入るもWebの記事などで読んだような内容が多いですが、とっつき易く広く網羅している良書です。
    目新しい(単に私が知らなかっただけ)のは、パーム(Palm)というPDAで成功したジェフ・ホーキンスが提唱する大脳の構造や信号処理を模した生物学的アプローチで階層的時間記憶理論(Hierarchical Temporal Memory Theory = HTM理論)というのがあり、IBMもホーキンスと共同で研究所を開設したようです。
    また、表題の「人類を超えるAIは日本から生まれる」の根拠は、コンピュータの消費電力あたりの性能を

    0
    2016年05月04日
  • 人類を超えるAIは日本から生まれる

    Posted by ブクログ

    分かりやすく書かれていて、人工知能開発の現状が多少なりとも理解してできたのかも。未来が非常に楽しみです。

    0
    2016年02月23日
  • 人類を超えるAIは日本から生まれる

    Posted by ブクログ

    導入から人工知能を題材にした映画や小説を用いて、今の人工知能の現状、今後の期待をソフト、ハードの両面からアプローチしてある、個人的には分かりやすかったと思える本だった。

    人工知能の本はソフト面のアプローチ(特にDNN)が多い印象があるが、
    ハード面に関していろいろ書いてある点は
    個人的にとても学びが多かった。

    (メモ
    この本でいう人工知能の定義は
    「人間のように考えられるコンピュータ」
    より協力なものを「超知能」と記述していた。)

    0
    2015年12月31日
  • 2045年問題 コンピュータが人類を超える日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    技術的特異点(シンギュラリティ)について、コンピュータの進化の歴史や、SF・映画を紹介しながら書かれていて、非常に読みやすかったです。
    非常にわかりやすく書かれているため、専門知識は必要ないが、他の書籍で人工知能やコンピュータの進化について知っている人には、多少退屈な部分もあるかと思います。
    この本の関連書籍として、
    (1)人工知能は人間を超えるか
    (2)AIの衝撃 人工知能は人類の敵か
    を読む方も多いと思いますが、まずは本書籍から読んで基本を抑えてから(1)や(2)を読むといいのではと思いました。

    私は(1)と(2)を読んだ上で本書籍を読んだので、人工知能に関してはあまり新しい知識は得られ

    0
    2015年05月17日
  • 2045年問題 コンピュータが人類を超える日

    Posted by ブクログ

    レイ・カーツワイル:
    2045年問題; 2045年に技術的特異点に達する。
    コンピュータの能力が人類を上回る。

    特異点; singularity ; アインシュタインの一般相対性理論や数学の概念

    カーツワイル以前に、技術的特異点についての発言を残しているのは、1960年代に活躍したイギリスの数学者I.J.グッド。

    0
    2015年05月01日
  • 2045年問題 コンピュータが人類を超える日

    Posted by ブクログ

    乗数的に性能を増すコンピュータは2045年にその時点での全人類(約100億人)の計算能力を上回り、技術的特異点を迎え究極の人工知能(ゴッドライクマシン)が誕生する。以後、人類は技術的な発明や開発をすべてコンピュータ(人工知能)に委ねるようになり、人の仕事は奪われ、貧富の格差は増大する。特異点後のコンピュータは意思を持ち、次々とイノベーションを起こし、最終的に全人類の1兆の1兆倍計算能力が高まり、人類はおろか全宇宙を支配し、別の宇宙を作り出すことすら可能となる。人類は滅ぼされるかあるいは、思考するデータとなって肉体を捨て、コンピュータの中に取り込まれる、、と言った未来予測がカーツワイルやガリスな

    0
    2015年01月17日