作品一覧 2019/08/02更新 新装版 相対論的宇宙論 : ブラックホール・宇宙・超宇宙 試し読み フォロー 人類を超えるAIは日本から生まれる 試し読み フォロー 世界史に学ぶ経済 試し読み フォロー タイムトラベル超科学読本 試し読み フォロー なっとくする相対性理論 試し読み フォロー 2045年問題 試し読み フォロー 間違いだらけの物理学 試し読み フォロー 1~7件目 / 7件<<<1・・・・・・・・・>>> 松田卓也の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 2045年問題 コンピュータが人類を超える日 松田卓也 2016/05/04 シンギュラリティ信者ではあるが、その良い面と悪い面の両面から論じられており大変参考にある。 具体的に知性を持った人工知能ってどういったもので、今どの段階まで出来てるのかは他の本を当たる必要がある。 Posted by ブクログ 間違いだらけの物理学 松田卓也 重力・遠心力・潮汐力に関する章は、いたって普通だ。高校で学んだ知識を元に落ち着いて考えたら分かる範囲ではないだろうか。 飛行機が飛ぶしくみについては、はっきりいって理解しかねた。実際に流体の方程式を計算してみないとちゃんとはわからんということだろう。「間違いだらけ」の原因は数式に関する素養がない素...続きを読む人にもわかるようにシンプルに解説するための「飛躍」から来ているのだろう。 曲がった川の内側に土砂が堆積していく理由についての章がなかなか面白かった。撹拌した湯のみの真ん中にお茶っ葉がたまる理由と同じ原理で解説できるらしい。この問題についてアインシュタインも論文を書いているということで驚いた。 電流のエネルギーが導線の中ではなく導線の外の真空中を伝播することは、常識の範疇だと思うが誤解している人も多いだろう。誤解が解けるようにうまく解説してあると思う。 全般的に秀作であり、お勧めできる。 Posted by ブクログ 2045年問題 コンピュータが人類を超える日 松田卓也 2045年問題(技術的特異点)をテーマにした本の中では解りやすくSF的分析からも熱い内容になっていました。 - 1章「コンピュータが人間を超える日」 「2001年宇宙の旅」「攻殻機動隊」「ターミネータ」「マトリックス」などのSF作品の説明を元に、それぞれの未来論に対しての親和性を説かれている。著者...続きを読むはそうとうSF作品が好きなんだろうなぁ。 - 2章 スーパーコンピュータの実力 0,1の2進数から始まるコンピュータの仕組みやプログラミング言語のヒストリーの説明など。 漠然としか知らなかったスパコンで使われるFlopsの意味などがわかり、教養に役立つ章。 昔の大型フレーム機に比べてスパコンがどのように便利になりまた役立っているかとか。 コンピュータの進化の比較。 - 3章 インターフェイスの最先端 40年前の汎用機時代の紙テープインターフェースと、現在のLeapMotionやKinectを始めとする、ボディインターフェースとの比較と進化について。 その他、映画マイノリティ・リポートに登場するインターフェースの時代はすぐそこまで来ている。とか、ここまで現状でも十分に進化しているインターフェースについての説明。 - 4章 人工知能開発の最前線 ここから本書の本題に近づく人工知能の歴史とこれからについて。人間の脳の仕組みをブレークアウトさせたヒューマンブレインプロジェクトやIBMのシナプス計画についてだが、本書説明されている通り新たなパターン認識とノイマン型コンピュータの融合によって頭脳革命が起きることは間違いないと思った。 「イミテーションゲーム」で一躍注目されるようになったアラン・チューリングの話題も少しだけ出てきます。 - 5章 コンピュータと人類の未来 カーツワイルが提唱する3つの将来の技術進歩、遺伝子工学、ナノテクノロジー、ロボットについて書かれています。 この章は特にSF色が強くて熱く面白い。 コンピュータの中に入り込む「マインドアップローディング」、全宇宙がコンピュータになってしまう「宇宙の覚醒」、コンピュータを創りだした人類が神になる「人類半知半能の神」について著者の意見を交えて考察します。 ビッグバンから光の速さまで出し語ったと思えば、荒唐無稽な神の話にまで発展し、冷静に考えるとトンデモ論について語っているのだが、真面目にSFの世界を語ることの意義!を感じました。そしてワクワクした。 - 6章 コンピュータが仕事を奪う 6章は一気に現実に戻され5章からのギャップが激しい。 ボット作成できるプログラマーやマネジメンtの業務のトップと、家庭の掃除、家事、マッサージ師、美容師などのボトム以外の仕事は近い将来コンピュータにとって代わられるという話。 生き抜く術として、今後格差が開くだろう、4つのディバイド(格差)を徹底的に学ぶ必要があるということ。 それらはデジタル・ディバイド、インフォメーション・ディバイド、イングリッシュ・ディバイド、メディアリテラシー。 英語勉強せねば。。 - 7章 人工知能開発の真意 最後は5章との対比で、そんなSFな未来は実現しないという希望?の章。この章を最後に持ってくることで30年間人工知能を研究し続けてきた筆者がどの未来を望むべきなのか?というジレンマを感じた。 生態系のロトカ=ヴォルテラの方程式を例に、人間とロボットの関係を代入しカオスな将来は来ないと説いてます。 最後にこれからの政治に対して著者の妄想である「ビッグブラザー」について感銘を受けました。 1万項目辺りから国民の総幸福度と数値化する関数を作って、コンピュータに判断してもらう政治。今やどの道どの政党が政権を取り改革をしたところで、毎日のように国会デモ活動が起き、立場の違い上反対する人は必ずでる。 ならばマクロな目で見て国民の幸福度が最大になるような革命をしてもらえば良いじゃないか。という話。 アニメサイコパスのシビュラシステムに似てるが、面白い発想を持っている著者だと思った。 …ら、著者1943年生まれなのですね。。 発想が柔軟なのでてっきり40歳未満くらいの方なのかと思っていただけあってびっくりしました。 先日、ソフトバンクからコンシューマ用にpepperくんが発売されました。本書を読んで、このソフトバンクの発表が人類の終わりの始まりの第一歩なのかもしれない…。と考えてしまいました。 Posted by ブクログ 2045年問題 コンピュータが人類を超える日 松田卓也 技術的特異点 シンギュラリティ 2045年、遅くとも今世紀中には迎えるとされる、人類の知性をこえた人工知能の誕生。 そのとき、世界・人類はどうなるのか。 技術は指数関数的に進化しており、これまでSF染みて語られていたことが、近い未来として来ることが見え始めている。 ここから、さらにその進化の速度が...続きを読む早まると考えると、意識を持った人工知能が誕生することに対しても、違和感を感じない。 4つのパターン 人工知能によって人類が征服される 人工知能と一体になり、仮想空間の中で人類は生き続ける 人工知能によって人類の知能が拡張する 何も起きない 賛成しようと反対しようと、技術の進化は止まらないため、何を信じて行動するのかが重要なのかな。 Posted by ブクログ 2045年問題 コンピュータが人類を超える日 松田卓也 これは面白い!のと同時に、ワクワクもするし恐ろしさも感じる。 SFの世界が自分が生きている間に現実化するワクワク感と、人類が滅亡に向かっているのではないかという恐怖感。 将来的に安泰な職業は、トップとボトム。トップの仕事とは、ボットを作るようなコンピュータプログラマや、企業のトップマネジメントなど。...続きを読むボトムの仕事とは、家庭の掃除や家事、マッサージ師、美容師などロボットにできないか、ロボットにやってほしくないと感じる仕事。 さて、俺はどちらを選択すべきか。後者をマネジメントする生き方が向いている気がするなー。 Posted by ブクログ 松田卓也のレビューをもっと見る