瑚池ことりのレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
つらかった……
このシリーズ、第1部から読んでました。
第1部1巻から普通に人が死んでいたので、生易しい世界観ではないことは理解していたつもりなのですが
第2部はとくに苦しい展開が続き、5巻の終盤でついに〈推しの死〉を経験し、もう無理だ読むのがしんどいと心がボッキリ折れてました。
そろそろ心の傷も癒えただろうかと遅ればせながらこちらの最終巻を読んだのですが
序盤から胃がキリキリと痛い…癒えたはずの傷も見事に開き、苦しみながら読みました。
こんな苦しい状況なのに懸命に抗うニナたちには本当に心を打たれましたね…
他国の名も無き騎士たちの生き様まで伝わってくる文章は素晴らしいです。
終章はゆっくりゆっくり大切 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前回のガンウェインの軍衣を持っていた事で喧嘩してしまったニナとリヒト。
お互いちゃんと話し合えないままリヒトは領地での厄介事のためニナはベアトリスと競技大会に参加のため南方地域へ行く。
そこでニナが出会ったのは不思議な少女メル。
ニナの盾として一緒に競技大会へ参加するがなかなかお互いの連携が取れず悪戦苦闘。
そんな時にいるはずのないリヒトと遭遇し、見たくないものを見て聞いてしまい困惑するニナ。
競技大会は散々で仲間内から叱責が飛ぶ。
でもニナの良いところは諦めずに深く思考する事。
そ相手の気持ちに寄り添う事ができる。
そして答えを見つけた時の彼女はどこまでも強かだ。
小心だけどかっこいいそんな -
Posted by ブクログ
ネタバレガルム国での裁定競技会を行ったリーリエ国騎士団。
勝敗もつきリーリエ国へ帰還しようとしたところニナがガウェインに連れ去られしまう。
暴力シーンでは思わず顔を覆いたくなるくらい凄まじくよく10日も生き延びた。
ニナの良い所は相手の事を深く考え分かろうとする所。
その前のオドオド感はイラッとするけど、物事の確信をつく時は冷静で素早い。
ガウェインの本心は悲しいもので猛獣になりたくてなったわけではないとい事がわかった。
ただ周りに認められる行為が暴力だったって話。
兄王子も策士でそんなガウェインに悪い事は全て押し付けて今まで好き放題してきたみたい。
最後の方はバチが当たったみたいで少しスッキリ。
ニ -
購入済み
その後の
世界を描きつつも、
人生が続く流れを読めて良かった。
コトナは朴念仁だけど、心の優しい子なので、
これからもセキと仲良く生きて欲しい。
個人的には自由犬スールがとても好き。
お花をあげたくなる可愛いさ。 -
購入済み
オレンジ文庫って時々すごく好きな本に巡り会えます。この本もそんな一冊の仲間入りです。一冊でとてもよくまとまっていてじゅうぶん満足できますが、この騎士団のお話をもっと読みたい
-
Posted by ブクログ
ネタバレ少女小説が読みたくて、信頼と実績のコバルト文庫の棚をあさって目に付いた本。表紙には色鮮やかな花草に囲まれて立つ民族衣装を身に付けた少女と寄り添う大きな犬、その後ろに薄く描かれた人物の姿。あーこれ絶対面白いぞー!?で買ったんだけど、面白かった。表紙の力って大きいよね。
世界観は、好みが分かれるんじゃないかと思う。海外ファンタジーが苦手な私の友人なんかは読めないかも。私は作者が想像豊かに生み出した世界に夢中になった。めっちゃおすすめである。とんでもなく魅了されたので、主にこの世界を紹介してレビューとしたい。
『犬恋花伝』の世界には、人と獣両方の姿を持つ「花犬」という生き物がいる、というのが -
Posted by ブクログ
シリーズ第5弾!
今巻は火の島杯
戦争の代わりに行われる戦闘競技会での矛盾はとても恐ろしい
1つの不穏因子は騎士としての競技に臨む志しを忘れさせてしまう
戦争の代わりに行われるはずの戦闘競技会にも関わらず、ぶつかり合いは痛々しい
そして知らない長槍の団長さん……ご冥福をお祈りします……
この団長さん長槍の使い方素敵で気になってたので残念……
そして久々のメルちゃんとの再会はニナちゃんをどん底へ突き落とす
でもメルちゃんの閉ざされた心が開かれ、無意識にでもニナちゃんを守ろうとしていた事に私も嬉しくなってしまう
リヒトさんの甘々攻撃はだいぶ…落ち着いた…かな?
思考回路が溺愛ヤンデレで…他人事