インフォビジュアル研究所のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本の主旨から外れた説明をするとすると、現代の国際関係を、地政学の観点から、現代から過去に遡って解説する本。
なぜ、いま、最近こんなことが起きたか、を解説するために、以前の出来事や、有史で繰り返されてきた他の地域(地理的な共通点あり)を関連づけて解説する。
アメリカ人のメンタリティであったり、大陸国家の典型的な戦略であったり、納得感を持って理解できた。
軍事アナリスト監修、というあたりなのか、そもそも軍事戦略と切り離せない問題でもあるからか、各国の戦力や資源配分で説明されている。
14歳からの、というタイトルだが、中学生が興味を持って読むには知識や国際時事背景も必要で厳しいように思う。 -
Posted by ブクログ
現代の食糧問題について、資本主義が引き起こした罪について。
私たちのどのような行動がこれからの食糧問題の解決に貢献できるか、わかりやすく書かれている。
もしかしたら、反対意見の専門家の方もいらっしゃるかもしれないが、あまりこの分野に学がない私の導入としてはすごく良かった。
自給できていない国ほど有事に弱い。
未来の人間が生きていくためには、現代に住む人々が少しずつでも良くしようとするしかないのだろうな。
パン食を控え米食にしたり、国産のものを選ぶとかでも変わってきそう。そもそも国自体がそこそこ貧しいのもここからきていそうである。海外に買い叩かれているのだろう。 -
Posted by ブクログ
中学生・高校生にとって、読みやすい造りになっていると思います。
授業で触れるであろう経済用語だけでなく、日常生活で自らが経験する(あるいは、親の姿を見たことがある)経済活動について、そのシステム(儲かる仕組みや、内包されるリスク)がどのようなものなのかを、カラーのイラストを用いて紹介しています。
「お金」が発生した人類史の流れから、現金決済・クレジット決済・リボ払いなどの身近な支払方法、投資や投機・ベンチャーキャピタルなどのニュースで耳にするもその内容が良くわからない経済用語まで網羅しており、この1冊を理解すれば新聞やニュースの経済面を読む際に「何を言っているか皆目見当がつかない」という事に -
Posted by ブクログ
ネタバレプラスチックについて網羅的に学べる秀逸な本、決して子供向けではない、かなり情報量が多いが、端的に書かれていてすぐに読める。
日本ではゴミの分別がしっかり行われているため、リサイクルされているので良いと思いがちだが、プラスチックのリサイクルはコストの問題で実はほとんどが燃やされている。プラスチック自体の使用量を減らしていくのが重要だと認識した。
一方で燃やすのはだめではないよなという疑問がある。プラスチックを原料から新しく作るのにもエネルギーを要するし、プラスチック自体が燃料となってゴミが燃える側面もある。
また、使い捨てを除くのは悪くないが、繰り返し使えるものも永久に使えるわけではない、 -
Posted by ブクログ
半導体の仕組みから世界での製造状況まで素人にもわかりやすく説明されています。
14歳は少しきついけど高校の科学と人間生活を受けていれば大丈夫。
Part1ようこそ半導体ワールドへとPart2家電を支える半導体の進化をたどるはトランジスタだのダイオードだのが説明なしに使われ脱落しそうになりました。
でもPart3電気と半導体の基礎知識とPart4半導体製造の現場からを先に読んでからだととってもわかりやすかったです。
日本がかつて半導体製造分野で世界1位だったのに今は目も当てられない状況だと知っていましたが、今でも半導体製造装置や半導体材料の分野では世界有数であることを学びました。