フレドリック バックマンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
慣れるまで読みにくい本だった。
もうすぐ8歳のエルサの理屈っぽく夢見勝ちな性格そのままのような文体。
「◯◯のような~」がやたらに長く頻繁に出てくるのだ。その引用がハリー・ポッターや知らない本の引用だったりするとお手上げ。
登場人物も多く、それぞれが強烈な個性を持っているので気になりストーリーを追うのが止まる。
複雑な架空の世界と現実が混じりあってわからなくなり、戻って読み直す。
エルサをはじめ登場人物それぞれが抱えているものがひとつでもテーマになるほどの社会問題が盛りだくさん。
けれど!読み続けると後半のおもしろさに驚く。諦めずに最後まで読んで良かった~。
バラバラだった登場人物たちと架空の -
Posted by ブクログ
偏屈なじいさんが隣近所の人と交流して…実は過去にこんなことがあって…そしていつの間にか……。
こういう話って大体おもしろい。“偏屈なおじさん(主人公)”って意外と優しいから、読み進めるうちに気付けば彼に対して愛を抱いてるんですよね。笑 今回もそうでした。
物や専門家に頼りがちな現代人(若年層)を風刺する描写がちょいちょいあり、“便利すぎる世の中”についても考えさせられました。
初のスウェーデン人著者の小説。帯の通り、笑いと涙の感動作です。ぐっとくる場面がたくさんありましたが、個人的には、ソーニャが「人を愛することは家に引っ越すのに似ている」と語ったシーンで -
Posted by ブクログ
もうすぐ8歳の孤独で変わった女の子が、亡くなった祖母からの手紙に導かれて周囲の人や動物と交流し、絆を結び、自分も周りも再生させていく、「許し」の物語。とても優しい話だと思った。
このおばあちゃんというのがすさまじく破天荒でハードボイルドなのだけれど、でも実は昔は紛争地域に赴いて傷つき見捨てられた人々を助ける医師だったというすごい人。
おばあちゃんが女の子に聞かせていたおとぎ話の世界と現実が入り乱れていて、かつ、おとぎ話の世界の出来事や国名などがややこしいのでとっても読みにくかったけれど、後半に謎が解きほぐされていくと、止まらなくなった。
複雑で難しい問題が諸々ある現代社会だけれど、人を信じる( -
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Posted by ブクログ
先日読んで気に入った『ブリット=マリーはここにいた』のフレドリック バックマンの作品です。
訳者曰く“生意気なクソガキ”のエルサ。ハリー・ポッター好きで、理屈っぽくて、どこか夢見がちな変わり者。そのため友達がおらず、学校ではいじめを受けている。そしてエルサのスーパーヒーローがおばあちゃん。若い頃は娘を置いて世界中の紛争や災害の中で患者を救う当時としては珍しい女性外科医。エルサが生まれてからは医者を止め孫娘の養育に専念するが、半裸でベランダに立ち下を行く人にペイントボールを投げつけるような破天荒。無免許運転の常習者でハチャメチャで傍迷惑な女性。二人が共有しているのがおばあちゃんが語る6つの王国 -
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職業安定所に行って頓珍漢な会話をしまくり、正直で純粋だけどその場にそぐわない、おばあさんというにはちょっと早いブリット=マリーという主人公登場から始まるお話。
1980年代に流行った「飛べない症候群」の遅れてきた版のような気もするが、所がスウェーデンという国だろうが(だってそういうことにいち早く進んだ国のはず)社会の体制が整っても、性格や気質や成り行きのせいで乗り遅れる場合もあるんだろう。
場が読めない性格でも「前期高齢者、経済危機、過疎地域」のキーワードで小さな田舎町に就職することが出来、そこで始まるリアルのようなおとぎのような話。
部類のきれい好きで、なにもかもきちんとしなくては -
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63歳のブリット=マリーは夫に浮気をされて家を出た。
このブリット=マリーが嫌な女なんです。ずっと家庭にこもり、狭い世間に生きてきた。凝り固まった考えで嫌味を吐く、いわば"鼻つまみ者"。その彼女が働こうと職を得たのが田舎町のユースセンターの管理人。
まあ、ここまでで先は予想が付きます。子供たちとの触れ合いの中で、彼女が"良い人"に変身して行く。最初の1/4くらいは彼女の余りの独善ぶりを読むのが嫌になってきます。しかし、その先が面白い。住民や子供たちの個性が見事ですし、主人公の変身ぶりもありきたりでなく独特。そして最後にさらに一ひねり。単に「良いお話」で -
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ネタバレ夫の病気をきっかけに浮気されていたことを知って家をでたブリット=マリー。子供時代に姉を亡くしたことでどこか何かが壊れてしまったのだろうなという、掃除魔の変わった年配の女性で、孤独死をして近所に迷惑を掛けることをなにより恐れ、発見を早めるために人とかかわる仕事を見つけようとする。(仕事に来なければ誰かが不審に思って確かめにきてくれるだろう、ということ)
そんな彼女が仕事に就く為にやってきたのは、経済危機の影響を受けて仕事もないため人が減り、商店も縮小してほぼ何もないスウェーデンの小さな村。
色々なことを諦めてしまっている村人たちの中に、新しい住民として彼女が入り、お互いに影響し合うことで、何かが -
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父の本。面白いよ、と薦められたので。
確かに面白かった。何が面白いって本人が至極真面目に取り組んでる様程可笑しなものは無いんだろうな。
それにしても妊婦が安定期に入ったとは言えバス旅行に行こうとか言いだす辺り海外だなぁ、と思う。今の日本もそうなのかなぁ?まあ彼らの感覚的には首都圏住んでる人がちょっとゆっくり温泉入りたいから熱海か箱根に行こうか、ぐらいの感覚なのかもしれないけど。
そして施設に入居することを強要するって…ある意味怖いけど一人暮らししている人なんかにはありがたい規則だなぁ。日本だったら反対に入居希望者が続出して何年待ちとか出そうな気がする。
オーヴェの心臓が大きすぎる、は確かに -