中野量太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
映画がとても良かったので長らく積読していました。
お話はわかっているのにやっぱり何箇所も泣けました。
登場人物が全員魅力的でした。
特にお兄ちゃん最高だな。苦労も多いけれど、幸せ。
我が家も男子二人なので、自分が老いてこの世を去るときにもこんなふうに子どもたちがお互い信頼できる関係だったら素敵だなと思います。
余談ですが…
読書中の私の脳内では、他のキャストはそのままなのに主人公が何故か仲野太賀くんになってました。なんか憎めない放蕩息子って感じがピッタリで。
もちろんニノも良かったです!また何年か経ったら映画をもう一度観たいです。
2011年
その西暦を見るだけで胸がギュッとなります -
Posted by ブクログ
ネタバレとても面白かったです。何度笑ったことか。
浅田家は一風変わった家族です。
家事を担うユニークなお父さん、看護婦としてバリバリ働くお母さん、きっちり真面目な長男、そして愛されキャラの自由な次男。カメラ好きのお父さんが年賀状のために、毎年、兄弟の写真を撮ることが恒例行事となっていました。
そして、次男の政志が十二歳の誕生日に、父からカメラを譲り受けたことから、政志のカメラマン人生が始まりました。
写真専門学校に入学した政志は、最初の一年こそ真面目に通ったものの、次第に物足りなくなり、刺激的な夜の遊びに夢中になり、学校もさぼりがちになりました。
卒業するためには、卒業制作で優秀な作品を出さねばなり -
購入済み
写真と文字の力。
浅田政志さんが撮る写真が明るく暖かいように、この小説を通して、浅田政志さんの温かく愛にあふれた人柄が伝わってくる。
写真の力、言葉の力を感じた作品でした。
それから自分の家族らしさについて考えました。 -
購入済み
小説を映画化したのではなく、映画ができてから小説を書いたとのこと。
私は映画を見たあとにこの小説を読みましたが、心情がより詳しく描かれていて購入して良かったと思いました。小説を読んだ後でまた映画も観たくなります笑 -
Posted by ブクログ
銭湯を営む家のお話
夫は1年前に「パチンコに行く」と言って失踪、高校生の娘はどうやら学校で軽いいじめに遭っているよう
お母ちゃんはお母ちゃんで最近体調不良、そして一緒に住むことになった10歳の鮎子
血のつながらない家族ものに殊更弱いんだよなぁ…
特に、親に捨てられる系のがね
あと、いじめものとかもね
でもまぁ、これはそんな事とは関係なくよい話です
視点がコロコロ変わる
基本的に一つの章でお母ちゃん+もう一人、場合によってはプラスαといった感じ
じっくりと落ち着いて読めないのはマイナスかな
原作として映画が先なのか、小説が先なのかは謎
でもどっちかって言ったら映画のノベライズという感じは -
Posted by ブクログ
本ではなく、映画館で観たものの記録。
余命2か月と宣告された女性が、家族のためにやり残しのないように大事な使命をひとつずつ果たしていく。
友人に誘われ、一風変わったタイトルに首を傾げながらほとんど予備知識がないままに観たため、監督の仕掛けたミスリードにも見事にはまり、ラストシーンにも押し潰されそうなくらい衝撃を受けた。
捨てられて、辛い目にあい、それでも力強い眼差しを失わずに前を向き、生きていこうとする登場人物たちは、潔くすがすがしい。
頭痛が残るほど涙の連続だったけれど、死だけでなく、いじめや育児放棄という深刻な問題がてんこ盛りのなかで、決してお涙頂戴でもきれい事でもないところがよかった