中野量太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
約200ページ数なのでサクッと読めますが、
内容は濃いので楽しめる話でした。
お母ちゃんの人への愛情が素晴らしく、
その愛情は家族だけではなくヒッチハイカーの青年や探偵業を営むシングルファザーとその娘にも注がれます。
そしてその結果お母ちゃんの最期にみんなからの愛情返しがあるので心が温まります。
人間ピラミッドいいですね♪
お母ちゃんは自分が母親から大切に扱われず、
自分が死ぬ前に会いにいくも拒否されたことを悲観せず、自分の周りの人に愛情を注げるお母ちゃんの人間性は見習いたいです。
結局人間は与えた分だけ自分にも与えられると思うので、
私も人に愛情を注いでいけたらなと思いました。
ただ本 -
Posted by ブクログ
前半はテンポ良く、愉快な浅田家の物語が進む。
お父さんもお母さんも面白い!
浅田家が変わってる家族なのはお父さんの前衛的なところが大きく影響してるのかな。
庭に他人が見るとガラクタを並べてる家、あるよね!そうか、防犯のためだったのか!!ははは!
震災後の後半はやっぱり読んでいてつらい。
直接被災していなくても、なんか心に傷みたいのがあって、どの登場人物の話もそこにしみて、つらい。読後もジンジンする。
ノベライズ本ではなくて普通の本だったらもっと読みたかったな。
家族はその数だけ物語があるから、小野家とか美智子家とかもっと深く知りたい。
映画は見ていないが、二宮くんは合ってるんじゃない -
Posted by ブクログ
玉葱は飴色になるまで炒めなきゃ駄目 厚顔無恥な軽やかさ 籠城 緩和ケアを中心に考えて 全てに屈した感じがして悔しい 私は渾身の力で布団を掴んで引っ剥がした 最下層の人間だから …お母ちゃんの遺伝子ちょっとだけあった 安澄は涙を堪えることをあっさり放棄した 濡れたパンツを拾い上げ、ドアノブに掛けこう呟いた。「鮎子ここにあり」 人生初の朝しゃぶしゃぶであり、おそらく、人生最後の朝しゃぶしゃぶ、私はそう思って席に着いた。 「ママのこと、好きでいても、いいですか?」ママではなく我が家を選ぶという選択が、十歳の少女にとってどんなに辛く苦しく残酷なことだったか…。 静岡県沼津市戸田へだ 「あなたはこれから