中野量太のレビュー一覧

  • 湯を沸かすほどの熱い愛

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    『王様のブランチ』の映画紹介コーナーで気になり、書店で手に取った映画監督自ら書き下ろした原作小説。

    ありきたりなお涙頂戴物語かと思いきや、想像していたよりもずっと素敵な作品でした❗️

    自分が余命2ヶ月と分かったら、どのように毎日を過ごすかと、読みながら考えていました。

    自分には双葉のような行動力はありませんが、辛く厳しい秘密にも正面から立ち向かって懸命に生きる姿は、とても惚れ惚れします。涙無しとは言いませんが、読後は優しい気持ちにさせてくれる感動作です❗️

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    2025年11月16日
  • 湯を沸かすほどの熱い愛

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    知り合いに勧められて読みました。
    銭湯を営む複雑な家庭のお話。主人公はとっても芯が強い女性。それは癌に侵されても変わらない。彼女と対照的な夫。いわゆるクズな男なのになぜか憎めないのは作者の表現力のおかげだろう。複雑な家庭がとりまく問題を主人公の強さで乗り越えていく。最後は衝撃だが「主人公が望んだんだろうな」と納得させられます。

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    2024年05月02日
  • 湯を沸かすほどの熱い愛

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    泣いてもいい場所で読んでいたら、ずっと涙だったかもしれない。
    親子や家族の形って無限大。
    そして双葉の強さ。
    でも、最後にこのタイトルの意味がわかった気がするけど、私はちょっと受け入れられないかも…

    2024.3.8

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    2024年03月08日
  • 浅田家!

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    1番思ったこと、写真撮りたい。いろんな人と写真を撮っていつまでもその日、その時の出来事や思い出を残しておきたい。振り返った時に鮮明に思い出せるように、みんなの顔を忘れないために写真に収めて行きたい。

    次男・政志の夢に向かって突き進む姿に圧倒された。自分も夢に向かってただ突き進むだけ。

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    2023年02月21日
  • 浅田家!

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    たくさん笑った。

    そしてその何倍も泣いた。

    信じて待つ事は容易い事じゃない。
    家族であれば尚更、口煩く言ってしまう。

    だが浅田家は待つ。

    プロの写真家を目指すも、何度も立ち止まる浅田家の次男坊、政志への信頼は揺るがない。

    浅田家の人を信じる姿勢と笑顔にしたいと言う志はプロの写真家になった政志に受け継がれ、震災後、家族写真を依頼して来た少女の切なる願いに真摯に向き合い寄り添う姿に感動する。

    たった一枚の写真の中にも家族の想いが詰まっている。

    そしてそれは今と未来を生きる支えになる。

    「カシャ!」は家族の歴史を紡ぐ希望の音だ。

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    2023年02月19日
  • 浅田家!

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    クスッとしたり、ほろっとしたり良い話でした。政志はもちろん全ての登場人物が素敵でした。映画も観ないといけないですね。

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    2022年09月15日
  • 浅田家!

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    ネタバレ

    映画は見たことがないけど、話題にもなったので読んでみた。最初は、ちょっと変わった家族の温かい話と思っていたが、震災を機に少し違う方向へ。人とのつながりってなんだろう、自分にできることって何かあるのだろうか、と普段気にもとめない(ようにしている)疑問と向き合わざるを得なくなって、その中で、小さいながらも答えを見つけていく様は、我々にもその疑問を考え、小さくともアクションを起こすきっかけをくれる。

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    2022年07月01日
  • 浅田家!

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    序盤メチャクチャ面白く

    後半しっかりと考えさせられた
    家族の大事さ
    自然の怖さ

    今現在、人工的に自然を壊したり、人を殺めたりしてるが全て無意味
    世界全体が貧しくなるだけ
    貧しくなるからもっと傷つけ合う原因になる

    本当にくだらない
    そんな事してる場合じゃない

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    2022年05月07日
  • 浅田家!

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    もし、一生にあと一枚しかシャッターを切れないとしたら、僕は、家族を撮る。

    写真家を目指す政志が卒業制作に選んだのは、家族の思い出をコスプレで再現すること。そこからほかの家族を被写体とするが、写真に迷いを感じ始め、さらに東日本大震災が起こる。
    .
    ニノが映画やってたなと思い気になっていた作品。読みやすかった。風変わりな写真家は一見無頓着に感じるも家族思いで、それが新たな仕事に結びついて、さらにそこから辛い状況の中で人に希望を与える行動に繋がっていく。自分はこの仕事をしてていいのか、思いが揺れる中でも自分だからできる方法で誰かの笑顔に繋がっていて、諦めない気持ちや繋がりの大切さを感じた。

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    2022年01月16日
  • 浅田家!

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    残したい瞬間、写真で残すとブワァっと気持ちが蘇えって素敵。
    大事な家族をその時の気持ちと一緒に、写真に残していきたい。

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    2021年09月22日
  • 浅田家!

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    映画の予告を見て気になっていた作品の小説版(脚本ベース)。
    差し込まれる写真も映画版です。
    登場人物たちの表情が目の前に浮かんでくるような文章ですらすら読めました。内容も様々な家族の形を写真に残しながら、自分の家族に向き合っていく温かみのある作品です。
    自分もこれから産まれる子供のためにも沢山写真を撮っておこうと思いました。

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    2021年09月13日
  • 浅田家!

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    感動とほっこりと感謝が沸き上がる作品。脳裏に二宮さん。映画ノベライズだけど、政志の心に寄り添った描写が小説ならでは。

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    2021年04月30日
  • 浅田家!

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    家族をもっと大切にすることはもちろん、自分にできる家族孝行を十分にしたいと感じた。

    また短い人生の間でであう身近な存在となる人を支え、支えられたりしながらもっともっと大切にしていきたいと感じた

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    2021年01月05日
  • 浅田家!

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    あっという間に読み終わった。
    主人公のヒアリング力、
    仕事でも活かせると思った。

    「撮りたい」と思わないとシャッターを押さないと言う
    プロとしてのこだわり。
    すごい。

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    2020年12月14日
  • 浅田家!

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    今住んでいる県内が舞台なので猛プッシュされていることもあり手に取った。

    前半はテンポ良くコミカルに進んでいき、(コスプレした家族写真撮るのにノリノリの両親が微笑ましい)そのテンションで読み進めていたらとある家族との出会い、震災と物語が急変しそこからは涙涙で読む手が止まらなかった。

    スマホで簡単に撮影出来るけどプリントアウトしてアルバムにするところまでは出来ていないし以外と家族全員で撮った写真って少ないなとしんみり。
    これから子供達の写真いっぱい撮っておこうと心に決めた。

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    2020年11月20日
  • 浅田家!

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    泣いてしまう。

    我慢しても、泣いてしまうんです。
    バスの中で、読みながら涙が出てきて
    どうしようと困ったのを覚えてます!

    ノンフィクションな内容は
    主人公がカメラを通して人生を見つめて
    戸惑いながら、自分にしか撮れない写真を
    探していく姿が心に染みました。

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    2020年11月06日
  • 浅田家!

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    家族の温もりに涙した。昔、住んでいた町が水害にあったとき、同じように一枚一枚写真の洗浄をして家族に渡したことがあった。意外と水に強い。丁寧に扱い乾かせば綺麗に復活する。今や欠かせないスマホやデジタルカメラは何度も撮り直しがきく便利なもの。ただ今回は、本を通してフィルム写真の良さをあらためて実感する。

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    2020年10月26日
  • 湯を沸かすほどの熱い愛

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    ネタバレ

    映画はまだ未観でして、先に小説から入ってしまった、という所の作品なのですが、うむ。良かった。なんとも骨太な作品だなあ、という感想。そんなに分厚い小説ではないですし、文章も読みづらい感じでもないですし、サクサク読める作品だとは思うのです。でもそれが、決してお気楽極楽ポップだぜ、という訳では全然ない。内容は相当にヘヴィーにズッシリどっしり。うむむ、骨太。

    作者の中野量太さんは、本業は、映画監督なのですね。そっちがメインだよ、という。で、自ら脚本も書いた映画作品を、これまた自らノベライズした、と。それがコレだぞ、と。うむむ、多才だ。映画も撮る。脚本も書く。小説化すら出来ちゃう。凄いですね。同じ日本

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    2019年09月11日
  • 湯を沸かすほどの熱い愛

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    ネタバレ

    恋愛の本を読みがちな自分だけど
    こういう本を読むと
    やっぱり家族愛が一番好きだと実感する。
    どんな愛よりも家族の愛があればそれだけで生きていける。
    血が繋がっていなくても、家族だと思えばそれは家族なんだと思う。

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    2019年05月29日
  • 湯を沸かすほどの熱い愛

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    ネタバレ

    想像以上に深くて熱い愛情に圧倒された。
    確かにこれ程の熱量なら湯もすぐに沸けるはずだ。
    「お母ちゃんはこれからもあたしのお母ちゃんだ。みんなの中から、お母ちゃんが消えることは決してない」
    その人の匂いを嗅ぐだけで安心できる。
    幼い頃からの無意識の記憶がそうさせている。
    それが母の凄さだと改めて思った。

    愛しい娘を見守り、常に全身全霊でぶつかる母。
    「少しの延命のために、自分の、生きる意味を失うのは絶対に嫌、私には、どうしてもやらなきゃいけない事が、まだある」
    限られた時間の中、最後まで娘に自分の精一杯を差し出す母の潔さに泣けた。
    同じく娘を持つ母の私には、ここまでの覚悟はまだ足りない、と反省

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    2019年03月02日