クリス・アンダーソンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
★避けられない売り方★2009年の出版から10年たっても無料を巡る根本的な状況は変わっていない気がする。デジタル化できる情報・サービスの限界費用はゼロに近づき、供給はどんどん潤沢になる。それだけ先を見通せていたのだろう。雑誌という衰退産業にいる人物だけに、それを回避するために個人としては講演で稼ぐという実践をしている点も含めて、説得力と実践の重みがある。
ウェブ関連のサービスやコンテンツは無料なのが当然だと思って育った世代にとって、有料は受け入れられないだろう。ライブなど希少(な体験)がカギとなるものにしかおカネを払わない。供給側としてはフリーを入り口としたビジネスを考えるしかないのだろうか -
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Posted by ブクログ
情報処理能力、記憶容量、通信帯域幅の驚異的なペースでの低コスト化により、21世紀のビット経済(デジタル社会)ではコンテンツの流通にかかる限界費用が、ほとんど気にならないくらいに安くなっている。
それゆえに、20世紀のフリー・ビジネスとは大きく性質を異にする「無料」を生かしたマーケティング戦略により巨額の富を生み出すビジネスが登場している。
ここでは、無料経済を4つの類型に分けています。
1.直接的内部相互補助
無料または極端に安い値段の商品で客を呼び、利益を出せる魅力的な他のモノを売る。
例)携帯電話の端末を無料にして通話料で稼ぐ。
ドリンクは無料だがショーは有料。
駐車場 -
Posted by ブクログ
書いてある事例は比較的平易でわかりやすいのだが、全体を通して読むと、何が書いてあったのか考え込んでしまった。この本を読むと、19世紀からフリーを導入することにより成功した事例が存在していることが分かる。そして、現在ネットの普及に伴って、より激しく変化・進化を遂げている最中であり、Googleなどの限られた例を除いて成功している企業も少なく、まだ評価や分析が十分になされていないことから、成功事例を羅列したという趣きがある。読みながら取ったメモに、「フリーの意義は、間口を広く低くすることにより、これまで知られていなかった潜在的ニーズ(ロングテールに属する顧客層等)を掘り起こすということか?」とある
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Posted by ブクログ
350ページのハードカバー単行本。
通勤電車で読むにはちょっと辛いので、海外出張の機内で一気読み。
明快な論理と説得力十分の書きっぷりに舌を巻いた。
本書を手に取るまでは、今の時流にのったあまり良くない意味での”ノリノリ”の一冊だろうという勝手な印象をもっていたが、実はフリーという形態を活かしたビジ
ネスの歴史は長いということを丁寧に書いているところから始まる。
ここでまず好感度アップ。
そこから、テクノロジー(情報処理能力、記憶容量、通信帯域幅)の限界費用がどんどん下がっているネットと、フリーの関係へと展開する。
説得力十分でお見事。
途中引用する様々な例え話や、フレー -
Posted by ブクログ
===引用ここから==
二一世紀の無料(フリー)は二〇世紀のそれとは違う。アトム(原子)からビット(情報)に移行するどこかで、私たちが理解していたはずの現象も変質したのだ。「フリー」は言葉の意味そのままに「無料で自由」であることとなった。
===引用ここまで===
「アトム(原子)からビット(情報)に移行」。このくだりが大好きなのです。
本著では、IT技術の飛躍的な革新により、モノの価値を図る概念の変化が起きた結果、経済活動(”稀少な資源をめぐる選択“と呼べる)の在り方を変える必要性を説きます。
巻末付録では、フリービジネスを以下の3つに大別し、50個の例を挙げています。
フリーその1 -
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 基本
1、プレゼンテーション・リテラシー
2、アイデアを築く
3、よくある落とし穴
4、スルーライン
第2章 ツール
5、つながる
6、ストーリーを語る
7、説明する
8、説得する
9、見せる
第3章 準備
10、ビジュアル
11、原稿を書く
12、通し練習
13、つかみと締め
第4章 本番
14、服装
15、メンタルの準備
16、ステージの設定
17、声と存在感
18、フォーマット革命
第5章 考察
19、パブリック・スピーキング革命
20、なぜそれが大切なのか
21、次はあなたの番
<内容>
TEDの公式ガイド。そし -
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Posted by ブクログ
ネタバレわかりやすい議題を取り上げているせいもあり、
論旨がつかみやすく、あっという間に読めた。
内部相互補助:一枚買ったら、一枚ただ。無料の恩恵を受けた人が払う
三者間市場:利用者はフリーの恩恵を受けるが、そこにある広告のものを買った人が払う。広告収入
フリーミアム:一部の有料会員がお金を払う。オンラインゲーム。時間のない人がお金で時間を買う。
非貨幣経済:無料で提供し、評判を買う。
無料で提供することで、知ってもらう。→ コンサートチケット、グッヅ販売などで収入を得る。
ビットの世界は、コストが限りなくゼロになるからこそできる。
ロングテールの世界では、商品棚は無限にある。
選択する必要はな -
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Posted by ブクログ
私もあがり症だから一生トークなんてしたくないけれど。でも、文章を書いたり、友達とおしゃべりをする時にも応用できるものばかり。これを読んだ直後から、私も友達とのおしゃべりがTEDトーク式の考えに変わっているのを実感する。本を読んだあとに行動が変わる、アイデアを植え付けられるという意味では、この本も素晴らしいトークだった。とにかく、人を飽きさせないためにどうするか。一貫性と意外性。ユーモアを挟むこと。本の中にも素晴らしいユーモアがたくさん含まれていて良かった。
全部が全部、使えるアイデアではないけど。例えば、二文示されて、「こちらの方が良いでしょう?」って言われても、前の文の方が良かったなあってな -
Posted by ブクログ
無料やフリーの存在って
もう当たり前の存在ですよね?
無料登録、無料アプリ、無料期間、、、
色々あるんですけど、あらゆるサービスが無料化していっています。
たぶん今の時代ほとんどのものが無料で使えます。
じゃあなんで無料のサービスなんてするの?ってことですよね。
僕もブログで無料で誰でも努力すれば3ヶ月で月利11万円を稼ぐことができて、
その後も資産化されるコンテンツを公開しています。
無料メルマガに登録すれば、
マニュアルも無料で配布しています。
「それも有料化すればええやん?」ってよく言われますが、
僕はギブの精神でやっていて
来るものは拒まず、去るものは追わないスタイルで