クリス・アンダーソンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私もあがり症だから一生トークなんてしたくないけれど。でも、文章を書いたり、友達とおしゃべりをする時にも応用できるものばかり。これを読んだ直後から、私も友達とのおしゃべりがTEDトーク式の考えに変わっているのを実感する。本を読んだあとに行動が変わる、アイデアを植え付けられるという意味では、この本も素晴らしいトークだった。とにかく、人を飽きさせないためにどうするか。一貫性と意外性。ユーモアを挟むこと。本の中にも素晴らしいユーモアがたくさん含まれていて良かった。
全部が全部、使えるアイデアではないけど。例えば、二文示されて、「こちらの方が良いでしょう?」って言われても、前の文の方が良かったなあってなる事もあった。日本には合わないのかも……?
それと言葉が回りくどい。観客は専門用語を元々知ってるほど賢くないけど、基礎知識がないほど馬鹿じゃない。本当に文章を読んでて思った。他にも色々。彼が「これは駄目」って言った話し方を彼自身が文章で行っている……。
自分はトークする側ではないけど、今までつまらないなあって思っていたものが、どうしてつまらないのかをうまく説明してくれた感じが良かった。
話が自慢ばかりで、とんでもなくつまらない友達にそれとなくおすすめしてみようと思う。 -
Posted by ブクログ
無料やフリーの存在って
もう当たり前の存在ですよね?
無料登録、無料アプリ、無料期間、、、
色々あるんですけど、あらゆるサービスが無料化していっています。
たぶん今の時代ほとんどのものが無料で使えます。
じゃあなんで無料のサービスなんてするの?ってことですよね。
僕もブログで無料で誰でも努力すれば3ヶ月で月利11万円を稼ぐことができて、
その後も資産化されるコンテンツを公開しています。
無料メルマガに登録すれば、
マニュアルも無料で配布しています。
「それも有料化すればええやん?」ってよく言われますが、
僕はギブの精神でやっていて
来るものは拒まず、去るものは追わないスタイルでやってます。
そこから個別指導をして欲しいとなると仲間になって、全力でサポートするし、
努力に助力するようなことはします。
あくまで、個人の独立を尊重しているので、
全部やってあげる、全部教えるような指導はしません。
無料でサービスは提供するのが当たり前の時代の中で大事なのが、
パーソナリティですよね。
誰から教えてもらいたいか、
誰から情報を得たいか、
無料だからいいとか悪いとかそういう問題ではなく、
無料社会だからこそできることはなんなのかをぜひ、この本を読んで考えて欲しいです。
まぁでもなかなかのボリュームです。
自分がサービスを提供する側になるのであれば、読んでおいて損はない本ですよ(^^) -
Posted by ブクログ
トークの目的は、意味のある何かを伝えること。
そのために、欠かせないのが「スルーライン」(話し手のアイデアのすべての要素を結びつける一貫したテーマ)。意外性のあるスルーラインは、聴衆の好奇心をかき立て、話に引き込む。
話し手が最初にすべきことは、観客が自分から喜んで話を聞いてくれるようにすること。そのためには、観客と目を合わせ微笑む。また、緊張して言葉が出てこない時は、素直にそれを認める。
そんな話し手に、観客は温かい拍手を送る。
優れたトークは、ストーリーテリングに基づいている。
難しい説明と違い、物語なら誰もが身近に感じられ、共感しやすい。このストーリーを語る時、次の4つが大切。
・観客が共感できるような登場人物を主人公にする
・好奇心、社会的な関心、実際の危険を通して緊張を盛り上げる
・適度な量のディテールを盛り込む
・最後に笑いや感動や驚きで締めくくる
トークを準備する際「トークを一字一句完全な原稿に書き起こす」か「構成を決めた上で、それぞれのポイントをその瞬間の言葉で話す」かをまず決める。
どちらにも利点があるが、大半の講演者にとって本当に言いたいことを力強く伝える一番確かな方法は、まず原稿をつくって、それを自分の一部になるまで練習すること。
トークは「はじめ」と「終わり」が肝心。
出だしの1分で、観客の興味を引かなければならない。そして、最後に何を言うかが、一番観客の記憶に残る。 -
Posted by ブクログ
日垣隆氏が強くお勧めしていたので読んでみる。
本書が書かれたのが2009年。そんなに昔ではないけれど、インターネットを取り巻く環境は大きく変化していて、既に古くなっている部分もあるが、本質は今でも変わらない。今まではお金になっていたビジネス(デジタル)も、いずれは無料化されてしまう。
無料化されてしまうものに拘るのではなく、それを手子にして新たな価値の創出出来るか否かが今(現代)のビジネスに問われている。
過去のビジネス展開における成功例・失敗例については詳細に触れられているが、価値創出の具体的手段迄は、まだ著者も試行中のご様子。読者の工夫に委ねられている。 -
Posted by ブクログ
英語の教材として、もともと注目していたTED。講演者のプレゼン能力は感心するが、これは生まれつきの能力ではなく、身に着けられるとしている。本書では、そのプレゼンの方法を解説してくれている。
一番驚いたのは、一般に欧米人はプレゼンが得意だと思いがちだが、本書を読むと、たっぷりの時間を割いて用意周到に準備していることがわかる。
「世界の見方を変えてくれるものはなんでも、『アイデア』だ。人の心の中に説得力のあるアイデアを植え付けられたら、奇跡を起こしたことになる。それは、お金で買えないほど価値のある贈り物になる。本当の意味で、あなたの一部が彼らの一部になったということだから。」
「演劇や映画や小説の分析に使われる言葉がある。スルーラインだ。つまり、一つひとつの物語の要素をひとつにまとめる、一貫したテーマのことだ。どんなトークにも、このスルーラインが必要になる。」
「A イントロダクション―これからなにを話すかを紹介する
B 背景―なぜこの問題が大切なのかを説明する
C 中心になるコンセプトを語る
D 実際にどんな影響が考えられるかを予想する
E 結論で締める」
「だれかのトークを聞くのと、だれかの作文を読むのとでは、まったく違う体験だ。トークは言葉だけじゃない。全然違う。言葉を伝える『人』も大事なんだ。人同士がつながらなかったら、インパクトは与えられない。これ以上ないほど明快な説明と鋭い論理で、だれよりも素晴らしいトークをしても、はじめに観客とつながれなければ、メッセージは伝わらない。内容を理解してもらえても、そのアイデアは活用されず、頭の片隅に追いやられて、すぐに忘れられてしまうだろう。」
「ストーリーを語るときには、次の4つのことが大切だ。
・観客が共感できるような登場人物を主人公にすること
・好奇心、社会的な関心、実際の危険を通して緊張を盛り上げること
・適度な量のディテールを盛り込むこと。少なすぎるとストーリーが生き生きとしない。多すぎるともたついてしまう
・最後に笑いや感動や驚きできちんと締めくくること」
「説明の達人のワザ
ステップ1 聞き手のいる場所からはじめた。…
ステップ2 好奇心に火をつけた。…
ステップ3 ひとつずつコンセプトを持ち出していった。…
ステップ4 たとえを使った。…
ステップ5 例を挙げた。…」
「・説得とは、だれかの世界観をよりよいものに差し替える行為だ。
・その核になるのは、長期的なインパクトを与えられる論理の力だ。
・論理を、直感ポンプ、探偵物語、ビジュアル、その他の下地づくりのツールによって補うと、もっとも効果が出る。」
「観客を引き込む4つの方法をここで紹介しよう。
1 ドラマの一片を伝える
2 好奇心に火をつける
3 パンチのあるスライド、ビデオ、物を見せる
4 チラ見させて全部は出さない」
「僕がTEDにここまで惹かれた理由のひとつは、トークが印刷物にはないなにかを与えてくれると知ったからだ。でもそれは当たり前じゃないし、いつもそうとは限らない。そのおまけのなにかは、熟考し、時間をかけ、育むことではじめて手に入る。努力によって得られるものなのだ。
ではその『おまけ』ってなんだろう?それは情報をインスピレーションに変える人間という媒介だ。
トークを、並行に流れる2つの情報の潮流だと考えてみよう。言葉は脳の言語中枢で処理される。聞いた言葉も読んだ言葉も同じように処理される。でもその上の層にはメタデータの流れが存在し、(無意識に)聞いた言葉を評価し、どう扱うかを決め、優先順位をつけている。文章を読む場合には、それはない。話し手を見てその声を聞いているときにだけ、これが起きる。
その追加の層が、なにをもたらすかを紹介しよう。
・つながる:『この人、信用できる』
・夢中になる:『なにもかも、すごく面白い!』
・好奇心を持つ:『声の中にも、表情にも、なにかを感じる』
・理解する:『ジェスチャーでその言葉を強調してるんだ―やっとわかった』
・共感する:『どんなにつらかった感じられた』
・興奮する:『わぉ!情熱が乗り移りそう』
・確信する:『目に信念が現れてる!』
・行動する:『チームに入れてほしい。参加したい』
これをまとめると、インスピレーションということになる。…
ひとが特定の講演者に強く反応するのはなぜなのか、どのような仕組みでそうなるのかについては、謎が多い。それは人間の中に深く刷り込まれ、何十万年もかけて進化してきた能力だ。…そうしたアルゴリズムの詳細はわかってないけれど、それを動かすカギになるものについては意見が一致している。それは大きく2つに分かれる。
声を使うものと身体を使うものだ。」
「…オンラインの動画は生で見るほど強いインパクトはないだろうと僕たちは思っていた。オンラインではほかにも気が散ることがたくさんあるので、小さなスクリーンで見る動画にそれほど集中を保てるはずがない。でも視聴者からの熱烈なコメントに僕らは驚き、喜んだ。…
…2007年3月、僕たちはサイトを立ち上げ直し、100本のトークを公開した。それ以来、TEDは年次カンファレンスというよりも、『価値あるアイデアを広める』ことに力を注ぐメディア組織になっている。
それから、コンテンツを無料で拡散したらカンファレンスにお金を払う人がいなくなってしまうかもしれないという心配はどうなったかって?実際には反対のことが起きた。カンファレンスの参加者は、素晴らしいトークを友達や仲間と共有できることを喜び、トークが拡散するにつれカンファレンスへの申込みも増えていった。」
「なにを追いかけるにしろ、本当になにかをとことん追求すると、次の2つのことが起きる。
・意味のある幸せの形を見つける。
・本で読むよりはるかに重要ななにかを見つける。語る価値のあるなにかを。」 -
Posted by ブクログ
店頭に並んでいることきにはなったものの、その当時はBtoBがメインだったのであまり関係ないと思って読まなかった。今更ではあるが、BtoCには大きく関わってくる内容ということで、読んでみた。
ところで本書の著者は、「ロングテール」の著者だったのね。知らなかった。
「どうしてグーグルではフリーがあたりまえなのだろう。なぜなら、それが最大の市場にリーチして、大量の顧客をつかまえる最良の方法だからだ。シュミットはこれをグーグルの『最大化戦略』と呼び、そのような戦略が情報市場の特徴になるだろうと考えている。その戦略はとても単純だ。『何をするにしても、分配が最大になるようにするのです。言いかえると、分配の限界費用はゼロなので、どこにでもものを配れるということです。』」
「お金を稼ぐ方法として、ウェブの発展に合わせて成長するやり方をみつけているからだ。…そのため、グーグルのつくり出すほとんどの製品は、無料の無線アクセスから無料の記憶容量まで、多かれ少なかれインターネットの使い道を広げようとするものだ。
こうした関連製品を、経済学者は『補完財』と呼ぶ。…グーグルにとって、オンラインにあるものはなんでも、メインビジネスの補完財と見ることができる。…そのすべては、グーグルが新しい製品を開発し、広告を売るときに役立ちうるのだ。」
このような縦につながるストーリーを戦略として構築したいものである。もちろんオンラインではないものは難しいし、一朝一夕に思いつくものでもないだろうが、このような「フリー」は常に意識されるべきテーマであると思う。