樫崎茜のレビュー一覧

  • スポーツのおはなし スポーツクライミング わたしのビーナス

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    3年から。再読。クライミングのスポーツとしての知識はもちろん、中学年向きでありながら、場面構成の工夫がある。日系人選手としての悩みをさっくりと混ぜても何よりスポーツを明るく楽しく描いているところが良い。

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    2023年09月10日
  • ヴンダーカンマー ここは魅惑の博物館

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    ぼくがぼくという枠を飛び出すかぁ、いい話です。樫崎茜の作品どれも大好きです。ヴンダーカンマー、奇跡の部屋、博物館の元になった言葉、ぴったりですね。

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    2022年01月30日
  • ヴンダーカンマー ここは魅惑の博物館

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    実際にモデルとなった博物館と研究者たちがいるようで、非常にリアリティがある。中学生の視点から書かれているのがいい。職業体験は行った先で千差万別の体験になると思うが、子どもたちの素直な視点が反映されているように思う。

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    2022年09月06日
  • ヴンダーカンマー ここは魅惑の博物館

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    職場体験で、博物館に来た五人が、
    それぞれの担当部所で得た経験から
    自分のことや生物のことを考えたりする話。

    おさなーいながらも核心を突いていたり。
    中学生、侮りがたし。

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    2021年05月21日
  • スポーツのおはなし スポーツクライミング わたしのビーナス

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    スポーツのおはなしシリーズ、「スポーツクライミング」

    話の構成が面白く引き込まれた。
    スポーツクライミング、生で見てみたい競技だ。

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    2020年07月05日
  • ボクシング・デイ

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    10歳の日々の思い出。栞は「き」と「ち」の発音がうまくいかず、言葉を発することに苦手意識を持っていた。そんな栞が通うようになった「言葉の教室」。そこで佐山先生と過ごした時間は、栞にとってかけがえのないものとなっていた。

    大きな事件は起こりません。でも小学4年生の子どもにとっては、その時その時が大きな出来事の連続なのです。
    校庭のセコイヤの木が伐採されるという噂、スイミーの広場から聞こえてくるという声、運動場で拾った光る石(隕石?)、集めた空き缶のプルタブ、セコイヤ伐採反対の署名、そしてクリスマスの次の日に佐山先生から受け取った想い。
    いつでも佐山先生は話を聞いてくれた。さあ考えてごらんと栞に

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    2020年05月04日
  • ヴンダーカンマー ここは魅惑の博物館

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    博物館へ職場体験に行った5人の中学生がそれぞれ違った仕事を体験する。特に博物館に興味があった子たちじゃないけどあっという間に引き込まれ自身にも変化がおきてゆく。こんな職場体験ができていいなー。

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    2019年05月27日
  • ヴンダーカンマー ここは魅惑の博物館

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    小学生〜中学生に読んでもらいたい本。
    四人の中学二年生が博物館で職場体験をする物語で、四人それぞれの視点で職場体験作文調で書かれていて面白い。

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    2018年12月24日
  • ボクシング・デイ

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    小学生の日常を淡々と綴っているが、すべての人が丁寧にことばを紡ぎだす。普通のひとの誰でもがすごした小学生時代のなにかしらの想いでに懐かしみを感じることと同じ感傷をさそう。何でもない終章に涙がこぼれる。あったかいよ。

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    2015年12月14日
  • 星の町騒動記 ~オオカミさまあらわる~

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    タイトルと表紙で買って、読み始めると、黒曜石、星くそ村、上の社、下の社、と単語が出てくる。ふたつ山と出てくるが、はてこれはどこだろうかなどと思案する。これは、諏訪地域をネタにした話のようだ、ということで、諏訪人としては俄然興味が湧く。読み進むうちに、おんとうさい、と出てきて、間違いなく諏訪地域を舞台にした話だと確信する。
    そんなわけで、物語よりもネタに注目して読んでしまった。諏訪人には無論おすすめ。テーマは、いじめや同調圧力や、我々の世代を超えてある問題を扱っている。続編を期待する。

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    2023年11月13日
  • ヴンダーカンマー ここは魅惑の博物館

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    中2の2学期。職場体験の受け入れ先が、希望していなかった県立自然史博物館になった5人は、全員別々の仕事を手伝うことになる。
    理科の成績のあまりよろしくない多嶋育実は、魚類を受け持つことになったが、着任してすぐ連れて行かれた漁港で不思議な生態のミツクリエナガチョウチンアンコウと出会う。
    古脊椎担当になった橋本恋歌は、遅刻してきた担当者と話すうち、化石が入っているかも知れないノジュールに関心を持つ。

    博物館に全く関心のなかった5人が、それぞれの経験から一歩成長する姿を、5人が語るオムニバス形式で描く。




    *******ここからはネタバレ*******

    博物館の活動紹介のための教科書的な本

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    2020年05月11日
  • ヴンダーカンマー ここは魅惑の博物館

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    県立自然史博物館に職場体験に行った5人の
    中学生は、くじ引きで魚類、鳥類、哺乳類、
    古脊椎などに分かれて、各部の仕事を手伝う
    ことに…。魅惑の宝庫(ヴンダーカンマー)での、
    5人それぞれの重規に満ちた1日を描く。

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    2020年01月16日
  • ヴンダーカンマー ここは魅惑の博物館

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    【内容】5人の中学2年生が博物館で職場体験し、それぞれほんの少しだけ成長というか、なんらかのターニングポイントを得る。
    【感想】心地よいお話。重要なことや大きな変化は特に起こらない。微妙になにか変化、強いて言えば皆が少しだけ素直になったか。このままでは少々物足りない感は残るので、その後のこの5人が何かの出来事に遭遇してというような続編があってもいいかもね。

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    2019年09月16日
  • ヴンダーカンマー ここは魅惑の博物館

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    博物館に職場体験に行った5人の中学生。博物館の裏方を知るにはわかりやすい。特別望んできたわけでもない中学生たち。博物館の仕事自体にも新しい発見の連続だったようだが、一緒に職場体験をした仲間たちの今まで知らなかった一面を発見できたことも大きな収穫だったようです。

    自分が実際に職場体験の中学生と接したときの感想から言うと、この本に登場する中学生たちは、みんな積極的。ほとんどの中学生たちは、もじもじとしていて自分から質問してくる子は少なかった。ボランティア(学校の過程としての)で来てくれる高校生とも接したけれど、高校生くらいになればこの本の中学生くらいの反応はしてくれるけれども、職場体験で一律に課

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    2019年04月26日
  • YA! アンソロジー 初恋リアル

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    初恋をテーマにした女性作家5人によるアンソロジー。
    小説でありがちな恋愛のプロットをなぞる簡単なものになっておらず良。全体的に乙女チックな発想で、好きな人は好きそう。

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    2015年05月24日
  • ボクシング・デイ

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    小学校4年生の、「ことばの教室」に通う女の子のお話。主人公の視点から先生のことや友達のこと、学校のことが描かれていて、なんだか優しい気持ちになる本。
    2012/5/2

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    2012年05月02日
  • ボクシング・デイ

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    夏休みや運動会などのふくらませがちな場面にほとんどふれることなく、これだけの分量を文体を狂わすことなく書きあげていて、ストーリーも無理なくまとまっていたので読みやすくはあった。ただ、無難に丁寧だという印象をうけ、著者の持ち味が最後まで見えてこなかった。
    セコイア伐採の日まで、毎朝早起きをしたり著名運動をしたりと、栞のセコイアへの想いは日に日に強くなっていく。そのことを(佐山先生との交流とともに)ずっと重点において丁寧に書きすすめたわりに、セコイア伐採の場面から感じられるものがあまりにも少なかった。あっけなく伐採されたことが、そのまま文の短さにまでなってしまっているとしか僕には捉えられず、たとえ

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    2011年02月04日
  • ボクシング・デイ

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    のんびりとした田舎町の古きよき小学生の世界が描かれているし、世界観もお上品で、読んでいて気持ちの悪いものではなかった。でも、小学生がこんなに助詞の正しいきちんとした日本語を使うかなぁ?というところは大きく疑問を感じた。いろんな意味で、少し『遠い』な・・・と感じました。

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    2011年01月23日