ボクシング・デイ

ボクシング・デイ

660円 (税込)

3pt

3.4

自分の言葉で思考することを覚えた少女。迷いながらも1歩ずつ世界を広げていく――「ボクシング・デイ」それはクリスマスに1日遅れてプレゼントを開ける日。「ことばの教室」に通い始めた10歳の栞は、思うように言葉が出てこない。しあわせ、悲しみ、そんな言葉に想いを巡らす日々が訪れ、栞はいつしか滑らかな発音だけではない贈り物を手にしていた。<第18回椋鳩十児童文学賞受賞作品>

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ボクシング・デイ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    10歳の日々の思い出。栞は「き」と「ち」の発音がうまくいかず、言葉を発することに苦手意識を持っていた。そんな栞が通うようになった「言葉の教室」。そこで佐山先生と過ごした時間は、栞にとってかけがえのないものとなっていた。

    大きな事件は起こりません。でも小学4年生の子どもにとっては、その時その時が大き

    0
    2020年05月04日

    Posted by ブクログ

    小学生の日常を淡々と綴っているが、すべての人が丁寧にことばを紡ぎだす。普通のひとの誰でもがすごした小学生時代のなにかしらの想いでに懐かしみを感じることと同じ感傷をさそう。何でもない終章に涙がこぼれる。あったかいよ。

    0
    2015年12月14日

    Posted by ブクログ

    小学校4年生の、「ことばの教室」に通う女の子のお話。主人公の視点から先生のことや友達のこと、学校のことが描かれていて、なんだか優しい気持ちになる本。
    2012/5/2

    0
    2012年05月02日

    Posted by ブクログ

    夏休みや運動会などのふくらませがちな場面にほとんどふれることなく、これだけの分量を文体を狂わすことなく書きあげていて、ストーリーも無理なくまとまっていたので読みやすくはあった。ただ、無難に丁寧だという印象をうけ、著者の持ち味が最後まで見えてこなかった。
    セコイア伐採の日まで、毎朝早起きをしたり著名運

    0
    2011年02月04日

    Posted by ブクログ

    のんびりとした田舎町の古きよき小学生の世界が描かれているし、世界観もお上品で、読んでいて気持ちの悪いものではなかった。でも、小学生がこんなに助詞の正しいきちんとした日本語を使うかなぁ?というところは大きく疑問を感じた。いろんな意味で、少し『遠い』な・・・と感じました。

    0
    2011年01月23日

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