山田昭男のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
未来工業株式会社といえば,今やメディアに取り上げられまくってる超ホワイト企業.その会社の方針や仕組みを作ってるのが,著者山田さん.
この本を読んだ理由は,某テレビ番組で「ドアにノブがない」「個人の蛍光灯にスイッチがある」など,他にないことをやってる面白い会社があると興味を持ったことから.
ただ単に与えられたタスクを消費するのみならず,常日頃から生産性をあげること,差別化を生むことを「考え」て仕事しろということが主旨かなと.読み終わった時は,恐れいったと同時に自分の仕事のやり方を見なおすいい機会となった.
本の内容自体は,項目が細分化されているのでスラッと読み終わる.それでいて内容は革新的 -
Posted by ブクログ
■つまらない常識
A.出社時に、その日の帰る時間を決める。すると、人は時間内に何とか終わらせようという気持ちになる。その分だけ集中力は高まるし、業務効率は上がる。
B.現場に足を運ぼうとしなくなる人間が増えるのを防ぐため、営業はパソコン禁止にしている。自社製品に関わる問屋、工事業者と会って話すことが、営業の基本である
C.「常識」に縛られて、「常に考える」ことをサボってはいないだろうか。
D.その会社が成果主義なら、給料もその評価に応じたものになる。しかし、未来工業では、60~70点の成果しか残せない人でも、100 点満点を与える。給料に差はつけない。その理由は2 つある。1 つは、6 -
Posted by ブクログ
未来工業の山田社長の本を読んだのは2回目になりますが、読むたびに山田社長が「型破り」と話されている事が今の日本に必要なのではないかと思います。
山田社長が徹底されているのは、社員を自分の頭で考える自立した人間にさせること。その為には管理もしない、失敗もさせる、部下のプライドを重視するといった事を行動されています。
に対して今の日本の多くの企業が行っていることはどうでしょう。口では社員の自立性を求めていますが、管理主義・減点主義・パワハラといったやっている事は真逆のことです。
山田社長の本を読みますと口では変わりたいと言いながら、行動では変わりたくない。むしろ変化とは逆の方向に突き進みつつ -
Posted by ブクログ
ネタバレとにかく面白いおっちゃんです。
基本のメッセージは、自分で考える社員を育てるにはどうすればいいか。上司が邪魔しないことですかね。
「管理しないほうが人は働く」
インターナルマーケティングしかり、Y理論しかり、結構このおっちゃんのやっていることは理にかなってます。
「常に考える!」って、看板があちこちにあるのもよい。毎月標語が変わり、意識を最新にしていくことも大切かもだけど、いわゆる強化月間的な発想で、結局定着しない。まあ、人間なんで、流されちゃいますよね。
でも、ここはこのメッセージがずっと一貫して流れている。
仕事時間にしても、7時間15分残業なし。
最近ではネットの服販売会社( -
Posted by ブクログ
社長とはいえ、能力が発揮できない分野がある。そんなときは、とことん社員に任せること。任せれば人は勝手に育つ。
そして、モチベーションが高くなる環境を社長をはじめとしたリーダーは社員に提供する。しかも、とことん手厚い「餅」を提供する。
それは給与はもちろん休日だったり、働く時間だったり。
給与を上げるためには、売上を上げる。そのためには、社員がとことん考えて製品やサービスを唯一無二の高品質にし、他社と徹底的に差別化する。そして、それが客にベクトルが向いている。
また、時間を捻出するためには合理化と無駄を省くこと。極限までシンプルにして、個人の判断で進められるようにする。だから、「報連相」