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Posted by ブクログ
岐阜県に本社のある、未来工業株式会社の創業者(現在は取締役相談役)山田昭男さんの痛快な経営指南書です。
もう開いた口が塞がらないと言ったらよいでしょうか、常識では考えられない経営学がポンポンでてきます。普通だったら、何バカなことを言ってるんだとなるところですが、何故か物凄く説得力があります。まったくブレのない、自信に満ちあふれた言葉ばかりで、一気に読むことが出来ます。
この本を読み終わって思うことは、今の日本は、常識と思って行動している中で、皆が苦しんでいる。ということは、その常識を疑ったほうがいいんじゃないかということ。常識だと思ってやっていることが、ただ人を縛っているだけで、まったく会社にとってプラスになっていない。どうしたら、そこで働く社員がやる気をもって、いっぱい稼いでくる気になるか。働いているのは機械ではなく、人間なんだということを、すべての経営者は再認識する必要があると思う。
こういった常識を超越してしまったビジネス本はありますが、この本はその常識をさらに超越し、あまりの正論に笑って納得するしかありません。経営者だけでなく、すべての日本人が今すぐ読むべき本です。仕事に人生にきっと、あなたのプラスになるでしょう。
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非常に面白い経営論。
日本で1番休みが多い会社の社長が持論を分かりやすく書いてくれている。1文が短いのでテンポよく読める。
ホンレンソウ禁止など、驚くべきことがたくさん。
しかし、理由を聞くと納得する。
自分は相談役の肩書きだけどホンレンソウ禁止だから誰も相談に来ない、とか、ご本人は真面目に書いてあるかもしれないが、思わず笑ってしまうところが結構ある。
これはすべての働く人たちに読んでもらいたい本だ。
「喜ぶか、喜ばないか。ここが大事だ。喜べば、社員が100%自分の力を出そうと思うだろう。そこまでしてもらったのだから、がんばらないといけない、と思う。」
(p120)
いろいろ革新的なことが書いてあるが、すべてはここに尽きる。
現状打破を願っている職場のリーダー必見。
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チェック項目8箇所。世の中の97%と同じ働き方をしていたのでは、いつまでたってもうまくいかない、ならば、その方法の真逆をとことんやってみるまでだ。すぐれたアイデアに知識や才能はいらない、必要なのは「なぜ?」と思う感覚だ。未来工業の製品には、”日本初”がたくさんある、みな既存の製品にちょっとした工夫を加えただけだ。金儲けをしたかったら、ムダな金を使わないことだ、携帯やネットに使う金はムダ以外のなにものでもない、と私は思う。日本人は新しいものを発明する頭はゼロだけど、世界一腕がいい、と私は思っている、だから人がやっているものを真似して、さらにいいものにつくりかえて、どんどんばらまいている、たとえばカメラがそうだ、もともとはドイツがいちばんだったが、日本人が技術をとりいれて独自のカメラをつくった。大事なのは、どうやったらお客が喜ぶかを考えることだ、安ければ売れるだろう、と、安易な発想に飛びつくからいけない。中小企業が倒産するのは、だいたいが一社に三十%以上頼ってしまう時だ。ありもしないことを空想するのがマイナス思考だ、実際に怒ったことを検証して、それに備えるのがリスク管理であり、プラスの想像力だ。人を本当にやる気にして働かせようと思ったら、先にたっぷり雨を与えなければダメなのだ。
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『差別化』とは『常に考える』こと。
常識を疑い、自身で考えて組織作りは大変参考になります。
山田さんは、考える素晴らしさももちろんですが、どうしたら社員が力をだせるかを感じる力もすごいのだと感じます。社員と顧客の身になれば、自ずと経営方針も決まってくるのだということを実践されているのだと思います。ビジネスマンだけでなく、全ての人に学び、気付きのある一冊。
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あの未来工業の経営の一片がわかる本。全部が全部自分の会社に当てはまらないけど、そう思ってしまっている常識さえも見直さなければならないと感じた。とても面白く、明日からの仕事のやり方を考えるのが楽しみになった。
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今メディアで話題になっている、未来工業創業者山本昭男氏が記した一冊。
常に常識を疑い、その逆を行く姿勢は、これからの日本社会を生き抜いて行く上で必須のスキル。
この本を読んで、逆風の時代をサバイブしましょう。
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ここの会社で働いてみたいと思いました(^^)
常識を疑うことをやってみます!
しんどいけど無理やり頑張って会社行ってる人に読んでもらえたらと思いました。
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オーディオブックにて聴了。
モノタロウで有名な未来工業の創始者、山田昭男さんの著書。
「ほかの会社がしている"当たり前"と逆のことをしてきたら、たくさん稼ぐ会社になった。」という言葉が印象的だった。
今の日本の企業が無駄なことばかりしてることを改めて感じたとともに(私の勤め先を含め)、「当たり前」を疑い続けることを忘れないようにしたいと思った。
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未来工業株式会社といえば,今やメディアに取り上げられまくってる超ホワイト企業.その会社の方針や仕組みを作ってるのが,著者山田さん.
この本を読んだ理由は,某テレビ番組で「ドアにノブがない」「個人の蛍光灯にスイッチがある」など,他にないことをやってる面白い会社があると興味を持ったことから.
ただ単に与えられたタスクを消費するのみならず,常日頃から生産性をあげること,差別化を生むことを「考え」て仕事しろということが主旨かなと.読み終わった時は,恐れいったと同時に自分の仕事のやり方を見なおすいい機会となった.
本の内容自体は,項目が細分化されているのでスラッと読み終わる.それでいて内容は革新的なものが多いので,とても爽快かつ面白かった.
今後は,現状に満足せず,作業1つ1つを疑っていきたい
《記事抜粋》
◆「常に考える」
◆「ホウレンソウ」の禁止
◆勤怠管理の廃止
◆評価基準:0%のリスク >>> 100%の失敗
◆「働くな」とは,プライベートを犠牲にして働く意義はなく,プライベートの充実は仕事へのヤル気向上
◆上司の仕事は,部下のヤル気を100%にすること
◆社員の3割は営業職.そしてノルマ無し
◆「リスク」:実際に起きた出来事の検証 と 「マイナス思考」:有りもしないことを空想 の違いを理解する
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究極のホワイト企業の経営哲学。
一見、無茶苦茶言うなこのおっさんと思うがどれも理にかなっている。物事の本質を突く洞察力がすごい。
すべては今持っているちっぽけな「常識」を捨てることから始まる。
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報連相(ホウレンソウ)禁止
稼ぎたければ、働くな
全員正社員
コンサルや経営学者が真っ青になりそうな本
性悪説に基づいた、究極のポジティブに思える
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本当に「働くな」という意味ではないです。
「無駄に働くな」ということです。
そして「考えよ」と。
勢いがあって読みやすく、納得できる部分もたくさんありました。
少しでも取り入れて、会社の業績アップにつなげられたら、と思っています。
しかも、できるだけ自分は働かずに(笑)。
Posted by ブクログ
岡野工業の社長も強烈だったが、この方も強烈だ。
未来工業を知ったのはテレビ。
人と逆をいく。
案外考え方はシンプル。
でも海外、特に中国人にはこの考え方は通用しないだろうなー。
Posted by ブクログ
社長とはいえ、能力が発揮できない分野がある。そんなときは、とことん社員に任せること。任せれば人は勝手に育つ。
そして、モチベーションが高くなる環境を社長をはじめとしたリーダーは社員に提供する。しかも、とことん手厚い「餅」を提供する。
それは給与はもちろん休日だったり、働く時間だったり。
給与を上げるためには、売上を上げる。そのためには、社員がとことん考えて製品やサービスを唯一無二の高品質にし、他社と徹底的に差別化する。そして、それが客にベクトルが向いている。
また、時間を捻出するためには合理化と無駄を省くこと。極限までシンプルにして、個人の判断で進められるようにする。だから、「報連相」なんて絶対やんない。上司も部下に命令はしない。
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息子さんのコメントを先に読んでしまいました。業界が違えば、うちみたいにできるわけではないと思います。が、すべてかな。すべてを取り入れることはできませんが、参考になるもの多いです。単なる自己啓発本よりいいです。もうちょっと苦労話が聞きたい。
Posted by ブクログ
働きたくない人が読む本かと思ったら、経営側が読む本ですね。ぜひ読んで欲しいですね。とにかく人のやっていないことをやる、とか、常に考えろ、とか、自分が所属する某保険会社には絶対にない発想。社長に送ってあげようかな。
Posted by ブクログ
世の中の97%と同じ働き方をしていたのでは、いつまでたってもうまくいかない。働いて稼げないなら働くな。常識を捨て、働き方を変えることで、稼ぐ人間になれる。
非・常識、だけど、説明されるとなるほど。だけど、なかなか実行はできないことばかり。
Posted by ブクログ
フォトリーディング94。効率化、コストダウンについて実に真っ当なことを言っている。たくさん売れる商品に集約化、労働にかかる費用はなるべく抑えて〜この、遊びのなさが経済低迷の原因。幸せ感じなきゃ、働くの、ただの苦行だものね。
Posted by ブクログ
この社長さんが書いていることは、どの本でも同じかつシンプル。
今風にいえば、ブレていない。
常識を疑い、大局を見極めよ。
問題は実践そのものの難しさではなく、疑うべき対象と、何が大局かわ見極める目を持つことが、難しい。
Posted by ブクログ
未来工業創業者、山田昭男の経営論。
自身の経験と言葉でマネジメント、コーチング、経営者とは、を語る。
全体のベースとなっているのは、既成概念を疑い、自らの頭でゼロベースから考え、差別化となる付加価値を創り出せ、ということ。
それらが、経験を通じた平易な言葉で、時に飄々と語られる。
肩の力を入れずに読め、文章を読み進めるうちに頭がやわらかくなってくるのを感じる。
長時間働くな、という言葉の奥には、既成の慣習に則って、自ら考えることを放棄する怠惰への柔らかな指摘を含むように思える。