あらすじ
日本一型破りな会社の「日本一幸せな働き方」を大公開!
年間休日140日、残業禁止、育児休暇3年、ホウレンソウ禁止……「日本でいちばん休みの多い会社」として次々と常識はずれの制度を設けながら、一方ですぐれた業績を上げ続ける「未来工業」。
その創業者であり、経営者として国内外から注目を集める山田昭男氏の決定版とも言うべき1冊が完成しました。
突飛なアイデアの裏に隠された意図、そして山田氏が真に大切にしてきた「仕事の哲学」とは? 不安や悩みを抱えるビジネスマンに、現状を打破するための「常識の捨て方」をお伝えします。
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Posted by ブクログ
チェック項目8箇所。世の中の97%と同じ働き方をしていたのでは、いつまでたってもうまくいかない、ならば、その方法の真逆をとことんやってみるまでだ。すぐれたアイデアに知識や才能はいらない、必要なのは「なぜ?」と思う感覚だ。未来工業の製品には、”日本初”がたくさんある、みな既存の製品にちょっとした工夫を加えただけだ。金儲けをしたかったら、ムダな金を使わないことだ、携帯やネットに使う金はムダ以外のなにものでもない、と私は思う。日本人は新しいものを発明する頭はゼロだけど、世界一腕がいい、と私は思っている、だから人がやっているものを真似して、さらにいいものにつくりかえて、どんどんばらまいている、たとえばカメラがそうだ、もともとはドイツがいちばんだったが、日本人が技術をとりいれて独自のカメラをつくった。大事なのは、どうやったらお客が喜ぶかを考えることだ、安ければ売れるだろう、と、安易な発想に飛びつくからいけない。中小企業が倒産するのは、だいたいが一社に三十%以上頼ってしまう時だ。ありもしないことを空想するのがマイナス思考だ、実際に怒ったことを検証して、それに備えるのがリスク管理であり、プラスの想像力だ。人を本当にやる気にして働かせようと思ったら、先にたっぷり雨を与えなければダメなのだ。