嶺岸信明のレビュー一覧
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沈黙の叫び
・絵には不思議な力がある。
どんなに隠しても、必ずその人の深層心理が見えてしまう。
たとえ同じ絵でも、見る人によって好みや解釈はさまざま。
・スタンダール症候群:絵の中に引き込まれたり、絵を見ているうちに気を失ったりする現象。
作家のスタンダールがフィレンツェで、聖クローチェ教会の絵を見た時に、
冷や汗や吐き気に襲われ、不安感を覚え、幻覚を見た。
そのことから、絵を見ているうちに強い感情に支配され、自分を惨めに感じたり、
こんなことは早く忘れたいと思ったり、うつ状態になって人格が変化したりする現象。
・見る側の絵を揺さぶるからこそ、名画として後世に残っていく。
・問題は、その -
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カニバリズム
・カニバリズム:人間の肉を食べること。
・食人の風習は世界各地でみられた。それは特定の集団の中で、特定の食べ方のみが許される、
きわめて呪術的、共同幻想的行為で、治療行為としての儀礼に他ならなかった。
・神話や文学の中で、屍体への性的愛着がファンタジーとして、何度も描かれている。
・実際にあった事件としては、遭難した筏でのメデューズ号事件。
小説にもなったヨット・ミニョメット事件。
アンデス山中に墜落した飛行機の乗客が、しんだ仲間の肉を食べて生き残った事件。
・動物の共食いは珍しいことではない。
・誰でも閉ざされた極限状態に置かれると、隠していた人間の本性が剥き出しになる。
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ギャンブル依存症
・「あなたを選ぶか、ギャンブルを選ぶか、二つに一つ」
・理屈では分かっていても、抑えることのできない依存欲求というのは、独立性や自主性のない幼児的な甘えからきている。
・その原因は、依存の最初の対象である母親の愛情不足、あるいは愛情過多。
その依存の対象が、具体的人物から象徴的なものにスライドする。
そういう人間は適度に楽しむということができない。アルコール依存症然り、ギャンブル依存症然り。
・身体が刺激に馴れていく。刺激と快楽がどんどんエスカレートして、自分でも抑制が効かなくなる。
・「あなたのこれまでの人生は笑っていますか?それとも泣いていますか?」
・どんな病気でも、一 -
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フェティシズム
・「僕はいつかアイツに復讐してやろうといつも思ってた。
そしてある日、僕はアイツをこの断崖に呼び出したんだ。
アイツはまんまと僕の誘いに乗ってきたよ」
・フェティシズム:<生命のない対象>に対する愛着と性衝動。
子供のころは誰にでもフェティシズム的な傾向がある。
例えば、お気に入りの人形を肌身離さず持つように。ある意味、性的に未発達な状態。
・プロファイリングに深入りしすぎると、医師としてよりも異常犯罪者としてのアイデンティティが形成されてしまう。
マッドサイエンティストの行きつく先が人体実験であるように、道を誤った医師、心理学者の最終目的は殺人の実践。
・普段、まったく外面に -
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クレランボー症候群
・「小雨(ペニーレイン)のブルーな朝。幼かったあの頃を夢見ながら、まどろみの中で死んでいこうと思ってた。
嵐の夜にバーボンを飲みながら、ほろ酔い気分で死んでいこうと思ってた」
・クレランボー症候群:恋愛妄想の一種。相手から愛されていると一方的に思い込む。
・症状の基礎は、自負、欲望、希望の三つの感情。対象は芸能人やスポーツ選手など、手が届かない相手が多い。
・手が届かない相手のはずなのに、やけに積極的になって、相手の家まで押し掛ける。
・結局、自分が相手から全く相手にされていないという事実に耐えきれなくなる。
・親近感が作りものとわかったとき、愛が憎悪に転化する。
・希望の時期→ -
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アルコール依存症
・アルコール依存症とは、意志が弱いためにお酒が止められない病気だと思われているが、それは違う。
大量の飲酒をしているうちに、「ある日その人にだけ、お酒が覚醒剤になる病気」なのだ。
それ故、いったん断酒できても、再び飲酒すれば、依存症という状態に戻ってしまう。
・依存症の根底にあるのは「幸福感を得たい」という渇望。
淋しさを紛らわすため、眠るため、元気を出すためと、睡眠薬や安定剤代わりに使われることが多い。
・禁断症状は、身体の依存による脳の神経の興奮。
エチルアルコールは神経をマヒさせ、習慣的に飲酒していると、神経のバランスが崩れてしまう。
肝臓が障害され、鼻が赤くなる。
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今回は静か
今回は1000点棒の移動だけでこの巻での点数変動は前巻と同じまま。
瞬をメインに話が進んでいく感じ。個人的に今回の北岡のやり方は弱者のやり方に見えてしまった。