上田信のレビュー一覧

  • 戦国日本を見た中国人 海の物語『日本一鑑』を読む

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    1550年代に嘉靖大倭寇と呼ばれる争乱があった。日本人は凶暴と中国人に認識されていたが、実像を知ろうと日本に来た鄭舜功が著した日本一鑑から戦国の日本を見ようと。日本教会史とは別の視点の第三者視点という。名前とかやってること的に鄭成功と関係あるんかな?
    寧波事件とか鉄砲伝来、三好政権、不殺の刀の話とかいろいろ取り上げてて勉強にはなる。面白いのが日本は女性が多いと鄭が思っていたこと。それから航海中の飲用水や航路の細かい話も扱っている。

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    2025年01月21日
  • 人口の中国史 先史時代から19世紀まで

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    中国の人口を通史的に扱っている。大まかな王朝の推移にも触れているので、人口自体に焦点を当てた箇所が意外に少ない気もした。注意しなければならないのは、過去の人口推計は王朝が把握していた戸数に基づくものなので、大幅な振幅が生じているが実態を反映しているわけではないこと。
    清代に人口爆発が起きるが、税制が戸との結びつきを離脱したことで人口が炙り出されたこと、新大陸由来のトウモロコシなどの作物が導入されたことを一因とするも、それだけでは説明できないとする。本書では、女児を対象とした子殺しが減ったことや貨幣経済の浸透で他の農業サイクルに依存しない人が増えたことを資料をもとに説明している。なお、女の嬰児殺

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    2023年08月18日
  • 戦国日本を見た中国人 海の物語『日本一鑑』を読む

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     いわゆる後期倭寇の時代。中国周辺での海賊行為を止めさせ、明朝の元での華夷秩序を回復すべく、無位無官の侠士・鄭舜功は広州を発ち、日本に向かう。暴風の影響もあり、彼はに行くことはできず、豊後大友氏の元にとどまる。しかし、同じく日本に来ていたライバルの動向もあり、彼は部下を京都に向かわせつつ、自らは中国に戻る。しかし本国の権力争いもあり、彼の功績は全く報われなかった。そんな彼の書いたものが『日本一鑑』。

     確かに著者が紹介するように、鄭は尊大な偏見を持つことなく、日本の在りようをそのままに観察したように思われる。
     ただ、彼の行程を見ると、
    ・1556年6月 広州出発
    ・同年7月  豊後着
    ・1

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    2023年07月18日
  • 中国の歴史12 日本にとって中国とは何か

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     この本の評価は難しい。内容的には2005年に出版された本をほんの少しお化粧して2021年6月に出版されたもの。この12巻が最後なのでこれで完結。とにかく題名が素晴らしい。「日本にとって中国とは何か」である。6人の歴史学者がそれぞれ分担して数十ページずつ書いているのだが、もう一度全面的に描き直してほしかった。
     ただ、企画が素晴らしいので本屋で手にしてから数日で読み切った。11巻も一緒に買ってあるのでそれも読むことにする。内容は退屈することのない論文なのだが…

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    2021年06月13日
  • 人口の中国史 先史時代から19世紀まで

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    人口の動向という観点から中国史を考えたことがなかっただけに非常に新鮮で刺激的だった。考えてみれば国家を運営していくためには税金徴収、調達できる兵力・労働力の計算に当たっては重要な項目であるわけで、秦の時代だけではなく、夏殷周の時代から記録があって当然だったのだ!遼については記録が紛失しているということであるが、人口よりむしろ戸数そして丁数(男の人数)が重要な概念だったということも理解できる。18世紀半ばごろに人口爆発が起こったという理由も中国でかつて行われてきた女乳児の間引き(溺女)が抑制されたこと、また生産力のアップ、戦乱のなかったことなど、面白かった。また周辺の先住民族が取り込まれて行って

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    2020年11月07日
  • 死体は誰のものか ──比較文化史の視点から

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    死体を死後の家族などが地主に対してなどの取引材料として使われた中国の歴史など、興味深い内容が描かれていた。

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    2020年08月22日
  • 歴史・時代小説ファン必携 【絵解き】雑兵足軽たちの戦い

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    絵を並べて見せれば誰しも間違うことはないが、いざ定義を聞かれると答えに窮する。
    どこで聞いたかわからずとも、誰もがなんとなく知っている『足軽』とは一体何だったのか。

    文献にて確認できるのは平安後期から。
    その名称は、徒歩の武装者として足を軽々と動かして主人に付き従う姿から。
    平安、鎌倉時代では付添人、介添人として戦場の脇役としての立ち位置だったが、
    混乱期にはむしろ徒党を組んで乱暴狼藉を働くはぐれ兵を指す言葉としての扱われ方が多かった。
    しかし、戦国時代において長槍や鉄砲を用いた歩兵中心の集団戦術が発達すると、足軽は戦場の中心となる。
    本書ではそんな時代における足軽の食、排泄、医療、博打、盗

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    2018年10月20日
  • 歴史・時代小説ファン必携 【絵解き】雑兵足軽たちの戦い

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    平安から江戸時代までの雑兵・足軽に焦点をあてて
    その武具や使用方法、給与、立ち位置等を背景となる時代とともに書かれていました。

    絵も多く、わかりやすかったです。

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    2012年12月13日
  • 歴史・時代小説ファン必携 【絵解き】雑兵足軽たちの戦い

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    ネタバレ

    文庫本で、5ページ中1~2ページの割合で絵が載ってます。

    前半は源平時代から戦国時代までの雑兵について描かれています。
    後半は陣中における食・排泄・医療・博打・盗み・略奪・女と商売人についてざっくり簡単に描かれています。排泄の項の袴の話や盗みの項の貴重品の隠し場所の話は知らなかったのでおもしろかったです。

    ●個人的に興味深いと思った絵
    陣笠についている布・お貸し具足・左手前の槍の持ち方・火矢・足軽一人の出陣道具・具足の着用・具足下衣・鉄砲の担ぎ方・背負い方・差し方

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    2012年12月08日
  • 歴史・時代小説ファン必携 【絵解き】戦国武士の合戦心得

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    戦国時代に詳しくなれる。例えば切腹にも一文字腹、十文字腹、南部腹など様々なやり方がある。こういった知識を合コンで使えば一目おかれることも間違いない。とても便利な本だと思う。

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    2009年10月04日
  • 撃滅!イギリス東洋艦隊

    匿名

    아나 나가 일본에서이런거않해

    私はこれを漫画中立的に反対する
    帝国主義的な荒涼としたシーン
    反対するこれはイギリスに対する侮辱行為です。
    すぐに私はこれをレビュー批判として証言します。
    ,そして、
    愚かな人と思うすぐ漫画界から出なさい
    私は邪悪な人に屈することはありません。
    これは漫画作家に不満がある場合は法律です。

    #じれったい #切ない

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    2024年10月08日