無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
中国の人口を通史的に扱っている。大まかな王朝の推移にも触れているので、人口自体に焦点を当てた箇所が意外に少ない気もした。注意しなければならないのは、過去の人口推計は王朝が把握していた戸数に基づくものなので、大幅な振幅が生じているが実態を反映しているわけではないこと。
清代に人口爆発が起きるが、税制が戸との結びつきを離脱したことで人口が炙り出されたこと、新大陸由来のトウモロコシなどの作物が導入されたことを一因とするも、それだけでは説明できないとする。本書では、女児を対象とした子殺しが減ったことや貨幣経済の浸透で他の農業サイクルに依存しない人が増えたことを資料をもとに説明している。なお、女の嬰児殺しの習慣は漢族のもので、清朝を支配した満州族の皇帝が廃止しようとしたものらしい。
Posted by ブクログ
人口の動向という観点から中国史を考えたことがなかっただけに非常に新鮮で刺激的だった。考えてみれば国家を運営していくためには税金徴収、調達できる兵力・労働力の計算に当たっては重要な項目であるわけで、秦の時代だけではなく、夏殷周の時代から記録があって当然だったのだ!遼については記録が紛失しているということであるが、人口よりむしろ戸数そして丁数(男の人数)が重要な概念だったということも理解できる。18世紀半ばごろに人口爆発が起こったという理由も中国でかつて行われてきた女乳児の間引き(溺女)が抑制されたこと、また生産力のアップ、戦乱のなかったことなど、面白かった。また周辺の先住民族が取り込まれて行って人口が増えていくという動きも当然大きい。各時代の中国人口が想定以上に多い(例えば後漢後期の140年ADに約5000万人、隋には約6000万人)ことも、「白髪三千丈」という用語が大げさでないことに連想できて面白かった。戦国時代、三国志時代、隋統一までの南北朝時代その他の戦乱の死者の数、食糧不足、産み控えなど人口に大きく影響したことは当然だが、それだけ悲惨な人生が多かったという重い事実でもあるわけだ。康熙帝の名君であることは人口把握に力を入れたということからも窺えた。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用
少年・青年マンガ
ビジネス・実用
ビジネス・実用
雑誌
試し読み
少年・青年マンガ
ビジネス・実用
ビジネス・実用