人口の中国史 先史時代から19世紀まで

人口の中国史 先史時代から19世紀まで

902円 (税込)

4pt

3.5

一八世紀に突如起こった人口の爆発的増加は,中国を知るための鍵である.それはなぜ,どのように起き,今まで続いてきたのか.文明の始源からの歴史がもたらしたさまざまな条件と,大変化のメカニズムを明らかにし,現在,そして未来までも人口史から読み解く.ヒトの生態を羅針盤にゆく,中国四千年のタイム・トラベル.

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人口の中国史 先史時代から19世紀まで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年01月30日

    「人口」という視点から見る中国史。人口から読み解く簡略な概説・通史にもなっていて良い。戸口統計は国家が把握できた数字で実際の数字ではないという基本を軸にその統計の背後にあるものを読み解いていく。中国史を「合散離集」のサイクルで捉えるのも面白い。本書が最も力を入れているのは18世紀の人口爆発がなぜ起き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月04日

    人口に焦点が当てられている本を読むのは初めてかな、誰がどうしたといった血湧き肉躍る系の話は少なく数字の出し方とかの話が多いのでちょっと退屈になりがちだけど、中国史もおさらいできてよかった。人口が歴史の流れに与える影響も大きい。
    中国史を合散離集のサイクルとしてとらえ、さらに先史、隋・唐まで、元朝まで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月18日

    中国の人口を通史的に扱っている。大まかな王朝の推移にも触れているので、人口自体に焦点を当てた箇所が意外に少ない気もした。注意しなければならないのは、過去の人口推計は王朝が把握していた戸数に基づくものなので、大幅な振幅が生じているが実態を反映しているわけではないこと。
    清代に人口爆発が起きるが、税制が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年11月07日

    人口の動向という観点から中国史を考えたことがなかっただけに非常に新鮮で刺激的だった。考えてみれば国家を運営していくためには税金徴収、調達できる兵力・労働力の計算に当たっては重要な項目であるわけで、秦の時代だけではなく、夏殷周の時代から記録があって当然だったのだ!遼については記録が紛失しているというこ...続きを読む

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