渡辺多恵子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
近藤勇と身請けした深雪太夫中心のお話。
深雪の妹・お孝は、深雪が病で亡くなって近藤の妾になった、もしくは
深雪が療養中にという説ではあるけど、そこの所のエピソードを膨らまし
まくっている。
正直、深雪をかっこ良く思わせたい、という意図があるんだろうな〜〜〜
と思わせる作り方で、個人的には今一つ。
「輪違屋 糸里」でも感じるんだけど、女のカッコ良さってこんな書き方
でないとダメなんだろうか? もっとナチュラルに描けないのかなあ。
20巻前後から、そろそろおセイちゃんが新選組にいることが浮き過ぎて
きているし、どっかいい所で切り上げた方がいいような・・・。
もう一つ、谷三十郎のお話が収録され -
Posted by ブクログ
渡辺多恵子さんが描く、新撰組物語です
主人公 神谷清三郎こと富永セイ(16から18歳まで描かれてます)
動機は家族のあだ討ちのため、おんなの身を隠し、殺人集団「新撰組」に入隊(無事本懐♪)
秘密を知りながらも守ってくれる沖田総司や里(山南の愛人)の庇護のもと、真の武士を目指す方向になってます(なんだそりゃ)
沖田のことをだんだんすきになっていくにつれ、清三郎(♂)からセイ(♀)としての自分に、自己嫌悪になったり、それでも一緒に隊務をこなしたりとけなげな主人公です
さて、大好きな(沖田)の一挙手一投足にどきどき、はらはら
態度が変われば「シュン」と落ち込んだり、笑顔が出れば舞い上がったりす