堀内進之介のレビュー一覧

  • あやうく、未来に不幸にされるとこだった

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    「不安の91.4%は実現しない」の
    「残り8.6%が不安でしょうがない人」にオススメ。

    作者のいらない経験談や、自分を救ってくれた妻・夫が出てこない、科学に基づいた本。
    ネットでただ検索するだけでは足りない「気づき」を得られて良かった。付箋たくさん貼りました。

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    2025年01月28日
  • あやうく、未来に不幸にされるとこだった

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    ネタバレ

    「幸福とは、未来の“目標”ではなく、いま生きていく上での“取り組み方”なのだ」の一文に、目が覚めるような感動を感じました。「未来にある幸福」を求めて、今迷ったり苦しんだりしてるのは、正しい間違いではなく1つの視点だったとしても、これこそが拭えない不安の大元になっているとは思いませんでした。
    色んなところで目にしてきた「“今”にフォーカスする」ということが、自分の心の声を信じて行動に移して、そこで初めてやめるか続けるかを見ていく、予想の範疇を超えない“不安”ではなく、現実的に対処出来る今の“恐怖”にするとということなどを、研究や偉人の言葉などを元に、難しい現代を生きるメソッドとして示してくれてい

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    2024年03月02日
  • 感情で釣られる人々 なぜ理性は負け続けるのか

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    知らず知らずのうちに情報操作に引っかかってしまったり、社会や周囲のムードに流されやすいことを情けなく思っている身であるがゆえに、この本は心に沁みるものがあった。とはいえ、たまたま衆議院選挙の直後に読んだので、感情に翻弄される日本の政治が哀れに思えた。

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    2017年11月14日
  • 感情で釣られる人々 なぜ理性は負け続けるのか

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    ■ダニエル・カーネマンは人間が何かしらの情報を処理する過程は,感情(システム1ファスト),理性(システム2スロー)の二つのシステムからなっており,理性(システム2)は期待されるほどには優れておらず,むしろ感情(システム1)に左右されていることを明らかにしている。
    ■「選択肢が増えすぎると人はむしろ何も選べなくなる」(決定回避の法則)
    ■人間の欲望は社会的,文化的,政治的な様々な理由により影響を受けるし集団の中の人間関係にも左右される。
    ■1920年代のイギリスでは労働者が仲間意識(感情的紐帯)を持つことが生産性を向上させることが明らかになり,既にどうしたら感情的な繋がりが生み出せるかということ

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    2017年03月08日
  • 感情で釣られる人々 なぜ理性は負け続けるのか

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    行動経済学×政治社会学。アダム・スミスからエマニュエル・トッドまで。まるでイギリスEU離脱やトランプ当選後に書かれたような文章があるが、刊行はそれより前。

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    2017年01月29日
  • 善意という暴力

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    「善意による支配」を取り扱った、政治社会学が専門の著者による書籍。
    畠山弘文『官僚制支配の日常構造--善意による支配とは何か』からの引用がたびたびある。
    新書としての発行だからか、文体は読みやすい。
    国内外の様々な分野の学者や著名人(投資家ジョージ・ソロスの体験談など)を折々に引用する内容で、読んでいて楽しい。
    一冊を通しての強い主張はなく、著者の思考の過程を覗いているような印象だった。
    なので話題が行ったり来たりもして、その面では読みにくさもある。
    一冊を通しての参考文献リストはない。
    個々の箇所で出版者と出版年も記載されている。
    2010年代以降の国内外の事件を具体例とした解説が多い。
    F

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    2025年11月23日
  • SENSE インターネットの世界は「感覚」に働きかける

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    “音声”に対するユーザー認識がどうなのか、という理論を元にしたマーケティングやコンテンツ設計の手法について体系化した書籍です。

    これを読むとユーチューブでどう動画を構成すればよいか、店舗で流すBGMやアナウンスをどう設計するのか、Webアプリの音声デザインをどうするか、などの理論と閃きを得ることができます。

    ただ「感覚」という書籍タイトルから音声以外に対する包括的な五感を期待すると期待外れになりますね。

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    2024年12月10日
  • あやうく、未来に不幸にされるとこだった

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    内容自体は同系の本と同じようなもので、特段の新しさがあるわけではないと感じました。
    ただ、人の悩みは常だし、それもみんな同じようなことで悩み、どこか何かに救いを求めてる…そう思うと同系の本が同じような内容でもいいのではないかという気がしてきます。
    読者にとってはリマインド。
    全体的に読みやすく、専門書のような堅苦しさがないし、気取った雰囲気でもないのですらすら読めます。
    それが負担にならないのでいいかなと思います。

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    2024年09月27日
  • データ管理は私たちを幸福にするか?~自己追跡(セルフトラッキング)の倫理学~

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    ネタバレ

     人間を取り巻く情報。それらはどのように本人が利用できるのか。どんなリスクがあるのか。

     そこにはどんな配慮が必要とされるか。

     本書は豊富な引用と事例をもとにそれらの問題を浮き彫りにする。

     「高く飛ぶな。しかし、低くも飛ぶな」はイカロスに与えた、父ダイダロスの言葉、という。この言葉の通り、恐れず、しかし軽視せず、対応していく、ということなのだろう。

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    2023年05月07日
  • データ管理は私たちを幸福にするか?~自己追跡(セルフトラッキング)の倫理学~

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    人はそもそもダメなものゆえ、トラッキング技術を使ってよりよい人生を送ろうという視点には気づかされることが実に多かった。

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    2023年03月24日
  • データ管理は私たちを幸福にするか?~自己追跡(セルフトラッキング)の倫理学~

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    『データ管理は私たちを幸福にするか₋セルフトラッキングの倫理学-』 堀内進之介

    昨今、Apple Watchの流通により、よくもわるくもセルフトラッキングというものが一般化しつつあり、さらにはこれらのログが様々な場面でかつようされつつあるが、これらは私たちの生活を豊かにするのだろうか、という問いに対して、様々な批判を考慮して検討してい本書は、興味深かった。
    特に、私が身を置いている業界では、健康経営、人的資本の開示、ESGなど、これまで管理や開示の対象とはなされていなかったデータやログの開示や把握がトレンド化しつつある。こうした流れも、トラッキングやログ管理を射程範囲とする本書と親和性が高い

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    2022年07月31日
  • 善意という暴力

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    ●久しぶりにハッとさせられる本だった。
    ●繋がれば繋がるほど虚しくなるのはわかるなあと。
    ●ラストらへんは、なんだかわかったような、わからないようなまともだが、示唆を受けるには十分な内容。
    ●色々な本からの引用も多く、興味深い。
    ●我々はシステムに過剰に適用してしまいというのはまさにそうで、恐ろしさを感じた。

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    2022年03月14日
  • 善意という暴力

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    結構難しかった一冊
    一通り読んで、気になった部分を読み返して感じたこと。
    人間の心は弱いという事。
    思い込みや刷り込みや周りに流されてしまいがち。
    でもそれに気づかず、正しいと正当化してしまう。
    それが行き過ぎると、人や周りを傷つけてしまう。
    誰しもが自分は正しいと思っている。
    でもそうではない、それに気づいて、自分を変えられる人が、成功者という事なのか?

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    2020年02月04日
  • AIアシスタントのコア・コンセプト - 人工知能時代の意思決定プロセスデザイン

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    まとまりがとても良くて、2017の本としての見通しは見事です。echoが出たタイミングですからね。vrm は今だと情報銀行におけるエージェントとの解釈がいいかと思います。色々な議論を誘発する意図で書かれている本だと思います。そこは成功しています。

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    2019年08月25日
  • 感情で釣られる人々 なぜ理性は負け続けるのか

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    【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】
    ・ナッジ gtdが最後に出てきて意外。もちろん、自分的には嫌いではないけど。そもそもアレンは、対象を認識して、どうしたいかを考えてラベル付けをして、具体的で分かりやすく分類するということを言っており、これ自体はとても当たり前でマトモなこと。

    ・ナッジは「肘でつついてそれとなく気づかせる」というニュアンス。これは、他人にも使えるが、自分に使う。そのテクニックとしてGTD的な「出かける前の玄関

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    2018年10月28日
  • AIアシスタントのコア・コンセプト - 人工知能時代の意思決定プロセスデザイン

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    AIアシスタントのあり方を、今までにない切り口で整理されていて、新鮮、かつ、勉強になった。
    今までの論調は、会話型なので自然なやり取り、家電操作などの簡単便利、スキルなどの拡張性、といった論調。
    この本では、まだ行動が意識される前の提案としての位置付けるべきとのこと。
    上記を実現するにはまだ、既存のアシスタントでは不十分で、個人活動ログのさらなる収集と先読みエンジンの構築、部屋の片隅に置くのでなくイヤホン等のウェアラブルへの利用拡張、が必要だと感じましまた。

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    2018年03月14日
  • 感情で釣られる人々 なぜ理性は負け続けるのか

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    橘玲っぽいテイストと思ったら文中に出てきた。
    労働、マーケティング、政治など幅広い分野における感情のハッキングを紹介・批判。
    人間は理性がそんなに強くなく、感情で動きやすいので、それを前提にしたシステムにすべき。
    考えるべきことが多い現在、システムやテクノロジーを利用して、優先度をつけていくことが大事だと思った。

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    2017年05月19日
  • 感情で釣られる人々 なぜ理性は負け続けるのか

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    久々に読み応えあった!

    ナッジまみれを前提に。
    理性があるから、「冷静になれば」、というだけではなく、そうなれる条件や環境が何なのかを整理して考えていく。

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    2017年02月18日
  • 感情で釣られる人々 なぜ理性は負け続けるのか

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    ネタバレ

    至極まっとうに思考しているのだけれど。ちょっとした工夫と見直しが答えというのが肩透かし感がある一方強烈に説得力がある。

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    2016年09月04日
  • 善意という暴力

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    専門家がさまざまな引用を用いて、一般人にもわかりやすく教えてくれている印象の文体ではある。
    引用元の主義主張をぼんやりと知らない無知なため、もっと深掘りして詳しく教えて欲しく思った。
    堀内先生の授業を一年かけて受講したい。
    ミシェル・フーコー丸山眞男を読んでから出直したい。

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    2025年08月13日