善意という暴力

善意という暴力

815円 (税込)

4pt

3.7

「不謹慎だ!」「間違っている!」「その人の身になってみろ!」――自分は「善いこと」をしていると思って発するこれらの言葉。しかしその正体は、自分と異なる意見を否定し、相手も自分と同じように感じるべきだという押しつけにほかならない。なぜ善意は暴走して人々の自由を抑圧するのか? 「許せない」「かわいそう」など、人々が「感情」で動く社会はなぜ危ないのか? 気鋭の政治社会学者が、現代の病理を社会システムと個人の心性(メンタリティ)の両面から鋭く分析し、変革のための方法と理念を提示する。

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善意という暴力 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年03月14日

    ●久しぶりにハッとさせられる本だった。
    ●繋がれば繋がるほど虚しくなるのはわかるなあと。
    ●ラストらへんは、なんだかわかったような、わからないようなまともだが、示唆を受けるには十分な内容。
    ●色々な本からの引用も多く、興味深い。
    ●我々はシステムに過剰に適用してしまいというのはまさにそうで、恐ろしさ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月04日

    結構難しかった一冊
    一通り読んで、気になった部分を読み返して感じたこと。
    人間の心は弱いという事。
    思い込みや刷り込みや周りに流されてしまいがち。
    でもそれに気づかず、正しいと正当化してしまう。
    それが行き過ぎると、人や周りを傷つけてしまう。
    誰しもが自分は正しいと思っている。
    でもそうではない、そ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月24日

    善意の声や意見がソーシャルメディアを通じて、大きくなってきた今の時代において、「善意という暴力」という良い題材を扱っている。

    ところどころテーマが散らばっている感じはあるが、ためになった。

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