クリス・ダレーシーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
栗鼠と下宿先の秘密をめぐる物語。
冒険と言えるほどの事件もなければ、派手な魔法も空飛ぶ箒も悪役との命がけの決闘もない。
地味である。
派手で盛りだくさんのファンタジーしか受け付けない人には、確かに物足りないだろう。
けれど、創造してほしい。
自分が当たり前だと信じている世界の中で。
下宿先のドア一枚隔てた向こうで、ドラゴンが生まれているとしたら。
自分だけの特別なドラゴンと絆を結べるとしたら。
その魅力は、異世界でしか見られない景色や、派手な魔法に勝るとも劣らないものではないだろうか。
私は十分、この本から楽しさをもらった。
胸踊る興奮ではなく、ときめきに近い胸の高鳴りだった。
合う合わな -
購入済み
話自体は面白い。
ただ1巻が龍もいそう魔法もありそうな世界での不思議なお話から龍もいる魔法もある世界の冒険譚に大きく変化したので好みが分かれると思う。
私は1巻のような雰囲気を求めて読み進めていたのでギャップに戸惑った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまだ確信は持てないので
評価を少し抑えましたが
素敵な予感が芽生えています。
この一冊は 命をテーマとして
とてもすばらしいメッセージが
織りこまれてはいるのですが
それでもやはり…序章。
いえ 私たちがこの物語に
寄り添うための準備体操なのかも
しれないと感じています。
他の方のレビューにもあるとおり
好戦的な物言いや急変する態度
隠そうともしない激しい感情の起伏に
気分を害される方もいらっしゃるでしょう。
おそらくそれは日本人だからで
でもしかし英国人の気質として
他の物語で慣れている方も多いはずなんです。
お忘れかもしれませんけども。
ハリー・ポッターシリーズの主人公たちです。 -
Posted by ブクログ
カバーの絵が素敵だったので気になっていました。
文庫版が出たので購入。
読み始めてから読み終わるまで、
一体何がいいたいのかよくわからず。
これがベストの訳なのかもしれませんが、
私には理解できない訳文が多かったです。
それでも最後まで読めたのは、何かしら
心に響くものがあったからなのかとも思います。
自分だけの特別な龍は、欲しいと思いました。
続編が出たら買うかどうか迷うはずだけど
今回みたいな素敵なカバーだったら
やはり買って「よくわからないなー」と思いながらも
最後まで読んでしまうのだろうと思います。
とにかくよくわからない魅力のあるお話でした。