マイクル・コーニイのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
SF小説の中でも有名な作品を一通り読んでみようキャンペーンの7作品目。
SFと言えるのか大いに疑問だが、ストーリー自体は良いです。
あらすじは
夏休暇をすごすため、政府高官の息子トローヴは港町パラークシを訪れ、宿屋の少女ブラウンアイズと念願の再開を果たす。
粘海(グルーム)が到来し、戦争の影が次第に町を覆いゆくなか、愛を深める少年と少女。
だが、壮大な機密計画がふたりを分かつ…少年の忘れられないひと夏を描いた、SF小説であり戦争小説であり、恋愛小説。
舞台は太陽系外の異星人が住む惑星で人類ではない。
そのため、独自の自然現象や生物については理解が追いつかない。
だだ便宜上、登場人物は人型(ヒューマノイド)ということになっている。
タコ型生物の恋愛模様でないのでご安心を。
SFじゃなくてもいいじゃん!と思ったけど結末を読んで、しぶしぶ納得。
作者がSFだって言ってるんだからしゃーない。 -
Posted by ブクログ
最後の最後で、SF的大どんでん返しに驚かされた「ハローサマー、グッドバイ」の続篇。何十世代も後のあの星が舞台だということで、今度はどんな物語が展開するのかと楽しみに読み出したのだが、あらら?なんだかいろいろ違うではないか。
前作では限りなく地球人に近かった住人たちは、はっきり異星人として描かれており、前作にはなかった設定が次から次から出てくる。それはそれで興味深くはあるけれど、ちょっと途惑うのも確か。
「記憶遺伝子」という設定をはじめ、異星の奇妙な文化のありようがみっちり描き込まれており、殺人事件の犯人捜しというミステリ的な面白さもある。しかし何と言っても話のキモは、裏表紙の紹介文に「真相が今語られる」とあるように、例の大ネタに合理的説明(あくまでSF的に、だけど)がつけられることだ。これをどう思うかで、人によって読後感はずいぶん違うと思う。
私は、こういう理屈抜きの前作の方が好きだなあ。なんだかよくわからんところが、かえって魅惑的じゃあないの。あの「ハイペリオン」も、背景が明らかになる「没落」より第一作の方がより好きだし、「ラギッドガール」は大傑作だと思うけど、「グラン・ヴァカンス」の世界により魅了されてしまう。いやまあ、これらは別格に好きな作品で、背後の世界が明かされていくことの愉しさも大きいのだけど。
そういう意味では、本作の「説明」はちょっとどうかなあ。「キキホワホワ」とか、うーん、どうももう一つぴったり来ないのだった。