マイクル・コーニイのレビュー一覧

  • ハローサマー、グッドバイ

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    面白かった!
    ピュアな恋愛ストーリーと繰り出されるSFの世界観。そして絡み合う思惑や情勢。
    バランスよく練り上げられていて、良い。
    題名も素敵

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    2023年07月09日
  • ハローサマー、グッドバイ

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    夏休みに読みたい小説、として紹介できる本を探していた時に評判が良い本書を発見しました。
    タイトルに「夏」とあること、SF小説でありながら少年の恋愛や成長をテーマとした比較的ライトな小説であることを知り、手に取りました。

    政府高官の息子であるドローヴは、戦争中という特殊な状況かでありながら父の権威による恩恵を受けています。夏には別荘地へ家族旅行をする余裕すらあるのです(もっとも、周囲とは違うのだ、という両親の姿勢に反感を抱いてはいるのですが)。
    しかし、ドローヴは夏の旅行を楽しみにしていました。昨年の夏、別荘のある港町パラーシクで出会った少女ブラウンアイズと再開できるかもしれない、と淡い期待を

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    2021年07月18日
  • ハローサマー、グッドバイ

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    名作と名高いSF。SFでもあり青春小説でもあり、最後のシーンはミステリのようでよく考えられた小説だと思った。
    粘流(グルーム)、死の星ラックス、寒さへの本能的な恐怖心、感応力の動物ロリン、氷魔アイスデビル。いわゆる4letter wordsの代わりに「凍る」系の単語が下品な単語とされていたり、設定が独特。
    後半はSFというより、ただの少し身分の違うブラウンアイズとの青春小説、最後の方はフェンスで隔てられ寒さによる死が定まった少女で、なんか戦時中のようで読んでいられなかった。
    最後の最後が抽象的な終わりだったので、続編も読んでみたいと思う。

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    2021年03月11日
  • ハローサマー、グッドバイ

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    本書は1975年に執筆されたSF青春ストーリーの古典的名作。
    本書を知ったのは、読書好きな人には有名な作品である「文学少年少女あるある」を面白可笑しく描いたギャグ漫画『バーナード嬢曰く1巻』で取り上げられていたからだ。

    『バーナード嬢曰く』は“名著礼賛ギャグ漫画”とも言われており、その中の主要登場人物であり大のSFマニアの神林しおり嬢が本書『ハローサマー、グッドバイ』を「SF史上屈指の青春恋愛小説」として激推しているのだ。

    本書は、ある星に住む人間と同じ姿かたちをした少年少女たちの恋愛を主題にした小説なのだが、SFとはいうものの、地球以外の星を舞台にしたということと、ちょっと変わった動物が

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    2020年02月01日
  • ハローサマー、グッドバイ

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    序盤はやや読むのに時間がかかってしまった(異星の設定になじめなくて)が、途中からどんどんテンポがよくなり、最後の急展開は一気に読んでしまった。読後感がすばらしい。

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    2017年08月06日
  • パラークシの記憶

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    前作ハローサマー、グッドバイの記憶が薄れないうちに読むのがおすすめ!いろいろと新しい設定も増えていて、変化が楽しい。

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    2017年08月06日
  • ハローサマー、グッドバイ

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    新しい出会いがあって、恋をして、親の考え方疑問を持って、子どもが子どもじゃなくなっていく。そのなかで国が傾いていく波にのまれていく。主人公たちの恋も想像していたかたちじゃなくて、新しかった。

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    2017年06月12日
  • パラークシの記憶

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    ネタバレ

    一応ハローサマー、グッドバイの続編。前作の主人公たちは今作では神話上の人物として出てくる(ネタバレだけど、本作の主人公のハーディとチャームは、ぞれぞれ前作のドローヴとブラウンアイズの子孫)。
    やっぱり前作と同じで少年少女の成長と恋が描かれてるけど、今回は後半からミステリ的な要素もある。
    終盤、「舞台となる星は大凍結と呼ばれる氷河期に向かっており、大凍結をどうやって乗り越えないと人類は絶滅してしまうので、大凍結を回避するために方法を探す」という展開は前作と同じ。しかし、ここで前作のラストの「ネタばらし」がされる(正直私は前作のラストは意味がわからなかったけど、今作を読んで納得した)。
    ハローサマ

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    2015年05月10日
  • パラークシの記憶

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    「ハローサマー、グッバイ」の続編が出るなんて誰が予想しただろうか!が、続編が出たおかげで前作のあの読後に訪れる余韻がかなり薄まってしまった。もったいない。そして内容はいいのだから、このカバーはやめてほしい。前作と合わせてほしい。レジに持ってくのかなり恥ずかしいです、河出さん。

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    2013年11月17日
  • パラークシの記憶

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    待望の『ハローサマー、グッドバイ』の続編。前作の数百年後を舞台とし、幾つか追加設定も。青春恋愛SFとしては勿論、その世界ならではのロジックが活かされた異世界ミステリとしても傑作。

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    2013年10月16日
  • ハローサマー、グッドバイ

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    評判が良いこの作品でしたが、私的にはイマイチでした。
    どんでん返しが凄いとのことでしたが、正直良く分からずでした。私の読み方が浅いのかもしれませんが。
    あまりのめり込めなかった。

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    2025年09月22日
  • ハローサマー、グッドバイ

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    ロリンは星を耕す使命でも与えられているのかしら。
    この星の事はロリンやアイスデビルに任された感がある。

    ロリンの知能が高いのかよく分からないけど、他の異星人達がこだわるものには関心は無く、従順で純粋な存在に思える。心を通わせる事には長けていて、劣悪な環境や変化にも対応出来る不思議な生き物。その辺の道端で生きることが出来ちゃう生活力の高さ。
    彼らのようにちょっと鈍くなる事が、長生きの秘訣なのでしょうか。思いやりを持って、身も心も毛むくじゃらで温かく。シルバージャックはもう少しだったのにな。

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    2022年09月26日
  • ハローサマー、グッドバイ

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    恋愛小説でした。結構なハードSFだったけれど紛れもなく恋愛。。
    ドローヴとブラウンアイズ以外の登場人物に誰一人として好感を持てなかったし、このふたりにしても時折(?)ってなりました。ロリンとロックスは好き、優しい。
    グルームの海も不思議だし、ラストでドローヴが気付いたことってなんだろう?でも好きな空気でした。夏の白い光。

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    2022年08月19日
  • パラークシの記憶

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    『ハローサマー、グッドバイ』の続編小説。
    SFであり、ミステリであり、恋愛小説でもあり、青春小説でもある。

    ある種中二病的とでもいうのか、青くて自尊心強めの子供世代の登場人物が多く、保守的な大人世代と対立する構図が前半主なのですが、痛々しくて辛かった。読むのにもエネルギーが要りそうです。
    でも、恋愛小説的な観点からみると若くて強く一途な思いは甘酸っぱくて好きでした。

    私は『ハローサマー、グッドバイ』を読んだのが大分前なのですが、できれば記憶が薄れないうちに読んだほうがいいと思います。設定も色々増えてたり。

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    2022年06月28日
  • パラークシの記憶

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    SFで、ミステリーで、さらに青春ものです。前作「ハローサマーグッバイ」を先に読んでおくと、いっそう楽しめます。?

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    2021年11月18日
  • パラークシの記憶

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    恋愛小説が終盤にかけてSFらしくなる
    釈然としなかった『ハローサマー、グッドバイ』の結末からの経緯も分かる

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    2020年10月23日
  • ハローサマー、グッドバイ

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    ネタバレ

    この表紙とタイトル、裏表紙のあらすじから、少年のひと夏の恋と成長を描いた話だと思っていました。
    SFという部分についてはタイムスリップかなぁと安易に想像していたのですが、見事に裏切られました。
    否、確かに途中までは少年のよくあるバカンスでの恋物語でした。それが後半の後半に様相が変わり、一気にSF色が強くなりました。そして確かに“どんでん返し”の結末でした。

     ただ、主人公のドローヴという少年の思春期によくあるであろう親や権力への反発は理解出来ますが、いずれ彼が成長して反発の対象であった親や権力に対して何らかの折り合いをつけていくだろうと思っていたので、ドローヴが大して変わることなく物語が終わ

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    2020年08月18日
  • ハローサマー、グッドバイ

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    ネタバレ

    #日本SF読者クラブ 青春恋愛SF小説の傑作と言われているらしい。自分としては、青春小説としての印象が強い。ラストの「大どんでん返し」。これ意味が分からなかった人もいるのでは。

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    2019年12月31日
  • ハローサマー、グッドバイ

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    青春恋愛SFというキャッチフレーズに誘われて。
    読み終わってみて、今一つだったかな~。もはや甘酸っぱい十代の恋愛に共感できる齢でもなくなってしまったのか…。
    思春期真っ只中の自意識と自尊心を盛った一人称に共感出来ず。
    主人公の両親等、鼻持ちならない人物は多数いるも、主人公もその一人に思えてならない。
    フェンスの内と外に恋人と隔てられて、「夜は心地いい寝台で暖かく一夜を眠ってから」朝になって日課の如く恋人との逢瀬を重ねるとか何なん?恋愛部分は何か陰キャ男子の妄想爆発的な男にとっての都合よさ。40年以上前の作品とは言え…。
    ラストは安易なハッピーでもただ苦いだけのバッドでもなく、祈念するかのような

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    2019年03月08日
  • ハローサマー、グッドバイ

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    キラキラしていて甘酸っぱい。
    翻訳も良いし、中学生くらいの頃に読んでおけば良かったなぁ。
    読むには歳を重ねすぎたと感じた。

    でも意外とエロティックだったり、暴力性を感じたり、対象年齢は上の方かな?
    物語の最後は、下手な推理小説を読むよりあっと驚いた!

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    2018年10月24日