井堀利宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一般の人向けの経済学入門書は多いが、比較的最近の話題までカバーされている。
ある授業の教科書として「これまでで一番やさしい経済の教科書」というのを使っているのだが、長年改版されておらず内容が古くなっているため、次年度はこちらに替えようかと検討している。内容も豊富で、あまり経済に関する前提知識がない学生にも興味を持たせるには適しているのだが、著者がこれまで多くの学生に教えてきた経験に基づいているとアピールしている割には、少し視点が高いと言うか説明を難しくしていると感じるところもある。(このくらい分かって当然みたいな)
より易しく丁寧に書かれているが内容の古いものか、少し難しいが最新のものか、あと -
購入済み
リスキリングじゃなく、復習用
私の場合は、大昔に大学で習ったことを思い出すのに有用でした。
何を履修しようか迷っている履修登録前の大学生にもおススメかも。 -
Posted by ブクログ
需要と供給にはぴったり重なる黄金のポイントがあって、そこを目指して価格と生産量が決定される。これが守られないと、高くて売れない、作りすぎたとなってしまう。(ミクロ的視点)
へ〜と思ったのは、選挙前は財政政策を増やし、選挙を好景気で迎える。好景気になったと有権者に周知し、票を取り込もうとする。特にアメリカではこの傾向が顕著とのこと。
次期アメリカ大統領選挙は、2024年。現在、インフレで下り傾向のアメリカバイデン政権はこの選挙に向けて、好景気に持っていくのかな〜。
個人的には情報の非対称性が好きで、買い手は売り手の情報量に勝てないため、高く買わされる。なので、何か買う際は情報を得て、騙されな -
Posted by ブクログ
経済学のエッセンスを噛み砕いて説明してくれる本である。しかし、この1冊をもって経済学を把握してしまおうというのは無理な相談で、要は経済学の論理を辿って楽しめれば、立派に経済学に入門したと言っていいのではないか。具体的に何度も何度も数式やグラフを用いて経済動向を説明するので、そのやり方に賛同できなければ、そもそもこの一派に与することは難しい。感情の起伏はあまり問題にせず、数字の上がり下がりを根拠に社会を改良しようという学派だから、理屈が好きなことも必要だろうし、情が厚い人は眉をひそめるかもしれない。しかし、現実重視で社会をよくしようという志も確かにあり、このやり方もこれで承認できるものであり、私