あらすじ
★★★忙しい人でも3時間で経済の「原理・原則」を理解できる!★★★
【こんな人におすすめ】
・「世界のニュースを理解したい」
・「株や不動産の投資に活かしたい」
・「経済学を通して世界のしくみを知りたい」
・「ビジネスの商談や営業に役立てたい」
・「教養として経済学を勉強したい」
経済学の基本的な知識をゼロから3時間で身につけられる入門書。
東京大学名誉教授で著書累計90万部以上を誇る井堀利宏氏が、
経済学のなかでも社会人にとって必要なマクロ経済学、
とくにインフレやDI、企業物価指数の見方、日銀と政府の一体化、
金利変動の影響などの経済知識について授業形式で解説します。
13歳から読めるようにわかりやすい図や具体例もたくさん掲載しているので、
経済学の専門用語やグラフに気後れしている人にぴったりの1冊です。
本書を読むことで社会を見る解像度がグンと高まります。
■目次
●第0時限 経済学は人類規模で実施する思考実験
・経済学はなんの役に立つの?
・複雑な経済活動をコントロールするのは誰?
ほか
●第1時限 値段が上がるのは悪いこと?インフレとバブルの基本
・バブルの構造はねずみ講と同じ
・金利が上がるとなぜ資産価格が下がる?
ほか
●第2時限 景気を動かすための金融政策とは?
・国債と金利を使って世の中の動きをコントロール
・銀行が倒産したら預けていたお金はどうなる?
ほか
●第3時限 円安と円高は結局、どちらがお得なのか?
・円安と円高のメリットとデメリットは?
・結局、円安と円高はどちらがよいか?
ほか
●第4時限 将来を占う日本はどうすれば経済成長する?
・日本が経済成長するために最も大切なキーワードは?
・最低レベルの経済成長率を日本が脱出するために必要なこと
ほか
●第5時限 グローバル化は停滞!?新たな貿易の“枠組み”を知る
・日本のアニメ輸出はグローバル化現象のひとつ
・経済回復が遅れるイギリスEU離脱の対価と代償
ほか
●第6時限 経済学から見る戦争のもうひとつの“顔”
・経済学で戦争を見ると新たな気づきがある
・戦争が起きている周辺国に経済効果が発生しやすい
ほか
●付録 特別授業 財政政策で景気はどれほどよくなるのか?
・公共事業と減税で財政政策は景気回復を狙う
・私たちは財政政策にバイアスをかけている
ほか
■著者 井堀利宏(イホリトシヒロ)
岡山県生まれ。政策研究大学院大学名誉教授。東京大学名誉教授。
専門は財政学・公共経済学・経済政策。
東京大学経済学部経済学科卒業、ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D取得)。
東京都立大学経済学部助教授、大阪大学経済学部助教授、東京大学経済学部助教授、同大学教授、
同大学院経済学研究科教授を経て2015年同大学名誉教授。
同年4月より政策研究大学院大学教授、2022年4月より現職
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
一般の人向けの経済学入門書は多いが、比較的最近の話題までカバーされている。
ある授業の教科書として「これまでで一番やさしい経済の教科書」というのを使っているのだが、長年改版されておらず内容が古くなっているため、次年度はこちらに替えようかと検討している。内容も豊富で、あまり経済に関する前提知識がない学生にも興味を持たせるには適しているのだが、著者がこれまで多くの学生に教えてきた経験に基づいているとアピールしている割には、少し視点が高いと言うか説明を難しくしていると感じるところもある。(このくらい分かって当然みたいな)
より易しく丁寧に書かれているが内容の古いものか、少し難しいが最新のものか、あとしばらくじっくり考えて悩む必要があるのだろう。
Posted by ブクログ
【評価】
内容 :★★★★☆
読みやすさ:★★★★☆
難易度 :★★★☆☆
ボリューム:★★★☆☆
【所感】
先生と生徒のマンツーマンでの授業形式で進んでいく形式。インフレや円安/円高、金融政策など経済の基本の説明とそれを踏まえたうえでの一歩踏み込んだ内容の解説がなされている。適度にイラストも入っており読みやすくなっている。たださらっとちょい難しいことも書かれてたりするので一発目の入門書としては少しハードルが高めかもしれない。2,3冊目くらいで読むのがいいかもしれない。