廣末登のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレまた趣味の悪い本を読んでしまった。怖いもの見たさ(知りたさ・読みたさ)ですね。著者が福岡の方で、色々納得。同じ大学の出身でした。北九大ってそんな勉強もできたのね(笑)。
少し前に、強盗のニュースがすごく多くて、「闇バイト」っていうワードが一気に広まった。ほんとに、闇バイトに応募して犯罪に加担する若者たち(いや、若者とは限らないらしい)、なんてバカなんだ!と思うけど、どんな人が、どんな思考回路で闇バイトに足を踏み入れてしまうのか、取材したことを交えながら解説してあり興味深かったです。
いたちごっこかもしれないけど、末端の使い捨てられる若者を逮捕するだけでなく、この本で明らかにされているような闇バ -
Posted by ブクログ
狛江事件の実行犯は闇バイトで集められた。これを知ったときには衝撃的だった。いつ誰が狙われるかだけでなく、いつ誰が犯罪者になってしまうかわからないからだ。
なぜ闇バイトに手をだしてしまうのか、それを知りたくてこの本を購入した。
闇バイトは、特殊詐欺の片棒を担がされるわけだが、特殊詐欺の刑罰は非常に重い。初犯でも実刑をくらうとのこと。しかも、出し子売り子(DUというらしい)はいつかは捕まる。というか捕まるまで抜けられない。
捕まると刑務所から出てきてからも正規の仕事につきにくく、また闇バイトに手を出す悪循環に陥ってしまう。
かつ、無知な若者がDUとして狙われる。少子化社会を迎えている社会状況で未来 -
Posted by ブクログ
縁日の屋台っていうのはやくざが取り仕切っているんだよ、と得意げに吹聴するひとも少なくないけれど、実際の形態を表すには大雑把に過ぎるよう。
本書は、ふたりのテキの(ちなみに両人ともかなりの高齢者である)オーラルヒストリーが大部分を占める。それは悲しくもあるし、感動的でもある。
ただ、あまりにも魅力的に描き過ぎて、つい天邪鬼な気持ちが芽生えるところもある。
嘘というわけではないし、暴排条例についての問題点も重要だと思う。特段問題もなくセーフティネットとして機能していたものを、わざわざ消滅させる理由もないと思う。
しかし、それをより浮き彫りにさせるためには、行政側の視点も取り入れたほうがわかりやす -
Posted by ブクログ
暴力団、ヤクザには、博徒系とテキヤ系があるという基礎知識はあったんだが、いわゆるテキヤさんから、ヤクザになっているのはなくもないけど、沢山はない。
そういうことか。
縁日屋台がほぼボーやんの収入源かと思ってドン引きしていたんだが、相当違うようだ。日本の庶民の文化を、担って来た一面があることは間違いないらしい。
筆者は、テキヤが、暴対条例の対象になっていることに憤る。分かる。
お二人の、テキヤさんの人生が描かれているが、かなり問題があるにしても、実に魅力的だ。
だが、これはあくまで、テキヤさんの視点だ。
テキヤをマル暴という警察や、関わる市井の人々、あるいは十把一絡げられている博徒系のおヤク -
Posted by ブクログ
ネタバレテキヤの掟
祭りを狙った文化、組織、慣習
著者:廣末登
発行:2023年1月10日
角川新書
テキヤはヤクザか?違うなら、どう違う?誰しも持っている疑問。以前に読んだ本に、神棚や儀式の仕方が違うと書いてあった。この本によると、祀神(祭神)が違うのだという。テキヤの盃事(さかづきごと)の儀式では、中国神話の農業神である神農と、中国の伝統の帝王で異学の祖とされる黄帝、「神農黄帝」の軸を掲げる。一方、ヤクザは「天照大神」を中央に、「八幡神」「春日大社」を左右に掲げるという。(32)
著者は社会学者(犯罪社会学)で、九州で大学の教職や研究員、保護司についているが、毎日新聞で「暴力団博士」と命名さ -
Posted by ブクログ
正月や縁日などで見かける出店や屋台は、子供の頃など、お参り自体より楽しみなものだった。こうして、誰もが知ってるのに、実態をよく知らないテキヤ。何となく不良っぽい人もいるし、裏稼業的なイメージもある。本書は、そんなテキヤが、様々な例外はあれど、本来は一種の商売人であると指摘する。屋台(三寸と言うらしい)一つで商売しているわけで、相互扶助や親分子分の一家的なつながりなどヤクザ・暴力団と似た感じもするが、基本は真っ当な商売らしい。中には前科者もいるだろうが、更生して、あるいは更生するためにテキヤをやっている者もいるだろう。そんなテキヤも時代の変化とともに変わりつつある。今後、どうなっていくのだろうか
-
Posted by ブクログ
犯罪社会学を専門とする廣末登さんが
関西の女ギャングと言われていた亜弓姐さんの話を
聞き書きした人生ルポ
いや~まあ…なんというか…
この亜弓姐さんという方…ワルイってものじゃない
クスリに窃盗に泥棒さんの片棒かつぎに
…とまあなかなかの犯罪歴
でもこれが事実だからこそ
すごい嫌悪感と恐ろしさを感じる
私が一番衝撃的だったのが裁判の話
重い犯罪が事実でも
すご腕の弁護士やら人権を振りかざす弁護士によって
刑なんてとんでもなく軽くなる、時には無罪になるってこと
おいおい…注射器なんてヤク中に返すなよ…
など…つっこみどころ満載…
そうか…こんなに甘い感じなんだな…
とまあ日本の刑法と裁判制 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルだけ一見すると流行りの異世界転生ライトノベル?とも思いますがあながち外れてもいない異世界である「ヤクザ」の世界から「カタギ」の世界にやってきた「ナカモト」さんの奮闘記。昨年NHKで放送されたドキュメンタリーが早くも1冊の本になりました。
幼少期からの悲惨な暮らし、ヤクザとなってからの理不尽な教え。それすらカラリと笑い飛ばすナカモトさんにはこの先の成功しか見えていないかのようだ。
「懲役行ってると大河ドラマに詳しくなる」そんな刑務所あるあるを挟みながら北九州ヤクザ事情も歴史年表として挿入
先に本を読んだ後にオンデマンドで放送も見てみました。
ちょいちょい気になった点
①本当に出てき