【感想・ネタバレ】だからヤクザを辞められない―裏社会メルトダウン―(新潮新書)のレビュー

あらすじ

今やヤクザは食えない稼業だ。最大時約18万4000人を数えた暴力団構成員は、現在約2万8000人。しかし離脱届を出しても法律の縛りは厳しく、就職もままならない。反社排除に過敏な世間に受け入れられない彼らの行き着く先は? それでも辞めた者、辞めきれず元に戻った者、暴力団を嫌い半グレになった者……彼らの肉声に「暴力団博士」が耳を傾けながら、裏社会の危うい橋を渡り続ける男たちの実情に迫る。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

社会が不寛容になっているというが、ネットがあることでやり直しはますます窮屈になるんじゃないだろうか。中国の監視社会を体験してみた方がいいのかなあ。

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2023年06月04日

Posted by ブクログ

暴排条例の「元暴5年条項」が暴力団を離脱した人の社会復帰を拒んでいる。一大決心をして暴力団の足抜けをしても、一定期間(おおよそ5年)は銀行口座の開設、住む家の賃貸契約、携帯電話の契約ができない。中には、10年経っても銀行口座が開設できない人もいるという。暴力団を離脱しても生活の手段を奪われた人は、生きるために犯罪に走らざるを得ないことは容易に想像がつく。こういった、生きるすべを失った「元暴」(元暴力団員)の受け皿として「半グレ」がある。暴力団対策法、暴力団排除条例の規制で取り締まることができない「半グレ」に「元暴」が含まれるという事実は衝撃的だ。「半グレ」根絶の一つの方策は、暴力団離脱支援、社会復帰支援であるという(もちろんそれがすべてではないが)。
反社会的勢力の弱体化は取り締まりではなく、彼らを迎え入れる社会の許容性にかかっているのだ。

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2021年04月10日

Posted by ブクログ

やはり、どんなことをするにもニッチな分野を自分が探し出すべき。ブルーオーシャンなら第一人者になれる。

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2023年02月25日

Posted by ブクログ

暴排条例で暴力団は壊滅的な状況に陥っているが、その分、元組員は人間的な生活を行うことが出来ず、再犯率が高くなる。
また、暴力団の力が弱くなったので、半グレが幅を利かせるようになり、警察も組織の全容が把握できず、対応に苦慮。
暴力団、半グレになるのは幼少時代の貧困、ネグレクトなど、家庭環境に依るところが大きいのもよくわかった。

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2022年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

暴力団を離脱しカタギに戻ろうにも、あまりに厳しい暴排条例により、結局生活のため一般人を巻き込むような犯罪に手を染めていく実態を明らかにしている。また実態を掴みにくい半グレに関してもできる限りの取材をしていて彼らのヤクザに対する視線が興味深い。

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2021年10月25日

Posted by ブクログ

三日やったらやめられない、ではなくって、辞めたくても辞めれない方だった。

暴対法はいいが、その魔女狩り的な内容とか、マル暴以外のルール無用の無法者たちの増加が気になっていんたんだが、まさにそれを憂える内容。

社会復帰どうする。

もちろん効果を考えても、社会全体で考えることだとは思うが、正直、日々の生活の中でそんな奴らに関わってる暇も体力も気力もないのが現実。
やはり、システマチックに、「校正」してもらう仕組みを考える必要はあると思う。

誰かが。

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2021年07月20日

購入済み

ちょっと薄い

もう少し内容がほしかった。法律や制度の構造の説明が知りたかった。ケーススタディばかりで内部へ突っ込んでほしい

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2021年06月10日

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