【感想・ネタバレ】闇バイト 凶悪化する若者のリアルのレビュー

あらすじ

「闇バイト」がなくならないワケとは?――

2023年1月19日、東京都狛江市に住む90歳の女性が
自宅で殺害されているのが見つかった。
女性の遺体には激しい暴行の跡が見られ、これまでとは次元の違う強盗殺人事件として世間を震撼させた。
本件をきっかけに注目を集めたのが、「闇バイト」といわれる犯罪だ。
指示役に集められた素性のバラバラな集団によって行なわれる犯罪で、同種の事件は後を絶たない。
中でも詐欺よりも手っ取り早く稼げる「タタキ(強盗)」の増加が危険視されている。
本書では、非行経験のある犯罪学者が当事者たちを取材。
闇バイトを取り仕切る半グレや犯人の更生に従事した保護観察官の声から見えてくる、その真実とは。
最終章では、闇バイトを生み出す日本社会の闇を分析。
失うもののない「無敵の人」を生み続ける構造に警鐘を鳴らす。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

闇バイトの実情、その社会構造にまで、目を向けられる1冊。
市民の無関心が、闇バイトを産むかもしれない。

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2024年09月09日

Posted by ブクログ

様々な背景を持つ人間が闇バイトに加担している事がわかった。

SNSの高額バイトは危険
免許証等を送ると後には引けなくなる
物を運ぶだけなど行為に加担すると抜け出せなくなる

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2025年03月20日

Posted by ブクログ

闇バイトの実態、普通に生きていたら被害者にならなければ知ることのできない手口や、仲間の集め方、そして裏の世界を少し覗けるように思う。世の中は普段見えてる表の面だけではないと良く分かる一冊。

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2025年03月18日

Posted by ブクログ

特殊詐欺・強盗グループの実行犯はいかにして闇バイトに参加するのか。当事者の声や巧妙な人身掌握術等を記載。SNSを開けば怪しげな高額バイトが横行し、わたしたちはいつでもその魔の手に掛かるおそれがある。特に若い世代に読んでほしい本です。

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2023年09月11日

購入済み

なるほど

問題となってる闇バイト。構図がよくわかる。常に考えながら生活しないと、いつ自分が落とし穴に陥ることも。

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2023年08月13日

Posted by ブクログ

最初の方は闇バイトでなく半グレの実態とかインタビューが多めで期待と違った。とは言え実態を知ると現実としてどんな対策が打てるか、今の政府の無能さが浮き彫りになる内容だった。
更生した人が生きていける世界は必要だと思うが、更生できない人は排除しても良いのではないか。もはやそれくらいまでに日本はドンドン生きる希望がない国になっている。

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2025年04月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

受け子等の個人情報を押さえて恫喝し、逃げられないようにして人員確保。適宜情報を削除する、首謀者を不明確にする等した手口。首魁は検挙されず、受け子等を補充して新たな犯罪を実行する構造。
闇バイトに走る若者の動機について、本書ではコロナ禍でバイトが途絶えて金に困って加担した例が挙げられるが、自分は刺激を求める心理や自分は大丈夫といったバイアスもあるのかと思う。
特殊詐欺当事者曰く、懲役のリスクや各人への分配額の少なさといった割に合わない実情もあるようだ。しかし出所後には正規の職につきにくい状況に陥るため、再度犯罪に至ることも。闇バイトの横行する現状は、一度脱落したら社会復帰の難しい社会の課題なのだろう。

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2024年09月03日

Posted by ブクログ

想像していたよりも学びがあった。貧しく日常的にDVを経験した著者(元々は中卒だったけれど一念発起し通信で高卒▶︎大卒大学院卒で今は社会学者)が問う問題だから余計に迫るものがあった。

反社と一括りにできないくらい組織や属する人々が多様化している様。特殊詐欺はカタギの人間が情報を流している場合も多々で正に社会問題。社会の構造が犯罪を生み出している部分も否定できず、著者が言う通りワンストライクでOUTになる今の日本の制度には疑問しかない。

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2024年01月29日

Posted by ブクログ

昨今では麻薬の運び屋、複数人による強盗などの事件で取り上げられているが本書では物語風な一青年の転落を説明の導入に組織等解説してくれている。
「無敵の人」になる位まで窮迫したら手を染めかねないので学習はしておきたい。

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2023年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

また趣味の悪い本を読んでしまった。怖いもの見たさ(知りたさ・読みたさ)ですね。著者が福岡の方で、色々納得。同じ大学の出身でした。北九大ってそんな勉強もできたのね(笑)。
少し前に、強盗のニュースがすごく多くて、「闇バイト」っていうワードが一気に広まった。ほんとに、闇バイトに応募して犯罪に加担する若者たち(いや、若者とは限らないらしい)、なんてバカなんだ!と思うけど、どんな人が、どんな思考回路で闇バイトに足を踏み入れてしまうのか、取材したことを交えながら解説してあり興味深かったです。
いたちごっこかもしれないけど、末端の使い捨てられる若者を逮捕するだけでなく、この本で明らかにされているような闇バイトの構造自体をなんとかなくしてほしい。そして、安易な考えでラクしてお金を稼ごうとする思考回路に至らないために、教育が大事だと思った。
私なりに教育現場で一生懸命頑張っているけど、最近は不登校(ひきこもり)も多くて、学校にこない子どもたちも、学校に代わるしかるべき場で、将来貧困に陥ったり、安易にSNSで情報を集めて間違った判断をしたりしないように、学ぶ環境が大事だと思う。

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2023年10月09日

Posted by ブクログ

一連の詐欺グループの話など、なぜこの犯罪が起きているのか、体系的なものがよく理解できた。結局現場で手を汚すのは、使いっ走りの、ある意味弱い人たちだ。
テレビのドキュメンタリーなどでも情報は得られていたが、よりリアルな物語を知ることができた。

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2023年09月20日

Posted by ブクログ

狛江事件の実行犯は闇バイトで集められた。これを知ったときには衝撃的だった。いつ誰が狙われるかだけでなく、いつ誰が犯罪者になってしまうかわからないからだ。
なぜ闇バイトに手をだしてしまうのか、それを知りたくてこの本を購入した。
闇バイトは、特殊詐欺の片棒を担がされるわけだが、特殊詐欺の刑罰は非常に重い。初犯でも実刑をくらうとのこと。しかも、出し子売り子(DUというらしい)はいつかは捕まる。というか捕まるまで抜けられない。
捕まると刑務所から出てきてからも正規の仕事につきにくく、また闇バイトに手を出す悪循環に陥ってしまう。
かつ、無知な若者がDUとして狙われる。少子化社会を迎えている社会状況で未来のない若者が増えていったら日本の将来はどうなってしまうのだろうか…3.5

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2023年09月08日

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