玉田誠のレビュー一覧

  • 網内人

    Posted by ブクログ

    どんでんどんでん返しあり。
    記述が詳細で本が分厚くなった。ヒーロー像としてはありきたりではあるのだが。
    舞台となる香港が中共によって変わってしまったのでシリーズ展開はどうなるのやら。

    0
    2021年07月25日
  • 世界を売った男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     2年程前にYahoo!ニュースで紹介されており、気になって購入しました。再読して改めて感じましたが、一言で言うと、いやあすごいミステリ小説だ、と思います。特に後半の展開には驚きっぱなしでした。まるで映画を見ているかのよう。

     刑事の許友一は朝起きるて、気づくとなぜか記憶がない。署に戻ると丁度自分に来客で、6年前にすでに解決したはずの事件について記者の盧沁宜が取材したいという。。。なぜ記憶がないのか、そしてそもそもその事件の真相とは・・・!?あとはご自身でご確認ください笑

     今回の小説のテーマの一つが記憶、です。記憶というのはかなり重要なアイデンティティだと思います。名前や所属団体にアイデ

    0
    2021年06月05日
  • 網内人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ネット上で中傷され、自殺した妹。
    姉とハッカーでもある探偵が、その中傷者を追い詰めていく。
    事件自体、家庭環境も含め、暗いが、徐々に犯人に迫っていくのは面白かった。
    シリーズ化の予定とのことで次回作に期待。

    0
    2021年04月12日
  • 世界を売った男

    Posted by ブクログ

    同作家の大ヒット作、''13・67''よりは読み易さと楽しめる小説でしたが、最後の最後でこんな展開あり? みたいに思う。動機は、どうであれ二重人格でしたってなると何でも出来るし推理の仕様が無い。面白い内容には間違い無いです。

    0
    2021年03月28日
  • 網内人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2015年のリアルな香港。
    果たして続編はあるのか、あるとしたらこの魅力的な都市がどんな姿で描かれるのか、それはリアルかはたまた。

    傑作『13・67』の作者の新刊。
    怒涛の伏線回収は胸がすくが、そこまでの我慢が長い。
    書きすぎかと思うくらいの心理描写で、わかりやすい。

    0
    2020年10月15日
  • 世界を売った男

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    六年間の記憶が一夜にして消えた。刑事である自分に一体何が起こったのか?昨日まで追っていた事件は解決済み。納得できず香港の喧騒の中を駆ける男の前に、驚愕の真相が。第二回島田荘司推理小説賞受賞作。「13・67」でミステリ界を席巻した著者の、これが衝撃の長編デビュー作。アジアの鬼才、ここに現る!

    0
    2020年06月19日
  • 世界を売った男

    Posted by ブクログ

    デヴィッド・ボウイの同名曲がモチーフの華文ミステリー。華文翻訳初体験だが、北欧ミステリーに比べ断然馴染み易い文体なのは、やはり原文との言語的相違が少ないからかと思ったり。本編はクールなトーンでサクサク進み、主人公と相棒役が香港の街を練り歩く描写には紀行小説の趣きも。記憶喪失の真相が明かされる中盤以降は緊張感が薄まり、肝心の終盤は盛り上がりに欠けたが、伏線回収を含め、トータルでは綺麗にまとまって好印象。香港映画をノベライズした雰囲気と表せば割としっくりくるかも。話題作となった「13.67」も読むのが楽しみ。

    0
    2018年11月16日
  • 虚擬街頭漂流記

    Posted by ブクログ

    ヴァーチャルと云うものが、それほど実際に全く縁遠いものでもなくなりつつある昨今。
    そしてSFのガジェットとしてはもう、全然目新しいものではなくなっている昨今。
    ただその仕掛けをどのようにして利用するか、その利用の仕方にアイディアが要求され得る訳ですが、解説によるとこの物語ではそれが斬新であった、とのことです。
    私はミステリもSFも両方ともに詳しくないし、何が「新し」く、「本格」かとかよく判らないので、プロがそう云うならそうなのでしょうが、何となく割り切れないと云うか。
    何となく、どうしようもなく、「物語の為の殺人」と思えてしまいました。
    ミステリとしての仕掛けが凝っていればいるほどそう思えてし

    0
    2010年06月10日
  • 虚擬街頭漂流記

    Posted by ブクログ

    翻訳作品。ヴァーチャルシティでの殺人と、現実世界での起きた過去の殺人がリンクしていて……という話。
    世界観が独特なため読みにくいが、構成はすごく凝っている。トリックはダイナミックで、この世界ならではのものになっているので、世界観に入れるかどうかで評価が変わってきそう。
    台湾の人が書いた小説を初めて読みましたが、欧米の翻訳作品よりも、日本の小説構造に似ているように思った。

    0
    2010年05月15日