古舘伊知郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
●本書抜粋
「どんな音にも驚かないライオンのように、網に捕らえられることのない風のように、水で濡れることのない蓮のように、犀の角の如く、ただ独り歩め」
お釈迦さまが考える仏道修行者の姿。今の自分に当てはめて、自分を奮い立たせることが出来る言葉だと感じた。
⚫︎本書解説
本書は、お釈迦さまの仏教、日本に伝わった大乗仏教、仏教と現代社会問題について古舘伊知郎氏と仏教学著名の佐々木閑氏における対談形式でまとめられている。
お二人とも、お釈迦さまの仏教を信じ実践しているが、大乗仏教には大乗仏教の良さがありどちらが良いということはないとの事だ。
自我を完全に無くすことは難しいが、少しでも我を抑 -
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Posted by ブクログ
古舘伊知郎氏のトーキングブルースがフルでYouTube動画でUPされていて、見ることができる。話している中身はさておき、ぶっ続けで話し続けられる「話す力」はやっぱりこの人凄いなと思った。それが、本書で紹介される、みのもんた氏とのエピソードで語られる「やれるとこまでやるんだよ、人間は」のセリフと重なり、胸が熱くなった。本気で続ける才能と熱量は、時に人を震えさせる。
本書は、同氏が歴代のMCについて人物評やエピソードを語るという内容で、前半は芸能人が中心で週刊誌の記事のような質のものもあるが、それはそれで楽しい。明石家さんまなどのビッグスリーや立川談志、ダウンタウン、爆笑問題など。私個人としては -
Posted by ブクログ
釈迦のファン、推し活をするのが趣味だという古舘氏。嫌いではないのだが、およそ仏教とは程遠い、自己顕示欲の人という印象だ。豊富な語彙を気持ちよくスピーディーに放つ、スポーツのような発話をする人であり、仏教の深い思想というよりも、言葉のコレクターとして、仏教の説法や言葉遣いが気にいったのではないだろうか。お経にはリズムがあるし、仏教には知識欲を満たす独自の論理や世界観があり、何せ、古舘氏の好きそうな四字熟語がわんさかある。
愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦・・ああ、四苦八苦。
古舘氏が仏教に興味を持ったきっかけは、最愛の姉を42歳の若さで亡くしたこと。この経験を通じて「死」を実感し、生き