平沢ゆうなのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ苔むしたコンクリート、人工構造物が緑に覆われていく、廃墟の風情、つくみず「少女終末旅行」、タルコフスキー「ストーカー」、つくしあきひと「メイドインアビス」などなどの雰囲気を感じ取って手を伸ばしてみたら、この絵、好き。
顔が優しくて、好き。
アルコロジー(完全環境世界)という作り込みも気になる。
作者の名前で検索してみたら、「僕が私になるために」というホルモン療法、性別適合手術の経験を漫画化しているんだとか。
俄かに興味を持つ作家さん。
しかも「白百合は朱に染まらない」は世界初の女子飛行連隊が、ソビエト連邦に発足する顛末を漫画化。
あ、「ストライクウィッチーズ」のサーニャのモデルになったリディア -
無料版購入済み
独特の世界観、空気感
戦争か環境破壊かで、人類が閉鎖空間のコロニー(アルコロジー)にしか住めなくなった時代の話。
さらに、その閉鎖空間内での戦争で多くのアルコロジーが廃墟となり、残った場所も電力不足を解決しないといずれ停止してしまうという状況。
1巻を通じて、いわゆる人間は主人公しか出てこない。
後は弟という存在も含め、全てロボット。
ゲスト的に登場するロボットはいずれも、廃墟となったアルコロジー内で、既に人間がいないことに気が付かず、大昔と同じような行動を取り続けているというもの。
このあたり、ロボットではあるが非常に切なさを感じる。
絵のタッチもこの手のジャンルとしては非常に柔らかく -
Posted by ブクログ
遠い未来のSF。
人間とロボットの境界が曖昧な感じの世界。
その境界の説明もなされる巻。
この巻までを世界で起きていることの布石を終え、次巻から回収しつつ「鍵」の話に至るらしい。
前巻のラストから助けてくれた親子との物語。
電車(リニア)で移動する話。
実際、ここまでに撒かれた伏線から、この世界の正体のイメージを膨らませるのは楽しい。
多分外しているから(恥ずかしいので)ここには書かないけど。
遠い未来の電子メールも、「前略」で書き出して「かしこ」で締めるんだなぁと。
多分初回特典と思われる紙切れ(四コマ漫画付き)が入ってた。
アニメイトで買ったからアニメイト特典