一條次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この著者の名前は知らなかったけど評者の名を見てひさしぶりに書店でジャケ買い。
マフィアのペットとして可愛がられていたヒョウアザラシの〈ヒョー〉は、飼い主であったチェレンコフの亡霊に促されて、外の世界に足を踏み出すことに。オウムガイを屠殺する奴隷労働や、音楽も絵もすべてをカネに換算する資本家たちの手から逃げ出し、マイクロプラスチックのために死体すら海に沈むことのない荒廃しきった世界を彷徨いながら、ヒョーはしだいに、自分こそがすべての死の原因ではないのかという思いに囚われていく。だが剥製にされたチーターの〈ヒョー〉に海の向こうにある故郷に誘われても、動物園で生まれたアザラシの〈ヒョー〉には帰るべき -
Posted by ブクログ
ミステリーかどうかと聞かれたらミステリーではないような、
でも確かに最大の「謎」がこの本には詰まっています。
なんならこの本自体が「謎」です。
そしてそれを解決できるかは読み手の私達次第。
倫理的、哲学的、夢と現実の間。
本物と偽物(レプリカ)の見分け方…
遠い昔の時間軸の話かと思いきや
遥か先の未来の事のような話。
なんならパラレルワールドなんじゃないか。
自分が今どこにいるか、何者なのか…
何を言ってるかって?
私にもわからないのです。
そう、わけがわからないのです。この作品は。
ただあまりの勢いと混乱で一気に読んでしま