一條次郎のレビュー一覧

  • ざんねんなスパイ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    市長暗殺を狙う老年新人スパイが主人公。やること成すこと全てうまくいかない。ストーリーが荒唐無稽で、この世界自体に壮大な伏線があるのでは?と思ったら最期までそのまま。深い意味を考えず肩の力を抜いて読むのがいい。何故か洋楽の説明が細かく、末尾にサウンドトラック。

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    2024年02月18日
  • レプリカたちの夜(新潮文庫)

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    ⁡ミステリーかどうかと聞かれたらミステリーではないような、⁡
    ⁡でも確かに最大の「謎」がこの本には詰まっています。⁡
    ⁡なんならこの本自体が「謎」です。⁡
    ⁡そしてそれを解決できるかは読み手の私達次第。⁡
    ⁡⁡
    ⁡倫理的、哲学的、夢と現実の間⁡。
    ⁡本物と偽物(レプリカ)の見分け方…⁡
    ⁡遠い昔の時間軸の話かと思いきや
    遥か先の未来の事のような話。⁡
    ⁡なんならパラレルワールドなんじゃないか。⁡⁡
    ⁡自分が今どこにいるか、何者なのか…⁡
    ⁡⁡⁡
    ⁡何を言ってるかって?⁡
    ⁡私にもわからないのです。
    ⁡そう、わけがわからないのです。この作品は。⁡
    ⁡⁡
    ⁡ただあまりの勢いと混乱で一気に読んでしま

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    2024年02月05日
  • ざんねんなスパイ(新潮文庫)

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    今まで一度も任務を遂行したことがない、「温存」されてきた73歳の新人スパイ・ルーキーに初の指令が下る。
    それは街の市長を暗殺しろというものだった。

    冒頭の一文「市長を暗殺しにこの街へやってきたのに、そのかれと友だちになってしまった…。」
    この文に全て集約されています。
    ちょっと抜けていて憎めないルーキーを中心に街ぐるみのトラブルに波及していくドタバタコメディ。
    玩具箱をひっくり返したような話でした。
    随所に出てくるダンスと音楽が印象的。

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    2024年01月08日
  • ざんねんなスパイ(新潮文庫)

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    レビューの酷評の多さが気になって読んだ作品。
    確かに人を選びますね。この作品。
    ただ、自分はそこまで嫌いではなかった。
    支離滅裂な内容がずっと続くのかと思っていたが、人種差別的なテーマが入っていたり。
    何にせよ、動物好きの自分はキョリスが良かった。

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    2023年11月24日
  • ざんねんなスパイ(新潮文庫)

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    73歳の新人スパイ。。それだけでちょっと笑えますね。
    奇想天外な展開ですが、いつも読むスパイ作品と違う感じで新鮮でした。

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    2023年11月16日
  • 動物たちのまーまー(新潮文庫)

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    基本的には動物や人外をテーマにした話。
    まだ人類には早すぎるかもしれない内容だった。インフルエンザの時に見る夢を文章にした感じ。あまりにも突飛すぎて読み飛ばした回もあったが、吸血鬼が日本に来て豆を数える仕事に就いてる話はちゃんとオチがあって面白かった。

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    2023年10月30日
  • レプリカたちの夜(新潮文庫)

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    面白かった。
    ただ、終わりになるにつれて、これはもう大風呂敷を広げ過ぎて回収出来ないというか、カタルシス的なものは無いだろうなぁと分かってしました。
    友達に勧めるかと言われればNO.だが、読んで良かったかなぁと。思う。記憶には残る。奇天烈すぎて。

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    2023年08月06日
  • レプリカたちの夜(新潮文庫)

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    冒頭で投下される不自然な事象がやがて何らか論理的な帰着に至るのかと思いきや、読み進めるとその世界観は我々の知っている仕組みから早々に逸脱し、ぶっ壊れていく。あるいはぶっ壊れていることが明らかになる。
    異常事態の度合いは終盤に至って加速的に増幅。気付いた頃には整合性は失われ、不条理かつ混沌とした様相の只中に放り込まれる読書体験は、ほとんど幻覚や悪夢を見させられているかのよう。

    この酩酊感、まさにサイケデリック。ミステリーどころかとんでもないサイケ小説でした。

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    2023年05月02日
  • ざんねんなスパイ(新潮文庫)

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    不思議な小説。好き嫌いが分かれそうな印象。
    主人公のざんねんなスパイは憎めないキャラだが
    不思議な表現も多く、読み終わるのに少し時間がかかった。

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    2023年03月04日
  • 動物たちのまーまー(新潮文庫)

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    「テノリネコ」と「アンラクギョ」と「ベイシー伯爵〜」が好きな方。
    個人的には楽しかった。短編集だからかな、短編集がでたらまた読んでみたい。

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    2023年02月28日
  • ざんねんなスパイ(新潮文庫)

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    なんなんだこのお話は、と思いながらも先が気になる小説でした。本当にふざけているだけ?本当に人種差別などの大きなテーマは後付けなの?そう言ってるだけですよね。

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    2022年11月03日
  • ざんねんなスパイ(新潮文庫)

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    本の帯で伊坂幸太郎が絶賛していたので買ったみたけど、同じく本の帯に書かれていた書店員さんの「何かの電波を受信したか高熱に浮かされたとしか思えない」のコメントのほうが近いと思った。主人公のツッコミは所々面白かったけど。
    あと、やたらとひらがなが多いと思った。ストーリーに関しては人類には早すぎた小説だと思った。

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    2022年10月02日
  • レプリカたちの夜(新潮文庫)

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    訳わかんなかったきっと私にはまだ早かった。
    大好きな伊坂幸太郎が薦めてたから読んでみた✌️
    こんなに不思議な文章をスラスラと読めてしまうのは
    作家さんの文章力の高さなんだろうなと感じた。
    ずっと不思議なワクワク感があった。

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    2022年09月13日
  • レプリカたちの夜(新潮文庫)

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    ネタバレ

    わけがわからない!ぶっとんでる!が率直な感想。

     動物レプリカ製造工場で働く主人公は、ある夜に工場で動くシロクマを発見する。それが本物なのか、偽物なのか、外部からのスパイなのか調査するよう工場長から命じられるところから物語がスタートする。

     事件的な物語なのかと思ったら全く違う!!

     この本の中では、「脈絡」とか「道理」が存在しない。なんでもありで、起きる物事に理由なんていらない世界。理解が追いつかないというか、そういうものなんだと受け入れるしかない。

     結局シロクマはなんだったのか、そもそも工場の人々、主人公の正体はなんだったのか、いい意味で後味の悪い話だった。

    2022年8月20

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    2022年08月20日
  • レプリカたちの夜(新潮文庫)

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    新潮ミステリー大賞受賞作だそうですが、ミステリというよりは幻想文学やSFといったほうがしっくりくる気がします。少し哲学っぽくもある。
    ミステリかはわかりませんが、結構面白かったです。夢と現実、虚構と事実があいまいになる、不条理系ファンタジー小説のような感じ。

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    2022年07月05日
  • レプリカたちの夜(新潮文庫)

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    同僚に勧められた本。
    工場長の話の中で、「自我」について語っているシーンがあるが、その話を読んだ途端、僕の中でループが始まった気がする。
    自我ってなんなんだろう、この文章を考えているのは本当に自分なのだろうか?と言った思考がループされる感じがする。
    少ないながらも、これまでに読んできた小説の中で、1番と思えるぐらいに不可思議な話だった。
    シロクマはこの話のはじまりのトリガーに過ぎなかったのだろうか。

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    2022年06月07日
  • レプリカたちの夜(新潮文庫)

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    え、意味分からへん。なんなん?なんなん?うわ、溶けた。あれ、普通にまた出てきた。は?は?お~、わけ分からん!
    正味こんな本でした。

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    2022年04月30日
  • レプリカたちの夜(新潮文庫)

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    ちょっと得意ではない感じの話で、読むのに時間がかかっちゃった。これは文章で読むよりもアニメとか映像で見た方が面白いかも。

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    2022年04月13日
  • 動物たちのまーまー(新潮文庫)

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    異色な動物たちが登場するシュールな世界の短編集。
    ちょっと星新一を思い出させるようなSF的要素もある。
    でも、いま読みたい感じではなかったかも。
    読後少し疲れてしまった。
    2020.12.28

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    2021年04月25日
  • 動物たちのまーまー(新潮文庫)

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    『レプリカたちの夜』は安部公房と小山田浩子に似てたけど、本作は不条理さがカフカっぽいと思った。それぞれの短編の主人公みんな、不条理に翻弄されて何も解決しないまま振り出しに戻って途方にくれて終わる。「ヘルメット・オブ・アイアン」なんか、何を読まされているのか分からず読んでるこちらも途方にくれて面白かった。「アンラクギョ」が特に好み。ネコビトの話し方真似てみたりした。

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    2020年11月20日