無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
文庫本の裏表紙にあるあらすじを読んで「よくわからん」と思ったが、本編はもっとよくわからなかった。「選考会を騒然とさせた」「選考委員絶賛」とあるが、その選考委員が伊坂幸太郎、貴志祐介、道尾秀介と豪華すぎる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
伊坂幸太郎「とにかくこの小説を世に出すべきだと思いました。ミステリーかどうか、そんなことはどうでもいいなあ、と感じるほど僕はこの作品を気に入っています」
選考委員絶賛の驚異の新人、第2回新潮ミステリー大賞受賞作!!
動物レプリカ工場に勤める往本がシロクマを目撃したのは、夜中の十二時すぎだった。絶滅したはずの本物か、産業スパイか。「シロクマを殺せ」と工場長に命じられた往本は、混沌と不条理の世界に迷い込む。卓越したユーモアと圧倒的筆力で描き出すデヴィッド・リンチ的世界観。選考会を騒然とさせた新潮ミステリー大賞受賞作。「わかりませんよ。何があってもおかしくはない世の中ですから」
Posted by ブクログ
伏線かと思っていたものは伏線ではなかった。小説たるもの、張られた伏線は回収されるものだという先入観があった。次から次へと描かれる不可解な現象は、それ自身で完結しているもので、特に他の現象と何か関係があるわけでもなかったような気がする。とりあえず、よくわからなかったが、わかるわからないとかそういうことではないのかもしれない。その中でもなんとか掴むことができたのは、自我とは何か、自分とは何か。何が自分を自分たらしめているのか。現実は思ったよりも不確実で説明できないよってことなのかな。読んでいる間は、没入感があって楽しかったけど、読み終わったあとは夢から覚めた後にも近いような感覚で、急に自分がいた世界が全く理解できないまま閉じてしまった感じ。終始不穏な感じもまた良い。
Posted by ブクログ
男より女が強い作品はいいぞ
本作を一言で表すならなんじゃこりゃ(笑)
しかし非常にテンポがよろしく痛快
数々の参考文献のリストが裏打ちするように
本作には相当な準備と推敲を重ねたのだろうが
しかし結果として載せられている文章は大胆
実に大胆に軽やかに情景を心情を台詞を回していく
そしてスルスルと次の場面へと移っていく
でも強引でもない
不思議だけど不快感はない
きっと、この作者特有の文章力がなかったら
それだけでこの作品は破綻していたはずだ
それほど文章力には天性の魅力を感じた
なによりキャラクター達の台詞回しがいい
どのキャラクターも下手にアニメ臭くない、
真の意味で言葉選びの差異によるキャラ立てが完了している
うみみずなんか特に痛快だ
男キャラより女キャラの方が強い魂をもっていると感じる
こういう作品はそれだけで当たりだ
作者の本音は悪役に喋らせろ、
なんてメソッドがあるとかないとかだが、
それでいくならこの作者は実に巧妙に
発露したい・表現したい事柄を魅力的なキャラクター達に潜ませている
その出し入れの繊細さがアニメ臭くない上品な雰囲気を出しているのかな
安心してまったり読めた
アール!!!!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸