チェレンコフの眠り(新潮文庫)

チェレンコフの眠り(新潮文庫)

649円 (税込)

3pt

猫のまたぐらよりも暑い夏の日、マフィアのボス、チェレンコフは、武装警官隊に襲撃され、殺された。独り残されたペットのヒョウアザラシのヒョーは、空腹に耐えかね、アザラシ専用ゴルフカートに乗り、荒廃した外の世界へ飛び出す――。ヒョーのつぶらな瞳に映る、汚染された土地、プラスチックの雨、そして奇妙な人々……。唯一無二の読後感、ユーモアと悲哀に満ち溢れた、不条理で美しい、旅の物語。(解説・大森望)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

チェレンコフの眠り(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2025.2.12
    すごく大好きな世界観
    ヒョーかわいいなあ
    会話がいちいち面白くてクスってなる
    色々想像が膨らむ

    0
    2025年02月12日

    Posted by ブクログ

    文庫になるのを待っていました!冒頭から広がる一條次郎ワールド。相変わらず一條氏のセンスは面白いです。
    馴染みやすいポップな切り口でユーモラスに軽快に終末世界を描き、強烈な皮肉とチクチクと刺してくる何かがある一條氏の文章の中に今回は喪失に対する哀愁が濃く見えた。利便性と引き換えに消滅、淘汰される文化は

    0
    2024年12月20日

    Posted by ブクログ

    環境汚染で汚れた街の話だけど、 この作者の描く世界はどこかポップで色彩豊かに見えてくる不思議 ...
    スマートフォンから目を離さない女(⁠人間)が怖い。

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    表紙のかわいさにひかれて購入したら、なかなかに切れ味鋭い世界観で抉られた。

    マフィアのボスのペットだったヒョウアザラシのヒョーは、マフィアが殲滅させられたのを機に、それまでの不自由のない幸福な暮らしから一転、環境破壊が極まり、荒廃した世界を彷徨うことになる。

    普段見ないふりをしているが、すぐ近く

    0
    2025年04月02日

    Posted by ブクログ

    いきなり飼い主を失ってしまってアザラシのヒョーはどうなるんだろうと、続きが気になり一気に読んでしまった。ら
    独特の描写も好きだった。
    環境問題を提起している。

    0
    2025年03月26日

    Posted by ブクログ

    表紙のアザラシがかわいいと思い買ったが、思いのほかハードボイルドな感じの話だった。アザラシはかわいいが。荒廃した世界の中邪悪な資本主義に翻弄されるアザラシ。環境問題などに対する風刺などがかなり直接的に盛り込まれているが独特のワードセンスやオフビートなノリで説教臭さはそこまで感じない。この世界そのもの

    0
    2024年12月15日

    Posted by ブクログ

    〈「映画なんてどうでもいいさ。百年後だって見れるんだからな。その気になればいつでもだ。人類が滅亡してものこってるんじゃないのか。あんなのはただの人工的な光の明滅だ。わざわざ見る気もせんよ。だが、おまえは世界だ。人間たちは世界を見ずにスクリーンばかり見てるがな。真の世界が映ってるとでもおもわされてるん

    0
    2024年10月31日

    Posted by ブクログ

    表紙の可愛らしさと帯にある江國香織の「なんでチャーミングな一冊。」という言葉に惹かれて買ってしまったけれど、私にはちょっと…でした。いわゆる玄人受けする作品なんだと思う…

    飼い主のマフィアが暗殺されたので暮らしていた屋敷を出てゆくヒョウアザラシのヒョー。街は放射能で汚染され海はゴミだらけ、食べ物も

    0
    2025年04月10日

    Posted by ブクログ

    この著者の名前は知らなかったけど評者の名を見てひさしぶりに書店でジャケ買い。
    マフィアのペットとして可愛がられていたヒョウアザラシの〈ヒョー〉は、飼い主であったチェレンコフの亡霊に促されて、外の世界に足を踏み出すことに。オウムガイを屠殺する奴隷労働や、音楽も絵もすべてをカネに換算する資本家たちの手か

    0
    2024年12月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    相変わらず、意味不明なことが次から次へと起こり、想像を超えるなんて言葉ではとても表せられない。
    この意味不明さが、なんとも言えず、大好物なのだが、この本においては、胸に突き刺さるような考えさせられるような気分にさせられるのもこの本の良さなんて思ってしまう。

    0
    2024年12月01日

チェレンコフの眠り(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

一條次郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す