【感想・ネタバレ】レプリカたちの夜(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

動物レプリカ工場に勤める往本がシロクマを目撃したのは、夜中の十二時すぎだった。絶滅したはずの本物か、産業スパイか。「シロクマを殺せ」と工場長に命じられた往本は、混沌と不条理の世界に迷い込む。卓越したユーモアと圧倒的筆力で描き出すデヴィッド・リンチ的世界観。選考会を騒然とさせた新潮ミステリー大賞受賞作。「わかりませんよ。何があってもおかしくはない世の中ですから」。(解説・佐々木敦)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

文庫本の裏表紙にあるあらすじを読んで「よくわからん」と思ったが、本編はもっとよくわからなかった。「選考会を騒然とさせた」「選考委員絶賛」とあるが、その選考委員が伊坂幸太郎、貴志祐介、道尾秀介と豪華すぎる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
伊坂幸太郎「とにかくこの小説を世に出すべきだと思いました。ミステリーかどうか、そんなことはどうでもいいなあ、と感じるほど僕はこの作品を気に入っています」
選考委員絶賛の驚異の新人、第2回新潮ミステリー大賞受賞作!!
動物レプリカ工場に勤める往本がシロクマを目撃したのは、夜中の十二時すぎだった。絶滅したはずの本物か、産業スパイか。「シロクマを殺せ」と工場長に命じられた往本は、混沌と不条理の世界に迷い込む。卓越したユーモアと圧倒的筆力で描き出すデヴィッド・リンチ的世界観。選考会を騒然とさせた新潮ミステリー大賞受賞作。「わかりませんよ。何があってもおかしくはない世の中ですから」

0
2024年07月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なにひとつわからないが、なにひとつわからないまま物語が進んでゆく。

書店に並んでいた装丁とタイトルの感性に惹かれて手にとった。冒頭からすでにわけがわからないが、ぱらぱらと捲って読んでみてもわけがわからない。そして最後まで読み終えても、未だわたしはなにもわかっていない。

ただひたすらに混沌の世界がそこにあって、読書体験としてあまりにも強烈だった。

これまで多くの物語を見てきて、ある程度その展開が読めるようになってしまったなと感じていたが、そんなものは跡形もなく吹き飛ばしてくれた。

途中、あきらかに作者のこころの声がまろび出ていてまたそれもおもしろかった。

わからないものをわからないまま受けとめること、じつは難しいことなんじゃないかと思っているが、わからないからこそ そこに奥行きが生まれ、わからないからこそおもしろい。“わからなさ”のおもしろさを強く感じる本だった。

0
2023年07月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第二回新潮ミステリー大賞受賞作。人の本質や存在、日常生活、社会生活は、秩序だっているようで、取り留めもない意識の流れはこうだろうかという、新しい感覚の小説だった。
伊坂幸太郎氏のオビ、「とにかくこの小説を世に出すべきだと思いました」ミステリーかどうか、そんなことはどうでもいいなぁ、と感じるほど僕はこの作品を気に入っています。

「オーデュボンの祈り」などを読むと伊坂さんのこの言葉になるほどと思う。伊坂好きからすれば、現実生活の中にある何か異世界めいた感じに共感する。感覚的な小説は、作者の持っている世界にどこまで共鳴できて、時間を忘れて読んでしまえるか、楽しめるかにあって、小説を読む楽しみはそこにある。


これは、現実を離れた面白さだった。舞台になるレプリカ工場で品質管理をしている往本が、仕事場を歩いているシロクマを見たことから話が始まる。
友人の粒山に話すと「疲れてるんだね」と相手にされない。ところがこの話を聞いた工場長に呼ばれた。なぜか顔色が死人のように悪く「シロクマを見たんだね、それについて調べてくれないか」という。この辺はミステリ小説が始まるような。

そんな大きなレプリカは作っていないけどなどと思っていると。
「われわれにもゾウと同じくらいの記憶力があればよかったのだがね。まあゾウにかぎらず、鮭や花にだって記憶はあるのだけれどね」
そしてゾウの思いやりについて人間と比べたりする。そんな工場長を、上司だからか納得ずくか、別にいぶかしむ風もなく聞いていて、往本がシロクマはここで作ったのだろうかと聞くと、そうだろうね。品質管理だからチェックするのは君だ。などという。

こんな風に会話もなにか空中を浮遊していき、周りの雰囲気も日常の雰囲気ではないようだが、それが不思議でもなんでもなく。何と比べるわけでもなく、こんな中で往本だけは変じゃないかなと感じながらも生活が続いていく。これも次第に、慣れてくる。往本はその後も何げない風に習慣通り仕事をしているが、それにしてもシロクマに出会わないと解決しないがと思ってはいる。

読んでいて、実生活という、生まれながらできあがったものの中で暮らしていれば、時間の流れに乗って年を取るのでそれが生きるのに楽であまり支障もないように見える。違和感もない。往本の薄い疑惑もまぁこの程度だろう。
この世界では、ただ感情的なあれこれはただ個人的な内部のできごとで、本質的には疑いようがない。あまり考えることでもない世界で往本や粒山も暮らしを続けている。
あやふやな存在意識は悩みの種である。なにかか起きていても、軽い時間の流れに乗っていればとりたてて悩むことではない、できれば拘らないで暮らす方法を模索したりしている、ふと疑いを持ったり抗ってみたくなった時があっても、心の中で作り出す別な暮らしの映像は、実生活とは違った形で発現されるのが楽だと思っている。

喜びであれ悲しみであれ、時間を伴った現実は心のありかたを抜きにして流れていく。現実とは直視できないほど四苦八苦に満ちているとすれば、幸不幸など見ないふりをして楽しいことを考えなくては生きていけない。慣れるっていうことで。
ここでは自分の作り出した都合のいい方法で現実を見る、または障害物を丸めて小さくして密かに心にためて身を守っている。そしてよく見ると、現実は、愉快で可笑しなものもあふれている、それをレプリカ工場という虚像の中で展開させ話の流れに乗せる、この作者の並みでない頭のなかを覗きたい。

ごく主観的な自分という実在は、実は勝手な思い込みであって、流行りの言葉で言えば粛々と消化している日常は、本質から遊離した都合のいい虚像かもしれない。

それを書くとすれば、自分自身の本質に関わるありえないような世界で起きる出来事に、真剣に向かい合うと。重い話になる。
無関心にすっ飛ばす。
モニターで五目並べをしているうみみずの机には難しい本が山になっていたり、レプリカはゴーレムのようで水をかければ溶け。地下洞窟にある硫黄温泉でくつろぎ、ブラジルからの出稼ぎ嬢から「あなたなにジルじん?」と訊かれ、太り気味の粒山が頭髪が薄いのもかまわず多くの女にもて、驚くことに妻がいて、彼女は巫女で、お神楽踊りなどを舞いに舞って昇天する。というのもありだろう。

そんな、こちらから見ればありえないようなシーンも、なぜかおかしく、仕事につぶされたと思った工場長が復活しても、居眠り部長がいなくなっても、一面人間生活の内部を描いた広い意味のたとえ話のようで面白かった。 この作者まだあとに発刊されたのは三作しか見当たらないが読んでみようかなと思う。

0
2026年02月07日

Posted by ブクログ

読後の満足感がすごく高いです。
熱帯夜に見る不思議な夢のような、独特な世界観。
支離滅裂な内容の中に、美しい言葉や確固たる視点が散りばめられていて、ハッとさせられます。
読んでも読まなくても、きっと何も変わらないような、そんな素敵な作品だと思いました。

0
2025年06月23日

Posted by ブクログ

表紙と帯文句に惹かれて手に取った1冊。

不思議なお話しでした。
読んでいてこのジャンルはなんなのだろうと。
ただたまにはこんな風によく分からない本を読むのもいいなと感じました。

0
2025年02月25日

Posted by ブクログ

伏線かと思っていたものは伏線ではなかった。小説たるもの、張られた伏線は回収されるものだという先入観があった。次から次へと描かれる不可解な現象は、それ自身で完結しているもので、特に他の現象と何か関係があるわけでもなかったような気がする。とりあえず、よくわからなかったが、わかるわからないとかそういうことではないのかもしれない。その中でもなんとか掴むことができたのは、自我とは何か、自分とは何か。何が自分を自分たらしめているのか。現実は思ったよりも不確実で説明できないよってことなのかな。読んでいる間は、没入感があって楽しかったけど、読み終わったあとは夢から覚めた後にも近いような感覚で、急に自分がいた世界が全く理解できないまま閉じてしまった感じ。終始不穏な感じもまた良い。

0
2024年03月10日

Posted by ブクログ

どういう内容だったか説明しづらいけど、あっという間に読み終わり、「なんじゃこりゃ」と思ってしまう作品。読み終わっても内容がよくわからない。作者が、どういう意図があって、どのように考えながら執筆をしたのかすごく気になる。こんなにスラスラ読めた本は久しぶりだった。
これを是非アニメ化してほしい。すごく面白そう。

0
2024年01月16日

Posted by ブクログ

ジャケットとタイトルに惹かれて…
何という世界や?
何か意味不明な感じはするけど、
ミステリー大賞とったらしい。
ミステリーちゃうと思う。
SF?ファンタジー?
ん…分からん。
不思議な作品。

自分が自分だけなんて、ほんとにそうなんか?
ホントに人間なんか?
自分?
それって、何で分かるの?
100文字以内で答えてみよ!

…ごめんなさい…分かりません…

もう悩まんと、日々、精進しながら生きていきます!
こんなん悩み出したら、キリないし…
病む…
自我崩壊しそうな作品。



まぁ、崩壊してもええけど。
代わりいるし

…怖わ…

0
2023年11月07日

Posted by ブクログ

男より女が強い作品はいいぞ

本作を一言で表すならなんじゃこりゃ(笑)
しかし非常にテンポがよろしく痛快
数々の参考文献のリストが裏打ちするように
本作には相当な準備と推敲を重ねたのだろうが
しかし結果として載せられている文章は大胆

実に大胆に軽やかに情景を心情を台詞を回していく
そしてスルスルと次の場面へと移っていく

でも強引でもない
不思議だけど不快感はない
きっと、この作者特有の文章力がなかったら
それだけでこの作品は破綻していたはずだ

それほど文章力には天性の魅力を感じた

なによりキャラクター達の台詞回しがいい
どのキャラクターも下手にアニメ臭くない、
真の意味で言葉選びの差異によるキャラ立てが完了している

うみみずなんか特に痛快だ
男キャラより女キャラの方が強い魂をもっていると感じる
こういう作品はそれだけで当たりだ

作者の本音は悪役に喋らせろ、
なんてメソッドがあるとかないとかだが、
それでいくならこの作者は実に巧妙に
発露したい・表現したい事柄を魅力的なキャラクター達に潜ませている

その出し入れの繊細さがアニメ臭くない上品な雰囲気を出しているのかな
安心してまったり読めた
アール!!!!

0
2023年10月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

SFでありファンタジーでありミステリーではない。小説でしか感じ得ない全くの別世界に飛ばされる感覚を存分に楽しめる。

0
2023年10月13日

Posted by ブクログ

面白かった。
ミステリー小説というか、SFでもあり、ふぁんたじーでもあり、ホラーでもある。
世にも奇妙な物語に近しいものを感じる。
訳がわからないけどすいすい読める。ただ好き嫌い分かれそうな作品だと思った。私は好き。

0
2023年08月18日

Posted by ブクログ

難解でした、意味がわからなくても面白い感覚が良かったです。小山田浩子さんのような作風です、好きな方はハマると思います。

0
2023年02月10日

Posted by ブクログ

ミステリーのジャンルに入る小説だけど話を進める内に色々な場所に行くファンタジーになっているなーと思います。

工場から、下水道、闇に覆われたアンモニア臭漂う不気味な世界等、そういう世界観は楳図かずおの漂流教室みないなおどろおどろしい不気味な感じがしました。

絶滅したはずのシロクマを見つけてから不思議な不条理な世界に入っていく所は不思議の国のアリスみたいで面白かったです。

0
2022年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

残業続き、疲れた往本の目の前に現れたのはシロクマだった。なぜか工場長にそのシロクマを始末するように命令される。シロクマは本物か、レプリカの産業スパイか、個性的な同僚たちを巻き込みつつ、往本はシロクマに再び相まみえられるのか。

やり過ぎるとコントでは!?というギリギリのラインを保った掴みどころのなさ、不可解さ、面白さ。言葉の使い方、漢字とひらがなの分量も絶妙に計算されているのか、読んでいて引っかかると同時に不可解さにぶわぁと包まれて煙に巻かれる。私は好きです、こういう作品(笑)1年に1作品ぐらい読みたくなる。シンプルに面白かった。

著者デビュー作にして第2回新潮ミステリー大賞受賞作。解説には、審査員の伊坂幸太郎さん曰く「ミステリーかどうか、そんなことはどうでもいいなあ、と感じるほど僕はこの作品を気に入っています」とある。ミステリー大賞なのに、ミステリーという枠を超えていようと世に出したかったみたいです( *´艸`)

0
2022年09月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 読み終わってスッキリとした感じはなかった。訳がわからない展開がこの小説の魅力なのだろう。世界観や設定は好きだった。
 ただ、久しぶりにうみみずというキャラクターを好きになる小説に出会えたのは良かった。所々の会話というより演説が面白かった。

工場長の、
『心理的に知らない人に会えない』
というセリフはとても心に残った。
 歳を重ねていくにつれて、過去の経験から似ている人物の枠にはめて接してしまうことは避けられないだろうと思った。
 これから関わっていく人達との出会いを大切にしていきたい。また、新鮮な出会いが出来るように、人との関わりを恐れずに作っていきたい。

0
2026年01月27日

Posted by ブクログ

今自分が生きているこの世界も本当は誰かが支配していて私たちはレプリカなのかもしれないと思った。機会があったら自分の髪の毛を顕微鏡で確認したくなった。

0
2026年01月27日

Posted by ブクログ

細々としたところに笑いのセンスが光っていて楽しい。
連続する、へんてこなできごと。
その先に待ち受けていた世界の秘密にゾッとする。

0
2025年12月17日

Posted by ブクログ

ものすごくユニークな世界観と文章。序盤はフィクションかと思っていたら段々ファンタジーになっていく不思議。フィーリングで読んでいたのに自然とスラスラ読めて、なんだか漠然とした心地良さを感じるそんな作品だった。

0
2025年09月16日

Posted by ブクログ

今まで読んだ本の中で一番、訳が分からなかった。

が、面白くないのかと言われたらそうでもなく、すきま時間を使ってすぐ読み終えてしまったから、面白かったという事になるのかも。出てくる名詞は知らないものが多くてさんざん検索したが、表現そのものは分かりやすかった。

私には現代の不条理文学に思えたけど、SFでもあるようだし、きっとミステリーではないんだろうな。世界観全体が異相にある感じで結末は意外でもがっかりでもなく「ああそうなんだ」と素直に受け入れて終わった。途中、うみみずを乗せた台車を乗せて階段を上がるシーンの描写が怖すぎたのと、「ぷりんぷりん音頭」というパワーワードが印象的でした。

0
2025年06月23日

Posted by ブクログ

なんだかずっと蒸し暑い夏の日に出た高熱のような、陽炎のような。
意味が分からないけどすらすら読める。不思議。
人間の自我とは。どうしたらこの物語が思いつくのか…

0
2025年04月27日

Posted by ブクログ

    『レプリカたちの夜』

第二回 新潮ミステリー大賞

一條次郎さん はじめまして♪ です。

とても不思議な読後感。
個人的にはとても好きな作品です。

読もうと思った決め手は
帯の伊坂幸太郎さんのお言葉
『とにかくこの小説を世に出すべきだと思いました。ミステリーかどうか、そんなことはどうでもいいなぁ、と感じるほど僕はこの作品を気に入っています。』って書いてあったの。
あとは表紙。一條次郎さんの4冊出てる文庫本
すべての装丁デザインが木原未沙紀さんの装画
ねっ素敵でしょ❤️

物語は…

動物たちの精巧なレプリカを製造している
「株式会社トーヨー」の品質管理部で働く
往本くんが深夜シロクマを目撃するところから
始まるの。翌日、シロクマを見たことを皆に
話すんだけど信じてもらえない。
しかし…やがて彼は工場長に呼びだされ、
シロクマがどうやらスパイであるらしいと聞かされ、秘密裡に調査するよう命じられる。

って感じで進むんだけど…
なんか世界観がすごいなぁ
SFなのかファンタジーなのか…
怖い部分もあるし…
ミステリーとは違う気がするんだけど…
とても楽しめました♪


ただ…
あんなに年末年末って
頑張ってきたのに。
クリスマスの日に…コロナになってしまったの。
今も熱が下がらず…
ちゃんと…
マスクだってしてたでしょーーーが!!
そんな時に読んでいたから…
少しちんぷんかんぷんかも。
ごめんねごめんね〜

0
2024年12月30日

Posted by ブクログ

SFに近くて、最初から最後まで頭に「?」を浮かべながら読んでいたけど、自我ってなに、自分ってなに、本物(オリジナル)ってなに、という問いかけはけして他人事じゃないと思った。随所に差し込まれるうんちくが普通に面白くてためになる。

0
2024年07月14日

Posted by ブクログ

内容がはちゃめちゃすぎて初めから最後まで何を言いたいのかまっったくわからなかった。でも、なぜか文章は読みやすくてすらすら入ってくるので不思議でした。
何を言いたいのかを理解するというよりも目の前で起こっていることをただただ眺めて楽しむというような小説な気がします。
なかなか体験できないストーリー性で、少しでも時間があるときには、ついつい本を開いていました。
出来事、展開の意味のわからなさの程度、何かに似てるなと思ったら、、わかった、夢だ。

0
2024年06月25日

Posted by ブクログ

⁡ミステリーかどうかと聞かれたらミステリーではないような、⁡
⁡でも確かに最大の「謎」がこの本には詰まっています。⁡
⁡なんならこの本自体が「謎」です。⁡
⁡そしてそれを解決できるかは読み手の私達次第。⁡
⁡⁡
⁡倫理的、哲学的、夢と現実の間⁡。
⁡本物と偽物(レプリカ)の見分け方…⁡
⁡遠い昔の時間軸の話かと思いきや
遥か先の未来の事のような話。⁡
⁡なんならパラレルワールドなんじゃないか。⁡⁡
⁡自分が今どこにいるか、何者なのか…⁡
⁡⁡⁡
⁡何を言ってるかって?⁡
⁡私にもわからないのです。
⁡そう、わけがわからないのです。この作品は。⁡
⁡⁡
⁡ただあまりの勢いと混乱で一気に読んでしまいます。⁡
勢いよく駆け抜けて⁡一体何だったんだと考える⁡魅力的な作品。⁡
⁡⁡
⁡考える事がお好きな方、あえて難しい事がお好きな方、⁡
⁡不思議な世界に迷い込みたい方、おすすめです。⁡

0
2024年02月05日

Posted by ブクログ

面白かった。
ただ、終わりになるにつれて、これはもう大風呂敷を広げ過ぎて回収出来ないというか、カタルシス的なものは無いだろうなぁと分かってしました。
友達に勧めるかと言われればNO.だが、読んで良かったかなぁと。思う。記憶には残る。奇天烈すぎて。

0
2023年08月06日

Posted by ブクログ

冒頭で投下される不自然な事象がやがて何らか論理的な帰着に至るのかと思いきや、読み進めるとその世界観は我々の知っている仕組みから早々に逸脱し、ぶっ壊れていく。あるいはぶっ壊れていることが明らかになる。
異常事態の度合いは終盤に至って加速的に増幅。気付いた頃には整合性は失われ、不条理かつ混沌とした様相の只中に放り込まれる読書体験は、ほとんど幻覚や悪夢を見させられているかのよう。

この酩酊感、まさにサイケデリック。ミステリーどころかとんでもないサイケ小説でした。

0
2023年05月02日

Posted by ブクログ

訳わかんなかったきっと私にはまだ早かった。
大好きな伊坂幸太郎が薦めてたから読んでみた✌️
こんなに不思議な文章をスラスラと読めてしまうのは
作家さんの文章力の高さなんだろうなと感じた。
ずっと不思議なワクワク感があった。

0
2022年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

わけがわからない!ぶっとんでる!が率直な感想。

 動物レプリカ製造工場で働く主人公は、ある夜に工場で動くシロクマを発見する。それが本物なのか、偽物なのか、外部からのスパイなのか調査するよう工場長から命じられるところから物語がスタートする。

 事件的な物語なのかと思ったら全く違う!!

 この本の中では、「脈絡」とか「道理」が存在しない。なんでもありで、起きる物事に理由なんていらない世界。理解が追いつかないというか、そういうものなんだと受け入れるしかない。

 結局シロクマはなんだったのか、そもそも工場の人々、主人公の正体はなんだったのか、いい意味で後味の悪い話だった。

2022年8月20日

0
2022年08月20日

Posted by ブクログ

新潮ミステリー大賞受賞作だそうですが、ミステリというよりは幻想文学やSFといったほうがしっくりくる気がします。少し哲学っぽくもある。
ミステリかはわかりませんが、結構面白かったです。夢と現実、虚構と事実があいまいになる、不条理系ファンタジー小説のような感じ。

0
2022年07月05日

Posted by ブクログ

同僚に勧められた本。
工場長の話の中で、「自我」について語っているシーンがあるが、その話を読んだ途端、僕の中でループが始まった気がする。
自我ってなんなんだろう、この文章を考えているのは本当に自分なのだろうか?と言った思考がループされる感じがする。
少ないながらも、これまでに読んできた小説の中で、1番と思えるぐらいに不可思議な話だった。
シロクマはこの話のはじまりのトリガーに過ぎなかったのだろうか。

0
2022年06月07日

「小説」ランキング