佐宗鈴夫のレビュー一覧

  • アメリカの友人

    Posted by ブクログ

    マフィアがらみの話なので暴力的な行動も多く、
    死体もゴロゴロだが。。。
    前の事件から、それほど間を置かず、こんな危険なことに
    それも、自ら必要もないのに勝手に飛び込んで
    より深く巻き込まれるなんて。
    そもそも、きっかけは根拠の薄い猜疑心から出た
    ほんのいたずらに近い『ゲーム』でしかなくて、
    それなのに、他人を悪に引き込み、悩み苦しませ
    人生や家庭を崩壊させ、負の暗い影を落とす。
    ドロドロ粘り気を帯びて嫌悪感を覚えそうな物語だが、
    うまく片づけたり、立ち回れた後等にリプリーが思わず
    笑いだしたりするので、読者はいつの間にか
    リプリーの世界観・人生観を自然に受け入れて、
    リプリーの視点で世界を眺めてしまう。
    登場人物だけではなく、読者もリプリーの世界に
    引きずり込まれているのだ。

    0
    2018年08月07日
  • 荒野へ

    Posted by ブクログ

    こういった物語に熱くなれるほど若くない自分に気づきさみしくなった。

    クリスが無知なのか、純粋なのか、ちょっとした間違いが全てを台無しにしてしまったのかは、分からないが、今の私にはあまり共感できる感情は湧き上がらなかった。

    0
    2018年06月04日
  • 荒野へ

    Posted by ブクログ

    初めは、なんて自分勝手な生き方をした青年なんだろうとまったく共感できずにいらいらしました。でも読み進めていくうちに、彼はストイックに文明から自らを遠ざける、まるで修行のような行いをしていたように思えてきました。確かに自然は脅威でありながら美しく惹かれます。宗教のようだと思いました。読後には彼の行動をただ批判することはできませんでした。主観を入れす平等に読者に事実のみを与える、すぐれたドキュメンタリーだと思います。

    0
    2016年09月22日