レイチェル・カーソンのレビュー一覧

  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    環境保護の先駆者レイチェルカーソンが、甥と共に自然と触れ合う喜びを描いた世界的ベストセラー。子供には不思議や神秘に深く感動する能力「センスオブワンダー」が備わっており、それを育てることが何より大事だと説く。

    美しい詩のような文章と写真に浸りながら、人間が生き物として満たされるためのヒントを得ることができた。海の石をしげしげ眺めていられなくなったのはいつだろう。子育て中に読めて良かった。

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    2025年12月13日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    良い本は洗練されている。不要なことは書かれない。執筆途中で旅立たれてしまったが、レイチェルの言葉でセンスオブワンダーの深みを踏み込んだところまで聞いてみたかった。

    現代人においては、自然を楽しむ余裕がより無くなっているのだろう。経済格差も相まっている。ダーチャフィールドのように週末だけでも楽しむというのが理想だろうが、それが出来る人の多くは富める者だと考えられる。

    ただし、レイチェルが言いたいことは、日常の中でもセンスオブワンダーを使える機会は溢れており、それを楽しむ事が必要だということ。

    今後の世界、特に子供たちが自然と共に生きられるように、まずは大人たちが自然を楽しみたい。

    センス

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    2025年12月12日
  • センス・オブ・ワンダー

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    森田真生さんが新訳をし、更に京都を舞台とした自らの「センス・オブ・ワンダー」を書いた本です。

    「センス・オブ・ワンダー」とは、驚きと不思議に開かれた感受性のことです。子どもがそれを保ちつづけるためには、少なくとも一人の大人の助けが必要だそうです。レイチェル・カーソンは、この本で幼い子どもと接するときに大切なことを教えてくれています。自然を子どもとどう味わえばいいのか。そして子どもが大きくなる前の大切な時間の過ごし方です。世界的ベストセラーのこの本は、特に幼い子どもと接する人におすすめです。

    視覚、嗅覚、聴覚を研ぎ澄ますと、自然の奥深さに改めて気づかされます。海、空、土、木々、花、そして小さ

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    2025年11月28日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    「わたしは、ものごとを不思議に思うことを忘れてしまったのかもしれない。」

    この本を読んで、わたしは焦りにも似た悲しい気持ちを抱きました。

    センス・オブ・ワンダーとは、「神秘さや不思議さに目を見はる感性」のこと。

    この本は、センス・オブ・ワンダーを持っている子どもよりも、わたしのような大切な感性を忘れてしまっている大人に向けた、レイチェル・カーソンからの手紙なのではないでしょうか。

    本当は「感じる」ことが大切なのに、つい「知る」ことに逃げてしまったり、本当は不思議に思っていることもあるのに、簡単にスルーしてしまっていたり、そんな自分は何かもったいない生き方をしているのかもしれません。

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    2025年11月13日
  • センス・オブ・ワンダー

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    森田真生さん。彼の感じていること、紡ぐ言葉がとても好きだ。思考が深く、あたたかい。
    私も息子も自然や生き物が好きなので、自分の経験や思い出と重なるようなエピソードもあって、読んでいて面白かった。

    レイチェルカーソンのセンスオブワンダー。
    自然や命の美しさに目を見はる感性や力。子どもたちには育んで行きたいし、大人になって忘れてしまったのなら取り戻していきたい。

    別の方が、買って一生読み返したいと感想に書いていたが、私もそう思う。宝箱があるなら、大切にその中にいれて何度も読み返したい。

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    2025年11月05日
  • 沈黙の春

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    1962年に環境破壊の実態について書かれた本です。
    読んでいて苦しくなりました。
    半世紀以上経って、少しは良くなっているのか、それとも悪くなっているのか?
    何方か続編を書いていただきたいと思います。

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    2025年10月28日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    幼かった頃の冒険した時のワクワクした記憶、初めて本気の恋をした時の公園の匂い、高校の通学路でいつも聴いていた曲、など様々な思い出が蘇りました。
    視覚、聴覚、嗅覚それぞれでの思い出ってなんかすごく覚えているものですよね。
    初めてアリに触った時、潰してしまわないかと不安になりながらも足が何本もある驚きや小さいのに力が強いことすべてが新鮮でした。
    羽根がついているものや、色が白いもの、一際大きい女王蟻、あと何種類の個体がいるのだろうと不思議に思ったことが懐かしい。
    今も変わらず昔に見た生き物がいること、綺麗な海をみると落ち着くこと、変わらないことに感謝して忘れずにいたいと思う。
    大人になってからなん

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    2025年10月13日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    Audibleにて。「子どもにどのように自然に触れさせるか?」これから世界を知っていく子を持つ親として、いま読んでおくことができてよかったと思える1冊だった。
    本書を読む前は、都会に住んでいると、ザ自然な場所はなかなか無く(あっても作られた自然なことも多い)、スマホ、テーマパークなどの人工物なエンタメが手軽で確実に楽しめるコンテンツで育ってもらうんかなあとやんわりと思っていた。そんな考えでは、子どもを自然に触れさせる機会を作れないままだったのではないかと思う。

    今回、本書を通じて知った表題の「センスオブワンダー」(という自然の神秘や不思議に目を見張る感覚)で自然を観察し感じ取ることの意義と、

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    2025年10月12日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    職場の上司が退職する際、私に渡してくれた。

    子どもの頃の五感がいかに大事なのかが、再確認できる。
    私は仕事柄常に子どもといるが、小さい子どもは特にタブレットやスマホを欲しがる。
    だから、必ず一回は外に出て、風を感じたり生き物の声を聞いたりしている。
    暑くて外に行きたくないと言ったり、面倒だから外に行きたくないという子どももいるが、そういうのも含めて感覚だと思うから、「暑い」という感覚を確かめに行く。(上手く表現できないが、、)

    これからの子どもたちが大人になった時、どんな社会になっているがわからないが、きっと、今私がしていることがほんの少しでも役に立っていると願いたい。

    本の感想が分から

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    2025年09月14日
  • センス・オブ・ワンダー

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    センスオブワンダーはもちろん、訳者さんのエッセイがとても良かった。窮屈な人間社会から一歩解き放った見方を教えてくれる。
    何度も読みたい本になった。

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    2025年08月30日
  • 沈黙の春

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    殺虫剤が手軽でも、安易に使っちゃダメなんだってことを知った。
    以前はもっと敏感に避けていたのに、最近ちょっと麻痺していたなと思う。
    読めて良かった。

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    2025年08月28日
  • センス・オブ・ワンダー

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    『センス・オブ・ワンダー』の素晴らしさを、新訳と著者の子どもさんの自然との関わり方を通して教えていただけました。身近な自然の姿を見逃さないように、時間と心の余裕をそして観察眼を持つようにしたいと思いました。

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    2025年08月23日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    目次
    ・センス・オブ・ワンダー
    ・福岡伸一 きみに教えてくれたこと
    ・若松英輔 詩人科学者の遺言
    ・大隅典子 私たちの脳はアナログな刺激を求めている
    ・角野栄子 見えない世界からの贈りもの

    何年も前からずっと、読もう読もうと思っていたこの本を、ようやく読むことができました。
    遅かりし…という気がしないでもないけれど。

    センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目をみはる感性
    子どもたちが小さいうちに読んでいたら…と思わざるを得ません。

    私自身の子ども時代は、自然の中でのびのび遊ぶのではなく、知能・知識を重視した習い事や塾に通わせるのが、子どものためになると信じられていたので、自然の中で遊

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    2025年08月19日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    心がとても綺麗になる1冊。
    五感で楽しめるのでとても面白い。
    自分にも子供がいたら是非自然と触れ合いたいなと思う。
    ページ数も少なく、読みやすい。
    写真もとても綺麗で思わず見とれてしまうぐらい素敵。

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    2025年07月20日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    自然いっぱいの田舎で育った子どもの頃、山に行くと木漏れ日の神秘的な感じに言葉が出なかったり寝る前に窓を開けると星が綺麗でずっと見ていたくなったり、本で覚えた草花や昆虫を庭で見つけて嬉しくなったのを思い出した。これが私のセンスオブワンダーだと思う。

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    2025年06月26日
  • センス・オブ・ワンダー

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    美しい文章でした。
    新訳も、その「続き」も、世界の美しさが言葉の質感とともに読者である私の内側に広がってくるようでした。

    子どもとともに世界を見ていくこと。出会い直していくこと。
    瑞々しい感性を持ち続けるために自分ができそうなことに思いを馳せながら読みました。

    雨の続く季節にこの本を読めて幸せでした。

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    2025年06月25日
  • 沈黙の春

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    沈黙の春 改版
    著:レイチェル・カーソン
    (1907-1964)
    新潮文庫
    訳:青樹 簗一
    出版社:新潮社

    良書 農薬、殺虫剤などの化学物質が、自然に重大な影響を与えるという警告の書です。

    対象となる害虫については、化学物質を用いるとより耐性をもつ個体があらわれて、目的を達成できずに失敗する
    一方、想定外であった、動物、家畜、人体になどに影響をでて、
     ①個体が死亡する
     ②個体は死亡しないが、次世代の子孫に影響がでる 子孫ができない、子孫が子供をのこせない
     ③染色体に異常がでて、予期しない病気になる
     ④特に、癌:白血病になり死に至る
     ⑤天敵が死亡することにより、思わぬ種が大発生し、

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    2025年06月13日
  • センス・オブ・ワンダー

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    昨年、森田真生さんの新訳で出版された名著に森田さんによるつづきが加えられた書籍。敬愛する西村ツチカさんの装画・挿絵も素晴らしく、自然に触れ感受性を育むことの重要性を再認識した。
    地球は生きている。

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    2025年05月23日
  • センス・オブ・ワンダー

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    驚くほど繊細な感性に、胸を打たれた。
    喧騒の社会に揉まれ、いつしか置き去りにしていたあの感覚。
    いつの日か孫を授かったなら、手を取り合い、静かな森を歩きながら、この豊かな地球を共に味わいたい。そんな情景を浮かべた。

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    2025年05月13日
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)

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    リアルじゃなくてもリアルを感じ取れた気になってしまう現代人が読むべき本だと思う。海や森の息遣いが聴こえてくる。レイチェルカーソンを初めて知った。本に出会えば出会うほど、無知なことを実感する。

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    2025年05月06日