レイチェル・カーソンのレビュー一覧

  • 沈黙の春
    農薬、化学薬品によって無差別に虫や動物、植物等が滅びてゆく。
    1970年頃の研究結果の話しだが今は?

    何が良い悪いの話しではないと思った。農薬や化学薬品で助かった事もたくさんあるだろうし、この本に書かれているようにめちゃくちゃになってしまった事もある。

    ただこれからは普段使用している製品を見直し...続きを読む
  • 沈黙の春
    ページをめくるごとにより強い農薬が登場し、ドラゴンボール読んでるんかなと勘違いしました。
    内容はアメリカに関してだが、近年は日本も農薬大国として問題になっている。最近見た記事ではADHDの原因となる農薬を日本は未だに広く使用しているという。農薬のみならず環境破壊は深刻な問題である。幼稚園児ですら自分...続きを読む
  • 沈黙の春
    人間の都合に合わせて製造・散布された化学物質による生態系への被害を取り上げ「分別なき化学物質利用の恐ろしさ」を世界に広く啓蒙した書籍。

    有名なのでタイトルを聞いたことがある方は多いと思われます。

    数多くの事例が紹介されており分量は多め。読み切るのに時間がかかりましたが、環境保護思想の先駆けといえ...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    いつ読んでも気付かされるとても良い本

    「子供の頃はこうだったよな」と思いながら読んでいたけれど、ゲーム等の娯楽で簡単に強い刺激を得られる時代に、作者の願う方向に行くのは中々難しいだろうなとも思う。
  • 沈黙の春
    通常の物質は生物の体内に取り込まれても代謝で体外に排泄されるが、一部の物質(DDTなどの農薬)は体内に蓄積されていく。その生物が上位の捕食者に食べられると、蓄積された物質は上位の捕食者、そのまた上位の捕食者に移動、その物質の濃度は高くなっていく。生物濃縮。カーソン『沈黙の春』1962
  • センス・オブ・ワンダー
    レイチェルカーソンのセンスオブワンダーは
    冒頭30Pほど。
    (というかそれしか現存してないのか)
    それ以降は、
    森田真生さんという人の生活における
    センスオブワンダーを書いている。
    「センスオブワンダー」と言うタイトルなので
    読むまで構成に気づかなかった。

    ※著者の表記のところには
     レイチェルカ...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    微細な感覚を研ぎ澄まし、心をオープンにして世界に飛び込めば驚嘆が世界には溢れている。
    出かけたくなります。文字数も少ないので繰り返し読みたい本
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    いつか娘が母親になる日が来たらこの本を渡したい。
    その頃世界がどんな感じかなんて想像もつかないけど。
    自分の中にもある(かもしれない)センスオブワンダーの灯火が消えることのないようたまに見張ってみるかな。
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    知ることは感じることの半分も重要ではない。。深く深呼吸したくなるような本。人間は他の生物と比べて、子ども時代が長い。生存競争に心を割くことなく、純粋に楽しんだり不思議に思ったり友好的な関係を持ったり、そんな時間が長い生物。センスオブワンダーは人間らしさ。
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    数年前のある日、コロナ禍で在宅勤務が続く中ふと思い立って勤務後に近所の海まで散歩した。
    道端でみんな立ち止まって海を見てるから何事かと思い自分も海を見たら月が水面に映ってとても綺麗だった。冷たい夜風も心地よく私も気づいたらみんなと同じように海を眺めていた。
    冒頭を読んだ時ふとその記憶が蘇ってきた。セ...続きを読む
  • 沈黙の春
    害虫防除のために化学薬品を使うことによる生物濃縮の恐ろしさをたくさんの実例とともに説明する前半。 後半は人間への影響の出方とその他の防除方法について。今の科学ではどう解釈されているのだろう?と思うところがいくつか。たとえば、読み間違えているかもしれないが、化学物質が染色体異常を引き起こすことから、白...続きを読む
  • 沈黙の春
    1960年代、人類の環境に対する暴挙に対して警鐘を鳴らした歴史的名著。主に農薬濫用による生物濃縮の危険性について提唱されています。

    地球の歴史の中で「環境が常に生物を変えてきた」が、この数十年の間で「生物(人間)が環境を変えている」前代未聞の事態が生じているという説明がとても印象的でした。

    内容...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
     再読。単行本版の森本二太郎さんの表紙の写真の印象が、あまりに強すぎて、今回の川内倫子さんの写真は綺麗すぎるのが気になり、最初はどうかなと思ったが、次第に、これはこれでいいなと思えるようになってきて、川内さんは、「母の友」の連載でもお馴染みだけど、改めて光の表現が上手い方だなと思う。

     『センス・...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    山でご一緒した四角友里さんが影響を受けた本は?という問いで教えてくれた本。

    なるほど、友里さんの自然に対する眼差しや引き出された言葉の数々はここから生まれてきたのか、というのがよくわかる、友里さんのように優しいセンスを持っている方だった。
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    センスオブワンダー 不思議さに驚嘆する感性
    それはいくつになっても持続できる

    子どもと一緒にいられる時間の大切さ。その一つは、子どもと共に、自分では気づけえなかった自然の美しさを感じとり、その楽しさを分かち合えることと思った。

    都会生活、YouTube、子どもが自然に驚嘆する機会が極端に少ない。...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    名著として語り継がれている、レイチェル・カーソンの新装版。
    センス・オブ・ワンダーを持って生きること、センス・オブ・ワンダーを育むことがいかに重要か、幼き甥、ロジャーとの体験を生き生きと描きながら説くエッセイ集。

    本編はもちろん、解説の福岡伸一さんの解説が素晴らしい。科学者ならではの見地で、センス...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
     自然破壊に警告を発した先駆書「沈黙の春」(1962)に続く「センス・オブ・ワンダー」(1965)。レイチェル・カーソン(1907~1964.4.14、享年56)の私達への遺言。地球の素晴らしは生命の輝きにある。地球はあらゆる生命が織りなすネットで覆われている。その地球の美しさを感ずるのも、探求する...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    かなり薄く大きな文字なので小一時間ほどで読める。
    詩のような物語のようなエッセイのような科学書のような。上質な哲学書というのが一番正解なのかもと思った。
    自分が自然豊かな場所に行った時に出会った、足元の雑草にたまたまやってきた小さくて地味な色の蝶。
    苔に溜まった雫を飲むために留まったその蝶の羽が、な...続きを読む
  • 沈黙の春
    読んでみたいと思いながらも、科学書であり翻訳本であることからの読みづらさ(めっちゃ読みにくかったー)で何度も断念していた本書をついに読み切った!

    この本を読んでいて感じていた違和感というかモヤモヤを全て解説が解消してくれた。これから読む人がいれば、是非是非解説も読んで欲しいなあ。
    レイチェル・カー...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    私は職業柄子どもたちと関わることが多いですが、毎日子どもたちのセンス・オブ・ワンダーに、関われるのだと思うと幸せです。私はどんな願いをもって生きていくのだろう。私はどんな願いを受け取り、いつか託すことになるのだろう。私の中にある何かに気づき、感じる力をこれからも大切にします。