杉田浩章のレビュー一覧
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リクルートの強さがわかる一冊。常に読める。
・経営陣の仕事はいかにメンバーのパフォーマンスを最大化することを考え、細かな点は口出ししない。
・価値のあるKPI=成果に徹底的にこだわり、進化させる。KPIがシンプルで行動指標にもなる。
・KPIは外的要因へ左右されてはいけない。自らの行動が直結し、成果のわかりよいものにする。
・Speedによる優位性を担保するために型化があり。型化があるからこそ速く強く成長する。
・人事評価:will、can、must。mustは会社から求められるもと=給与への対価=最低ライン。willはさらに未来の為の目標。この間をどう埋めるか?こらがcanである。その評価が -
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BCG日本代表杉田氏による一冊。一般事業会社の経営参謀(経営企画のマネージャークラス等か)を対象にしているが、筆者がBCGの人間なだけに、コンサルタントに対して刺さる一冊になっていると感じる。(以下コンサルタント目線で記す)
本書で刺さった点をは大きく以下の2点。
●自らの立ち位置に悩みがちなコンサルタントの役割を「参謀」と明確に定義
-多くのコンサルタントは「経営に関われる」との思いからこの仕事に就くが、結局経営の決定権は無いという点に悩んだりもする。
-この点に対し、コンサルタントは経営「参謀」なのである、というのが(明示はしていないのだが)非常に分かりやすく伝わってくる
-参謀とし -
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ネタバレ事業企画に関する名著。その考え方、設計の仕方は元より、KPIについての考え方についても非常にわかりやすい。
また、一番重要な文化とその醸成に繋がる裏側の仕組みを紐解いてくれているのが印象的であった。
人におすすめできる一冊。
<メモ>
・新規事業の成功には数とスピードが不可欠。
最終的に何がうまくいくかはやってみないければわからないため。
計画に時間をかけすぎる。
・上がったアイデアをブラッシュアップする。
新規事業を創出できる人材を育てるという発想。
クリエイティブな天才が画期的な事業を考案し、
成長する偶然が重ならないと新規事業は生まれないと考えている。
・できるだけ筋のいい新 -
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ネタバレ経営参謀になるべくヒントを得るために読書。
経営企画的役割の人にとっての良著。
極めて実務的なロジカルシンキング、中級者向け、参謀むけの本という印象。
メモ
・経営参謀の仕事3要素
1解くべき課題を設定し、潰していくべき論点の粒度と順序を見極める
2意思決定のメカニズムとプロセスを組み立てる
3刺激する材料と考えさせる質問を突きつける
・経営参謀の仕事を定義するなら、
経営にとって今最も重要な問いを設定し、解くべき課題を見極め、議論の材料を経営層に突きつけて意思決定を迫ること
・実は経営でも多いのが、何をどのレベルで議論すればいいのかわからず、まずは課題と論点から明らかにしてほし -
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BCG日本代表杉田さんによる新著。本の中盤は論点思考や仮説思考にある要素がふんだんにあったが、それ以外は経営企画部のような部署で働く人たちがどういう目線、スキルを持って仕事を回していけばいいか実践的な書かれている点で優れていると思う。
特に、経営企画部のような部署にいると「トップがダメだ」と思ったり、はたまた盲目的にトップに従ったり、という人が多い。しかし、この本はそのような人たちによい示唆を与え、具体的にどう行動変革を起こせばよいか述べている。
スライド作成のポイントはさすがコンサルという感じ。標準的な内容だと思うが、どう議論を喚起するかという観点は今まであまり見なかったので勉強になった -
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ネタバレ■感想
本書冒頭でも書かれていますが、リクルートは真似できないと思われがちですが、ある意味真似できるよ、というのを言語化してくれているので、何が行われているか分かります。
リクルートの強さの秘訣は、経験上得られ、ものすごく練られている戦略があって、それが同じ方向で明確な厳格化している。これが社員に腹落ちしていて、個々が個々の頭の中で進化させているのです。
■要諦
・リボンモデル
・9つのメソッド
ステージ1 0→1
①不の発見 ニーズとは違う。不は、誰もが目をつけていなくて、既存の産業構造を変えるほど大きくて、収益に繋がるもの。
②テストマーケティング
③New RING
志は本人の心の中 -
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●感想
リクルートが、課題設定もテストケースも、具体的に突き詰めることを大事にしていることが分かる本。
●なぜ読んだか
・リクルートの仕組みの強さを学びたい
●学んだこと
・「不」は顧客のニーズだけでなく、リクルートが考えるあるべき姿も反映している
・撤退するハードルもあらかじめ設定し、ドライに運営している
・誰のどのお財布からお金を持ってくるか具体的に落とし込む
・テストケースの段階でKPIを発見するところまでやる
・「型」は将来より早く成長するための基礎体力
・他者に壊されるくらいなら、自分で壊しにいく
●今後やること
・撤退のハードルも決める
・誰からどのお金を持ってくるかまで具体