松村一男のレビュー一覧

  • 世界神話事典 創世神話と英雄伝説

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ神話本の中で一番面白かった。神話って嘘なんだけど、その国の世界観とかが色濃く出てるから事実しか書かれてないガイドブックとかよりその国について知れる気がする。色々な国がこの1冊に入ってるから比較しやすいのも面白い。

    0
    2023年03月07日
  • はじめてのギリシア神話

    Posted by ブクログ

    ギリシア神話を日本神話中心に各国の神話と比較しながら紹介していく形の本でした。
    キャラクターの名前は少し覚えづらいですが、読みやすくするための工夫があるため、書名のとおり「はじめて」ギリシア神話を読む方にはおすすめです。

    0
    2022年05月13日
  • 神話学入門

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    要約

    ・神話とは(とりあえずの定義)
    ①物語である
    ②特定の集団や社会にとって価値あるもの、つまり真実を語っているとされる(神聖視)
    ③作者は重要ではない
    ④成立年代は不明ーその結果できるだけ太古にできたとされる

    ・19世紀の神話学
     歴史観、進化論の影響大
    神話は過去のもの、古い人間である未開人は未だに歴史を信じる、彼らを通して古代の人間精神を分析

    ・マックス・ミュラー
     神話を比較して、最古の神話を探求(比較言語学の印欧語探求の影響)
    神話の起原は、人の天上の自然現象に対する驚き
     業績:ゼウス、ユピテル、ディヤウス、チュールは共通して「天空」を意味する。神話の起原は天体活動
     神話

    0
    2022年02月04日
  • 神話学入門

    Posted by ブクログ

    松村一男『神話学入門』。講談社学術文庫から出てるほう。19世紀以降の6人の神話学者に注目して、19世紀神話学、20世紀神話学がどういうものであるかというものを述べた学説史。それぞれの学者の原著をを読む前に背景の把握のために読んでおくとよいとすごく思う。まさに神話の学についての入門書だった。

    ちなみに対象とされているのは、19世紀神話学の中からはマックス・ミュラーとフレイザー、そしてその中間のディメジル、最後に20世紀神話学からレヴィ=ストロースとミルチャ・エリアーデとジョーゼフ・キャンベル。それぞれに時代背景や個人の背景・興味があって研究がなされていることがよくわかる。

    衝撃だったのは歴史

    0
    2020年09月26日
  • はじめてのギリシア神話

    Posted by ブクログ

    登場する神々や英雄たちの紹介はもちろん、ギリシア神話の世界的な位置づけや他の神話との共通点なども分かりやすく解説されていて面白かったです。FGOユーザーにもお勧めです。

    0
    2020年06月20日
  • この世界のはじまりの物語

    Posted by ブクログ

    世界中の人びとが、世界や自分たちを理解するために考え出した「世界のはじまり」の物語を紹介する本。
    人の考えることは大体一緒。

    0
    2017年07月22日
  • この世界のはじまりの物語

    Posted by ブクログ

    読みやすくて、内容も面白かった!手元に置いて、何度も読みたい本。
    なぜ、世界中に似たような起源の物語があるのだろう。伝わっていったのか、自然発生なのか。
    興味をかきたてられた。

    0
    2013年03月23日
  • 知っておきたい 世界と日本の神々

    購入済み

    神々の足跡

    ほぼ古今東西の神話を網羅していますが、教養の一つとして学んでおくといい
    特に創世神話は人間の考える普遍さを感じさせる。嗜みの一環として読んでみるのをおススメです

    0
    2020年04月15日
  • 世界神話事典 創世神話と英雄伝説

    Posted by ブクログ

    タイトルの通り。各神話内容を簡潔に触れているのみなので、詳細に関してはそれぞれの専門書を読むのが良いかも。でも、入門として様々な神話に触れること、ちょっとした記述を確認するのみならかなり有用な事典。巻末に索引もあるのでありがたい。

    0
    2019年11月27日
  • はじめてのギリシア神話

    Posted by ブクログ

    ギリシア神話の世界観や背景の意図、世界各地の神話との比較。そして現在、神話はどう息づいているか。
    そういったことがコンパクトにまとめられており、入門書として非常にとっつきやすい。
    それにしてもギリシア神話、ダイナミックである。

    0
    2019年08月21日
  • 世界神話事典 創世神話と英雄伝説

    Posted by ブクログ

    世界に散らばる神話内容をそれぞれ分類毎に纏めている。

    ・人類の起源
    ・洪水神話
    ・死の起源
    ・火の起源
    ・作物の起源
    ・女性
    ・トリックスター・文化英雄
    ・英雄
    ・王権の起源
    ・異郷訪問
    ・異類婚
    ・天体

    「世界神話事典 世界の神々の誕生」と合わせて読むとなお良し。

    0
    2013年09月05日
  • この世界のはじまりの物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大学時代に古事記と聖書を齧ってきたのでこういう話に興味。世界中至る所に伝わる様々な『はじまり』の物語。ちょいちょい筆者の推測を含んだ茶々が紛れていて好き。

    0
    2012年07月02日
  • この世界のはじまりの物語

    Posted by ブクログ

    いろいろな神話の、世界の始まりを集めた本。
    この世界がどうやってできたのか。
    昔の人の想像力はやはりすごい。
    こうして一冊にまとめてみると、思っていたより似通った始まり方が多くて、その類似点を見つけるのもまた面白い。
    神話だけでなく、歴史にも興味を持つきっかけになってくれそうな一冊。

    0
    2011年11月21日
  • この世界のはじまりの物語

    Posted by ブクログ

    巨人の死体が大地になりました、と大地は神様が産みました、はなんとなく実感できるんだが水底の土を潜って拾ってきてそれを大地に、とか世界は卵から生まれてきたんだ、は実感しにくいな~。

    軽く読めて楽しかった。

    0
    2011年04月16日
  • 比較神話学

    Posted by ブクログ

    個人的に、神話類型と言うテーマが好きなので、楽しめるところが多かった。異なる文化の人類が何故共通の神話モチーフを持ち得るのか、と言う観点では自然現象を擬人化する事が、一つの原因で有ることも確かに多かろうと思われる。金枝篇にもある死と再生の物語を自然現象に当てはめるのは、どんな人間でも共通に持ちうる素朴な心理かも知れない。万物の黎明を読んだ後では、人間は昔から単純でも未開でもなく、豊かな想像力を持ち物語を紡ぐ存在なのだと言う思いを強くする記述もあった。
    一方で、解説にある通り、言語的な類似を強調し過ぎているきらいもあり、また専門家でない人には単語の細かい比較が理解し辛く、全面的に納得出来るとは言

    0
    2025年04月20日
  • はじめてのギリシア神話

    Posted by ブクログ

    93
    ・人間の光と闇を神に例えて物語として伝えている。
    ・女性の登場人物は、否定から肯定、破壊から建設へと可変していくことが多い。(味方につければ頼もしく、敵に回すと恐ろしい)
    ・権力闘争が繰り返し行われることで進化していく。

    0
    2019年12月15日
  • この世界のはじまりの物語

    Posted by ブクログ

    世界のはじまり、人間の始まり、火の始まり、食物の始まり…。
    地域や生活によって似ていたり異なったりする様々な神話を紹介。
    読みやすく、入門書としてよいと思う。

    0
    2015年03月15日
  • 世界神話事典 世界の神々の誕生

    Posted by ブクログ

    世界に散らばる神話を纏めた一冊。
    各神話の入門や比較には丁度良い。

    「世界神話事典 創生神話と英雄伝説」と合わせて読むとなお良し。

    0
    2013年09月05日
  • この世界のはじまりの物語

    Posted by ブクログ

    学術的な解説に走り過ぎずにハードル低く書いてあって読みやすかった。

    比較神話学とはなんぞや、という入門書にもってこいで、以前から知りたかった地理的に遠く離れた世界中の神話になぜ共通点が多いのかの一端が理解できた。

    以下、世界各地にみられる神話の共通パターン

    世界巨人型神話
    潜水型神話
    宇宙卵型神話

    粘土から人が作られる
    洪水によって古い人類が滅び選ばれた生き残りが新しい人類を作る

    火や食物は元来、女性の身体の中にあった
    火を策略によって盗み出す

    0
    2013年04月11日