板谷敏彦のレビュー一覧

  • 国家の命運は金融にあり 高橋是清の生涯 下

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    下巻は是清の物語というよりも、是清を出汁に、昭和史と大蔵省史を講釈している。興味深いが金融政策史として解釈が妥当なのかどうかはよく分からない。史実としては、弱いので小説にしたのだろう。あくまでも小説。文量のは多いので時間がかかるが、よく分かる書き方ですらすら読めます。

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    2024年11月24日
  • 日本人のための第一次世界大戦史

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    細かく記載されていて網羅的に学ぶには良いが軽く読もうと思うと前提の知識がなく、読み進みませんでした。
    また数ヶ月後に改めて読みたいと思います。

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    2023年05月07日
  • 金融の世界史―バブルと戦争と株式市場―

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    ネタバレ

    金融の世界史と題してあるだけあって、世界の有史以来からの貨幣の成り立ちから市場の構築まで、幅広い分野の話が網羅されています。
    抑えてる範囲が広いだけあって、各分野の詳細は省き気味なのは仕方ないです。

    ただし著者の貨幣観が商品貨幣論なので、著書内での金融史の説明がどこまで正しいのかは怪しいところ。

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    2022年06月12日
  • 金融の世界史―バブルと戦争と株式市場―

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    金融とは金の融通であり、余剰や信用、借金が社会を大きく動かしてきた歴史がおもしろい。ランダムウォーク理論の時代背景や考察はとても参考になった。

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    2020年06月25日
  • 金融の世界史―バブルと戦争と株式市場―

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    粘土板が貨幣の代わりであった時代から、リーマンショックまで、金融という人の欲望渦巻く歴史の話。時系列で整理してあり、一つ一つの話は理解できたように思うが、全体としての流れはイマイチピンとこなかった。何らかの価値判断のもとに、筋道立てて書かれている方が、個人的には理解しやすい。通史を書こうとすると、どうしても羅列的になってしまうのだろうか。となると、一つ一つのエピソードやそれに対する考察が見どころだが、笑ったり深く頷くような感動が、あまりなかった。

    学生の頃から、感覚的に投資銀行のようなお金でお金を増やす仕事が嫌だった。先物取引で、ひたすらレバレッジをかけて、仮に利益が得られたとしても、それは

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    2019年07月25日
  • 日露戦争、資金調達の戦い―高橋是清と欧米バンカーたち―

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    戦争するのにも先立つ金がいる。
    国家同士が素手で殴りあうわけではないので当たり前な話なのだが、得てして忘れがちな事実、もしくは不当に無視されている視点ともいえます。
    日露戦争の勝利は、まさに薄氷の勝利であり、勝利の影の立役者は困難とされた資金調達を可能にした2人の優秀な人材がいたからという内容は、知的興奮を味わえます。
    昔の戦争は、勝てば超大国同士の話合いで賠償金や植民地がもらえ、戦争自体が国威発揚のビジネスそのものだったことが再確認できます。
    現在では、経済戦争が主流ですが、いざとなれば軍事介入や開戦も辞さないわけで、そのためにもお金(国力や富)が不可欠です。
    では、経済力の弱い国は大国の言

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    2019年02月01日
  • 金融の世界史―バブルと戦争と株式市場―

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    ちまたに溢れる『○○の世界史本』と同様、金融についての本質を探るための世界史の探訪ではなく、
    金融について筆者の知っている歴史を語る本ではあるのだが、
    雑学に逃げず、世界の金融の中心地の変遷と金融技術の発展に的が絞られており読みやすい。

    ・貨幣より先に誕生したメソポタミアの金利
    ・ギリシャの貨幣、両替商、オプション取引
    ・法社会ローマにおける財産権の確立
    ・キリスト教、イスラム教に忌避される金融業
    ・イタリア都市国家で発達する会計技術と銀行業務
    ・大航海時代と株式投資
    ・アムステルダムにて誕生したオランダ東インド会社と証券取引所
    ・ロンドンでの国債と保険の始まり
    ・初めてのバブルと恐慌
    ・ア

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    2018年11月11日
  • 金融の世界史―バブルと戦争と株式市場―

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    雑誌連載を本にまとめたもの。前著ほどのインパクトはないが気軽に読める

    銀行による信用創造の起源として「ゴールドスミス説」。金匠は貴金属を預かって預り証を発行する。そのうち預り証が流通しだす。すると必ずしもゴールドを引き出さなくなるので、金匠は預かった以上のゴールドを貸し出すことができるようになる。貸したゴールドもまたすぐに金匠に預けられる

    新大陸からの銀でスペインでは1世紀のあいだに物価が4倍にもなる。価格革命。インフレは地代収入により安定していた領主層や下層の民衆の生活を脅かす一方で、商工業の発展を促した。

    イギリスが重商主義にはしって金銀の海外流出を規制したのでアメリカはポンド不足に

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    2018年11月05日
  • 金融の世界史―バブルと戦争と株式市場―

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    金融の通史と言えるかどうかはともかく、貨幣、有価証券、デリバティブズ、簿記、為替など、およそ金融に関する古今東西の歴史的エピソードがてんこ盛り。時系列順に並んでいて、一話一話も短く、読みやすい。

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    2017年11月18日
  • 金融の世界史―バブルと戦争と株式市場―

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    金融の歴史を概観。全体の流れがあるというよりは細かいトピックに分けているので気楽に読める。金融関係者であればどこかで聞いたことのある話でサクサク進む。

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    2017年05月05日
  • 金融の世界史―バブルと戦争と株式市場―

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    世界史の中で金融に関する話を抜き出した本。

    前半はお金の成り立ちから始まって中世、近代と流れる中で大きな出来事を取り上げてる内容。
    中盤で戦争と絡む部分は日本に関する話が多くなり、一般的な話と違った世界観を感じ、また、戦争と金融の密接な関係が描かれている。
    最終章は投資理論の展開となっており、複雑怪奇になった現代の金融の理論的背景の解説となっている。

    雑誌に連載、寄稿したものを基にしてるので、全体的に小話の集まりといった印象。
    小話として容量が膨らまない話は取り上げられていないようで前半部分は金融の世界史と言うには物足りないが、副題にもある通り戦争と株式市場を巡る話はかなり具体的に書かれて

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    2017年03月31日
  • 金融の世界史―バブルと戦争と株式市場―

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    金融とは何か。デフレ、インフレ、バブルが繰り返される。人間の欲が生んだ悪弊か、叡智の営みか。金融を考えるきっかけになる。

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    2017年02月26日
  • 日露戦争、資金調達の戦い―高橋是清と欧米バンカーたち―

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    日露戦争の資金調達に関して、初めて知ることができた。
    高橋是清の活躍を恥ずかしながら知りもしなかった。
    戦争には莫大な資金が必要で、その資金は自国では、
    全くと言っていいほどにまかないきれない。
    そこで、サポートしたのが、他国ではなく、一個人であるから驚きであった。
    歴史を学ぶごとに日本人の偉人を知ることができる。
    また、外交に魅力を感じるのであった。

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    2015年08月13日
  • 日露戦争、資金調達の戦い―高橋是清と欧米バンカーたち―

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    日露戦争を金融の観点からみた本。

    著者が業界の人なので、マーケット関連のとこは良く書かれてた。
    ただ、歴史家ではないので、内容がどこまで正しいのかわからないけど。

    ファイナンスの帰趨が戦争の勝敗を左右するが、戦況の方もファイナンスの是非を変えるので、複雑だなと思った。

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    2013年03月16日