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日本人はこの戦争の重要性を知らなさすぎる――。欧米では”The Great War” と称される第一次世界大戦。その実態を紐解くと、覇権国と新興国の鍔迫り合い、急速な技術革新とグローバリゼーションの進展など 、WW1開戦前夜と現代との共通点が驚くほどに見えてくる。旧来の研究の枠を超え、政治・経済・軍事・金融・メディア・テクノロジーなど幅広い観点から、戦争の背景・内実・影響を読み解く、日本人のための入門書。
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Posted by ブクログ
Podcast番組「コテンラジオ」、第一次世界大戦回で紹介されていたので購入した。 わかりやすく丁寧に書かれているとの話だったが、元々歴史が大の苦手で基礎知識のない私は何ヶ月もかけて読むことになった。けれどどうにか読み終えたし、内容もわずかだろうが吸収できたと思うので、やっぱりわかりやすく丁寧な本だ...続きを読むったと思う。 兵器、流通、金融など様々な視点から戦争の流れと長期化の理由が説明されていて非常に興味深かった。特に流通に関して、兵士や糧食の移動を考えれば当然大きな課題になるはずではあるが、その視点が全くなかったのでとても新鮮に思った。それにそれぞれの指導者の意見がこんなにも大勢に影響するのだなと。 平和教育では第二次世界大戦だけを学び、原爆の恐ろしさだけを教えられた。歴史の授業は近代史をほとんどやらなかった世代だ。細かな状況や流れをこの本で知って、漠然と思い描いていた「戦争」がリアリティを持った気がする。 とても勉強になった。難しいだろうが、悲惨な戦争がこの世からなくなってほしい。釈迦に説法かもしれないけど、政治家には歴史を勉強してほしいなと思った。
2022/12/23 読み終わった コテンラジオの第一次世界大戦回で紹介されていた本。概要がいちばんわかりやすいのがこの本だと言うことで。 ラジオ内で言及があった、「日本人にとって第一次大戦は馴染みがない」というくだりが印象に残っていた。確かにフラットに考えて、日本人にとって先の戦争といえば太平...続きを読む洋戦争だし、第二次大戦だと思う。どの国とどの国が戦ってどこが勝ったのか、も知らない人が多いのではないか、と。(自分は三国同盟三国協商ベルサイユ条約くらいは知っていたが、それ以上ではなかった。)ところが、ヨーロッパ人にとってはThe Warは第一次大戦だし、そちらの方がインパクトがあったとのこと。 この本は、その辺りの日本人との認識の違いから始まって、どうして第一次大戦があの時期に始まったのか、どうしてインパクトがあったのか、どうしてそれまでと桁違いの人数が死んだのか、に答えてくれる。さらには答え方も政治的、技術的、思想的バックグラウンドからと多面的で示唆に富んでいる。 内容はコテンラジオと重なっている部分が多い。ラジオで十分と感じる方もいるかも。ただし自分としては、ラジオで知ったからこっちは読まなくていいってことはなくて、自分の知識や認識を強固にする上で耳と目の両方を使えるのはありがたかった。
とても勉強になりました。 序盤にも記載があった通り、日本人にとってあまり学ぶ機会も少ない第一次世界大戦ですが、人類にとって大きな転換点だったのだと感じました。 技術の発展と国民国家の熟成が背景にあるのはなんとなく認識していたのですが、未熟な世界が泥沼な大戦に突っ込んでいったという認識がめちゃくちゃ変...続きを読むわりました。 直近は悲惨な記憶が残るのでしょうが、過去を都合よく解釈したり、客観的に判断できなかったり、メディアに煽られたりなどはいくら時代が進んでも起こりうると思います。第二次世界大戦との間隔の短さが恐ろしいです。現代の状況に重なる部分が大きいだけに恐ろしく感じます。 勝っても負けても悲惨な目に遭うのだと、泥沼の大戦を読み通して再認識できたのはとても大きかったです。情報の密度がすごいので読むのに時間がかかりましたが、それだけの価値はあると思います。
政治、経済、法律といったさまざまな観点から、各国の挙動を俯瞰しながら読めました。現代社会に直接的に当てはめることはできないですが、重なる点、似てる点など、心に刺さる感覚がありました。あれだけの世界大戦だった、日本もどのように関わり、参戦したのか、私たちはあまりに知らなすぎた、と思わずにいられなかった...続きを読むです。
確かに第一次世界大戦のことはよく知らない。 開戦前のオーストリア=ハンガリー(ハプスブルク)の状況とか、全然知らなかった。 19世紀後半の技術革新とヨーロッパ情勢から書き起こして大戦までを一冊にまとめた本書は有意義ですね。 第一次大戦のことを同時代人がどこまで把握していたかは不明だが、「総力戦」の...続きを読む意味を皆が知っていれば、第二次世界大戦以降の歴史はだいぶ違っていただろうな。
科学技術、兵器、外交、参考となる映画まで詳細に述べられた大作と言ってもいい作品。 日本は勝者だった程度の第一次世界大戦への浅い知識が、第二次世界大戦での敗戦への道の途上であったのだと新しい視点が身に付く。 第二次世界大戦の敗戦を知る読者にとって、ノンフィクション作品なのに、じわじわと二度目の開戦...続きを読むの恐怖へ近づくホラー映画のような作品でもある。 著者の専門分野である金融面からのアプローチもあり、ありきたりな歴史家の作品とも一線を画す。
金融・物流・通信・エネルギーそして軍事のさまざまな技術革新を背景に、戦争へ至る道を描く。 タイトルの通り、日本史との絡みを頻繁に挟むのが面白い。また著者の趣味なのか、関連する映画の紹介がきわめて充実している。 ドイツが対米債務を完済したのが2013年。他国への支払は2020年現在で続いているという...続きを読む。 WW1は単にWW2の布石になっただけではない。まだ終わっていない。
我々日本人にとって戦争と言えば第二次世界大戦のことを言うに等しいが、ヨーロッパでは第一次世界大戦の方がポピュラーだというのは初めて知った。戦前戦後の話もまとめて、よくぞ文庫本にまとめていただいた。
あらすじに政治・経済・軍事・金融・メディア・テクノロジーなど幅広い観点から、戦争の背景・内実・影響を読み解く、日本人のための入門書、とあるがまさに。特にテクノロジーのとこを時間軸を合わせて並べられると戦争の功罪を改めて考えさせられる。
COTEN RADIOの第一次世界大戦編がめちゃくちゃ面白くて好きなんだが、そこで超オススメされていた本がこちら。 なかなか硬派な見た目。 中身も硬派。 日本人にとっては馴染みの薄い第一次世界大戦。 本書はそこに至る前からの時系列で、各国の政治、経済、軍事、メディア、テクノロジーなど、幅広い観点...続きを読むから網羅的に描き出し、この戦争の背景、内実、影響を読み解いている。 全然関係ないけど、こういう内容だと語尾が、〜だ。とか、〜である。とかが多い気がするんだが、全てをですますで締める文章が印象的だった。 それにしても本当にめちゃくちゃ学びが多い1冊。 特に大戦に向かって進んでいくテクノロジーや各国の思惑、動き…。 渦中にいたら絶対に見えないであろう、史上最大規模の戦争に至る構造がよく理解できる。 でもマジで今まで全然知らなかった情報が多くて、初読ではうまくまとまらないな。COTEN RADIO聴いてなかったら理解も難しかっただろう。 今回1番印象に残ったのは、言い出しっぺのアメリカが国際連盟に加入しなかった理由。 そう言えばその事実は知っていたけど、なぜなのかを知らなかった。 民族自決が叫ばれたり、国民国家で国の意思が統一されているように見えても、国家はやはり個々人の集まりであり一枚岩ではないということ。これは当たり前だけと連盟に加入しなかったアメリカだけに言える話ではないというのを改めて感じた。 この戦争が、今現在にも継続的に影響があるのは勿論、はるか昔の世界歴史はダイレクトに今に繋がっているということを思い出させる良書。 面白かった!
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日本人のための第一次世界大戦史
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板谷敏彦
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