高山真のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ男性同士の恋愛を通した愛をテーマにした作品。
感想を文字にするのは難しい作品
愛を与える・受け取る側で描かれており、どちらも極端だと心に負担を感じてしまうのだなと思い、個人的に少し共感する部分もありました。
恋愛以外にも家族愛にも触れていて、主要な人物は肉親を早くに亡くしており、関係性は複雑ですが、故人に対して違うように見えて、皆同じ後悔や感謝や責任などの複合した感情を思いやっているのが印象的でした。
与える・受け取るを昇華させ共有できるようになると、お互いの負担が少ないのではないかと気が付くきっかけになりました。
言葉の奥にある、愛情や優しさ感謝や後悔などの気持ちがたくさん感じられじーんとしました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ登場人物がストーリーの中で死を迎える話はつい警戒してしまう。本作では、同性の恋人である龍太と、その母が亡くなる。どうしたってドラマチックになりやすいので、安易なのでは?と思ってしまう。
ただこれは現実に起こったことを小説にしたものということなので、となれば事実はこれより奇なるストーリーなのかもしれない。
この小説を読む時同性愛者の恋愛という視点を忘れてはいけないと思う。
途中、龍太のただの仕事相手として葬儀に出なければならない場面などはその際たるもので、関係性が親族に歓迎されていれば身内に近い扱いをされる交際相手も、カミングアウトをしていない場合必要以上に悲しむことすらできない。厳密には、できる、できないを事前に双方確認しておければよいのだけれど、死んでしまったらそうもいかない。怪しまれることを亡き人が望まない可能性があるなら、押し殺すしかない。あと、ここには「よほどのことでない限り男が涙を流して悲しむなんて」という規範も関係する。
今回は、龍太の母に理解があったからよかったけれど、たいていは怪しまれる。友人には友人の、仕事相手には仕事相手にふさわしい悲しみ方がある。そんなのも本来自由なはずだが、知らず知らずのうちにそういった「様式」に縛られて生きている。
こういった同性愛をテーマにした本で、これは同性愛なんて関係ないただただ愛だとか言われたりすることがあるけれど、とんでもない話で、多様性はその昔からずっとあるのに、それにまつわる社会のまなざしは全然多様じゃないことがよくわかるエピソードだと思う。文庫の初版が2022年と思えば、当人たちがよければそれでよし、の社会ではまだまだない。 -
Posted by ブクログ
ジャンプは元より、羽生結弦を語る上で決して外せないトランジションについてとても詳しく書かれている。
ファンが彼の演技を言葉で評したがるのは、裏打ちされた技術力とそれに呼応した音楽性に魅入られているからなんだろう。スケートを知れば知るほどその凄さが分かるから。
本書は様々な選手を評していて、全フィギュアスケーターへの敬意が伝わる。その中でも特筆されている選手が私の好きな選手たち(伊藤みどり、浅田真央)であることがとても嬉しかった笑。
2014年GPシリーズ中国杯での事故の見解も同意見だった。
自分には出来ない、幼い頃から一つのことに全力で打ち込んできて、それを演技という形で昇華するフィギュアスケーター。私たちは、その姿を見ているだけで心を打たれるのだ。